今回はジャンプ+に隔週日曜日に連載がされている『おかえり水平線』のご紹介となります。
連載が開始したのは2025年3月23日からですが、1話見て面白くなりそうな気がすると思い記事を書く気満々でいました。
ただ、1話だけで紹介するのはと思いとりあえず4話まででたので紹介です。

出典:ジャンプ+
あらすじ
主人公の柿内遼馬は祖父の勝臣とともに二人で海辺の町の銭湯の「柿の湯」を経営し、その手伝いをしていた。ある日、そこに同い年の柴崎玲臣が人探しで尋ねてくる。「この人ここにいない?」といいながら彼が差し出してきたスマホの写真をみると、そこに映っていたのは遼馬の父親の龍臣であった。玲臣に自分の父親との関係を尋ねると、「オレの父親だ」と。父親に会わせてほしいという玲臣であるが、遼馬は「すまん、会わせられへん」というしかなかった。なぜなら既に龍臣はもうこの世を去っていたのである。文句をいう相手を失った玲臣と突然の異母兄弟が現れた遼馬は途方に暮れてしまう。そこに祖父が現れこんばんは泊まっていくことを提案する。
その夜祖父の提案で遼馬と玲臣は二人でお風呂に入ることになり、玲臣には母親もいないことが判明してしまう。両親ともに不在であり、頼れる親戚もいない中、翌日玲臣は携帯の番号を渡して柿の湯を後にする。しかし、その番号は全くのでたらめな番号で・・・。

出典:「おかえり水平線」第一話

出典:「おかえり水平線」第一話
タイトルの意味
まだタイトルの意味は明確にはわかりませんが、いくつかの可能性があるかなと思います。
最も有力と思われるのは(当社調べ)、柿の湯では小窓を開けるとすぐ近くの海を見ることができます。
この風景は父親の龍臣も気に入っていた風景。
海がみえるということは勿論水平線もみえるわけで、「おかえり」は玲臣が柿の湯にきたことを指すと考えれば「我が家にお帰り」という意味でのタイトルと思われます。

出典:「おかえり水平線」第一話
登場人物
柿内遼馬
本作の主人公。田舎町の銭湯が実家で祖父との二人暮らしをしている。父親はすでに亡くなっているが母親の存在は4話までで明かされていないが、逃げられてしまったよう。基本的には男気のありそうな性格であるがちょっと(?)ずれていて抜けており、やや自意識過剰のよう。基本は祖父のお手伝いで銭湯で働いているためあまりクラスメートと交流関係はなし。

出典:「おかえり水平線」第一話
柴崎玲臣
遼馬と異母兄弟。母親は蒸発してしまっており、父親を頼って柿の湯に。しかしすでに父親は亡くなっていることをしる。柿の湯をあとにするも他に頼れる身内もなく途方に暮れてしまう。性格は遼馬とは真逆でコミュ力が高くノリがいいが、それは周りに合わせて取り繕っている部分が多そう。

出典:「おかえり水平線」第一話
秋野
遼馬のクラスメイトで隣の席。クラスでは真面目で暗いタイプ。家の給湯器が壊れたため遼馬の働く銭湯へ。私服姿は全く違っている。母親との二人暮らしであり父親のことは明記されていない。

出典:「おかえり水平線」第三話

出典:「おかえり水平線」第三話
個人的感想と見どころ
ここからは盛大にネタバレがあるためまだ読んでない人は注意してください。
一話目のインパクトが強い
まず最初の1P目はサムネからもわかるような銭湯の話なんだなと思わせるページですが、2ページ目でいきなり「親父の隠し子がやってきた」という衝撃的なもの。
いったいどんな父親なんだよ、と思ったのも束の間、回想では普通そうな父親であり、かつ既に死んでいるという衝撃的な展開ではじまりました。

出典:「おかえり水平線」第一話
変人だが男前発言多い主人公
主人公の遼馬は本当に変人。
その代表的なこととしては体育のストレッチの時に積極的に体育教師とペアを組んでいるところ。理由が右のようなものに。
いや、普通はそうはならん。
得体のしれん奴ってクラスメイトやんけ。
かと思えば度々男前な発言もありただの変人ではない!
同居し始めた玲臣に対しての発言や、第四話での秋野に対する発言等、なかなかに言えないようなことをサラッといえるのがやはり主人公という印象。
これからも人を想う優しく男前な発言に期待。

出典:「おかえり水平線」第二話

出典:「おかえり水平線」第二話
いい人過ぎなおじいちゃん
祖父勝臣は玲臣が訪ねてきた後に柿内家への居候の準備をあっという間にすすめてしまいました。
ヒトの為に全力で協力ができる良い人オブ良い人。しかも遼馬のことを何が白にするわけでもなく、最終的には遼馬に決めさせるという気遣いも兼ね備えていて素敵です。
疑問なのは突然現れた割に玲臣のことをあっさり受け入れている感もあります 。もしかして元々何か知っていたのかもしれません。
2度あることは3度ある?
隠し子として現れた玲臣と嫡流の遼馬。2度というか、2人は父龍臣の子供。
ところで秋野さんも父親がいない設定のようですが、もしかして。
いや、そんなことはないと信じたいが、後々に秋野と遼馬も異母兄弟だったという展開がきたら・・・。龍臣・・・。
さいごに
今回は『おかえり水平線』をおすすめさせていただきました。
結構面白くしてくれそうな気がするので推したい作品です!
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