『ランナーランナー』のすすめ

今回は2013年のアメリカ映画である「ランナーランナー」についてのおすすめ記事になります。

オンラインギャンブルのイカサマを見破った主人公が胴元に会いに行くお話になります。

あらすじ

ウォール街で働いていたリッチーは、リーマンショックの影響で失業し再就職をするためにプリンストン大学で修士号を取るために学業に励みます。しかし、前職の収入が高収入であったたため奨学金が得られず、学費を稼ぐためにオンラインカジノのアフィリエイトをおこなっていました。しかし、それを学長にばれ、紹介業をやめなければ退学になることに。お金がなかったリッチーはオンラインカジノで学費を稼ごうとします。しかし、相手の勝率からカジノサイトに不信感を抱き調査をします。結果、通常の勝率を著しく超えることがわかり、その確率は宝くじに4回当たるほどの確立でした。

リッチーは胴元にこの事実を伝えに単身コスタリカに移動しサイトのオーナーでありカジノ王でもあるブロックに直談判に行きました。不正はプログラマーがシステムに仕掛けた不正行為により行われたことが説明され、リッチーはその才能や世間にイカサマを公表しなかったことが評価され破格の雇用条件でカジノ運営に誘われるのでした。

タイトルの意味

タイトルの「ランナーランナー」とはもともとはポーカーの用語です。

後2枚自分にいいカードが開くと強い役が完成する状態のことを指します。

強い役が完成すればその勝負に勝てることになります。

今回のタイトルでいえば人生逆転できる状態になれるという意味合いがあると思われます。

それが何なのか、どのカードなのかはネタバレになってしまうので割愛しますが。

キャスト

リッチー役:ジャスティン・ティンバーレイク

かれの出演作や功績などは過去の記事に記載しているので今回は割愛。

下のリンクから見てみてください。

ブロック役:ベン・アフレック

幼いころより子役として活動をしており、子供番組やテレビ映画にも出演。

過去にゴールデングローブ賞の助演男優賞に2回ノミネートされているだけでなく、ゴールデングローブ賞では監督賞・脚本賞を受賞、アカデミー賞も作品賞・脚本賞を受賞するなど、俳優としてだけでなく脚本家・監督としても評価をされています。

代表作には「グッド・ウィル・ハンティング」「アルマゲドン」「ハリウッドランド」「アルゴ」などがあります。

レベッカ役:ジェマ・アータートン

演劇学校在学中にテレビ映画でデビュー。在学中に舞台デビューもしている。

2008年公開の『007 慰めの報酬』では1500人のオーディションからボンドガールとして選ばれた過去があります。

他にディズニー映画の「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」や「ヘンゼル&グレーテル」などの作品に出演をしています。

個人的感想と見どころ

ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。

ワニのシーン

ブロックのビジネスパートナーであるレベッカと仲良くなりそれをブロックに目撃された後のシーン。

意味深に深夜2時50分過ぎにメールでリッチーを呼び出します。

そしてワニさんの登場。

主人公でなければ完全に殺されるんじゃないかというようなシーン。

しかし内容は彼をとがめるわけでもなくただの次の商機の話。

わざわざこんなとこでやらなくてもと思いましたが、この後のシーンに唐突にワニを出すという感じにしないために必要だったのかも。

誘拐事件

リッチーは途中誘拐されてしまいます。

てっきりブロックと敵対している組織かなにかかと思ったらまさかのFBI。

日本でこんなこと起こしたら大問題!と思ったけど、たぶんアメリカでもダメなんじゃないかと。コスタリカだから??

プリンストン大学とラトガース大学

FBIの人が

「プリンストンは嫌いだ、俺はラトガース大出身だからな」

といっていますが、正直意味が分からなかったです。

調べるとどちらもアメリカ合衆国のニュージャージー州にある大学で、かつ1776年のアメリカ合衆国独立以前に正式な学位を授与する植民地大学として認可をうけた大学です。

プリンストン大学はプロテスタント長老派の派閥による影響が大きいようで、ラトガース大学はオランダ改革派教会の人々の支援で設立されているという点で違いがあります。

そういった宗教的な違いもありこのような発言があるのか、それとも両校のフットボールの対戦がフットボール期限といわれているようなのでそういう意味での敵対視があるのか。

どちらかというと後者かな??

シェッキーの過ち

50万人の顧客をもつ大物アフィリエイターのシェッキーとの契約をとる場面で、シェッキーの要求をのめないリッチーはあるトラップを仕掛けます。

子供の出産間近という情報を得たため、マカジキ釣りという誘いでクルーザーにご案内。そしてさらに美女を4人用意しリッチーは船から降りて「楽しんで」と一言。

どう考えてもハニートラップじゃん!

「俺は大バカ者だ」っていってるけどほんとその通り!

ちょろすぎないか?とおもってしまうのはきっと自分だけではないはず。

ただ、そのあとのリッチーの行動も、なぜその場で顧客リストを確認しないのかという疑問はあります。

再びのワニ

クロ―ニンが行方不明になったあとにブロックの手下であるウィルソンに半強制的に連れていかれた場所。

それは怪しい船着き場でした。

そしてそこにはエレーラともう一人の男が捕まって登場というシーン。

そして鶏の油を頭からかけられ手を縛られた状態でワニがでるという川に突き落とすシーンでした。

なんとかワニに食われる前に助けられるかというところでしたが、突然襲われます。まぁ何とかたすかるのですが、、、

これ殺人未遂では??

「アメリカは金融犯罪に甘い」

せいぜい懲役8カ月だろうといっていたブロックですが・・・

資金洗浄、恐喝、有線通信不正行為の他にもあんた殺人未遂しとるぞ?なんなら何人か絶対指示してるよね?と思いました。

二枚のカードとは

人生大逆転が何をさすかは、犯罪者として捕まるか、それとも無罪放免となるかでしょう。

では、そのカードは??

一つはクローニンが残した不正の証拠かと思いますが、他に2つあるように思います。

一つはレベッカの存在、もう一つは機長の存在。

ブロックの今後の行動の情報をリークしてくれたおかげで最後にブロックをはめることができています。

ただ、機長のおかげでアンティグアではなくアメリカ領土のプエルトリコに誘導してもらえているというのもまた事実。

どっちが最後の1枚かと思いましたが、リーク無くしては機長買収もできなかったからレベッカがもう一つのカードということになりますかね。

というか、てっきり機長は民間飛行機飛ばして自分が脱出するためだと思っていました。

さいごに

今回は映画「ランナーランナー」についてご紹介をさせていただきました。

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