『しのびごと』のすすめ

本・映画

今回は現在ジャンプで連載中のマンガのおすすめです。

今週で第3話まで書かれましたが面白かったので共有です。

現在3話までジャンプ+で無料で読めるのでまだ読んでいない人は是非読んでみてください!

あらすじはネタバレしないように書いて、それ以降はネタバレをかくことが多いのですが、第3話までで特にネタバレ要素はなさそうなので最後までお読みいただければ幸いです。そのあとぜひ本誌を読んでください。

あらすじ

「公安警察忍部隊」に所属するコードネーム『ヨダカ』。彼は凄腕の忍であるが、それと同時に極度のコミュ障でもあった。次なる任務のため高校に潜入し護衛の任につくことに。しかし、その護衛の対象は女子高生の向日アオイ。護衛対象には完全秘匿でのミッションであり、さらには同年代の忍者も参加。彼らと協力して護衛の任務をこなしていくことに。

作者は?

原作と作画で別れていますが、お二人とも前作は「アメノフル」というマンガを週刊少年ジャンプで連載されていました。

原作:たけぐし一本先生

作画:みたらし三大先生

原作のたけぐし一本先生は「アメノフル」以外のおもな作品としては読み切りで「パセリ農家が最強なら、つまり最強の野菜はパセリ」「俺だけが知らないこと!」という作品をやはりみたらし三大先生と書かれています。

一方でみたらし三大先生も連載は「しのびごと」と「アメノフル」で、読み切りを何本か書かれています。

登場人物の紹介

野月ユウ:コードネーム ヨダカ

今作の主人公。

極度の人見知りであるが、忍者としての腕前は一流。同世代最強。

護衛対象と仲良くならなければいけないはずなのに、一話目で護衛対象から「友達になろうよ」と言われたが、なぜか「ちょっと…考えさせてください…」と保留にするほどの人見知り。

向日(むかい)アオイ

本作のヒロイン。

護衛対象でありなぜか命を狙われているが、現時点では理由は不明。

極度のドジというよりも運に見放されたかのような存在。

幼い頃より護衛されてきたが、それに対して違和感を得ているのみ。

9号(オペさん)

ヨダカの担当オペレーター。

ヨダカに指令を出す。普段の掛け合いでは基本突っ込み役。

藤宮カナ:コードネーム ヒバリ

公安警察忍部隊の一員。

ヨダカとともに高校に潜入し、向日アオイを守りつつ護衛のために親友になることがミッション。

内海タキ:コードネーム ウミネコ

公安警察忍部隊の一員

ヨダカとともに高校に潜入し、向日アオイを守りつつ護衛のために親友・恋人になることがミッション。

個人的感想と見どころ

ここからは多少のネタバレを含んでおりますが気にせず読んでください。

絵のきれいさ

「しのびごと」の良さはストーリーが面白いということだけでなく、その絵のきれいさもあります。

マンガ家だから絵がうまいのはある程度当たり前かもしれませんが、背景の書き込みや顔の書き方がうまいなぁと思います。

特に真剣な場面などでの顔の影のつけ方や眼の鋭さは特にすごいと思います。

同じコマの一人の顔の影の付き方にもさらに濃淡を出すなどしています。シリアスな場面で顔に影を、さらに本来の光が当たるところは暗いながらも明るめに、陰になるところには濃い目の暗さを出すといった感じです。

引用:「しのびごと」第3話より

眼の鋭さも日常を描いている時と仕事の時の眼ではかなりの差があります。

ヨダカのキャラ

人見知りで能力値が高いというキャラですが、直近の作品だと「悪祓士のキヨシくん」と被るところがありますが、まぁそんなこと言ったらマンガが書けなくなってしまうのでそれくらいの被りはいいんじゃないかなと思います。

ヨダカは人見知りの上に結構ネガティブ発想というところが少し違う点でしょうか。

敵にお金で買収を持ち掛けられ、「お金じゃないんですよ」と金で動くタイプではないかのようにかっこよく返したかと思ったら、理由が新しい組織で浮きたくないからという理由(まぁ冗談だと思いたいですが)。

引用:「しのびごと」第1話より

引用:「しのびごと」第1話より

ちょっとツボりました(笑)気持ちもわかる・・・。

オペさんのつっこみ

そんなヨダカのインカムからはオペレーターの9号さんからの指示が入ります。

未だ姿は現さないし、今後も表すつもりはないのかもしれませんが、彼がまたいいアクセントになります。

辛辣な突っ込みが多くていい!

モチベーションをあげてあげるわけでもなくあえて突き放すことも。

引用:「しのびごと」第2話より

一つ思うのはこの人はどこかからか監視しているのだろうかということ。絶対ヨダカの周り見えてないと無理だよねという発言も。

変わり者のヒロインと人見知りの主人公、そしてそれらに的確に突っ込む第三者という構図でテンポよく話しが進んでいく印象です。

ヒバリとウミネコの本性

第一話から登場する二人ですが、潜入護衛の任を全うすべくアオイに近づきます。まぁ近づくにあたり「良い人」を演じるのは当たり前。「良い人」感と雰囲気からエリートっぽい感じで出てきたなと思っていました。

しかし、ヒバリさんは第3話で豹変。本当に豹変!

敵が近づいたら普通の女子高生から超好戦型のヤンキーみたいな感じに。

第3話なのでテコ入れとかではなく最初から考えていたのでしょうが、違うマンガ見させられているかのような変貌ぶり。

今のところウミネコはそんな変貌ぶりを見せていませんが、オペさんとヨダカの会話から本性を隠していることはほぼ確定なので今後どのように変わるのか楽しみです。

まだ見ぬ同業者

実は第一話でヒバリとウミネコのほかにも潜入しているものがいることを9号さんから知らされています。

今後キャラを増やすときの布石として書かれているのでしょうが、正直暫くこの3人で話が回せそうです。

次はどんな鳥類の名前がつくのか楽しみ(?)ですね。

さいごに

今回はジャンプの新連載の「しのびごと」について紹介をさせていただきました。

願わくば来年の「次にくるマンガ大賞」にノミネートされたら嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました