今回は毎日(?)する洗濯について、乾かす場所を皆さんはどこにしようと考えていますか?
今回はそんな選択の乾かす場所について「こういう考え方もあるよ」という内容と我が家の場合をご紹介します。
- 洗濯物は外派だから関係ない
- そういえば考えていなかったなぁ
- 室内干しは匂いがなぁ
といった疑問や問題に答えられるような内容にしていきたいと思います。
他の家づくりの記事はこちらをご参照ください。
結論我が家の場合
いきなりうちの結論ですが、我が家は2階に洗濯機をもってきて外または2階の廊下で室内干し&未来の子供部屋で大きなものを干しています。
具体的にはまた最後の方に書かせていただきますが、何でそうしたのかを頭の片隅にいれてこの後を読んでいただければと思います。
洗濯物を乾かす場所はどこに?
洗濯物を乾かす場所としては大きく分けて3つになると思われます。
- 外干し
- 室内干し
- 乾燥機
具体的には次のような場所になります。
外干し
外干しの場合は次の3択になります。
- 庭・ウッドデッキ
- ベランダ・バルコニー
- 窓の外
平屋で建てられる場合は庭やウッドデッキに限られてしまいますが、二階建て以上の場合はベランダなども選択肢として上がります。
窓の外というのは、窓の両側の外壁に備え付けで洗濯物を干すための金具を取り付けて物干しざおを通すパターンです。ベランダのない一昔前のアパートなどによく合ったものになります。
写真のものは海外になりますがこれを自分の窓のすぐ外にその幅だけ干せると思っていただければいいかと思います。
室内干し
室内干しの場合はいくつか選択肢が生まれます。
- ランドリールーム
- サンルーム
- 廊下
- 空き部屋
- リビング
ランドリールームはその名の通り洗濯のための部屋になります。主にお風呂(脱衣所)の近くに洗濯機とともに設置されることが多いです。
サンルームは洗濯物を干す目的というよりは日の当たるスペースを作り、その機能の一つとして洗濯物を干すというのがある感じになります。普段は日向ぼっこや、庭を見ながらおしゃれにティータイム、そして子供の遊び場としてという使い方もできます。
廊下の場合はあらかじめ天井から吊り下げられるように専用のパーツを埋め込んで作ることが多いです。
もちろん後からもつけることができますが、先に作っておくほうが良いと思います。
施工中の写真になりますが、こちらは行き止まり(正確には二世帯住宅で隣につながるドアがあります)から撮った写真。
左側にはウォークインクローゼット、正面にはお手洗いがあり普段は行き来しない場所になります。
空き部屋やリビングに設置型の物干しを置いて洗濯物を干すこともよく見られます。
乾燥機
こちらは洗濯機と一体型のものや、乾燥機だけのものとありますが、基本的には脱衣所やランドリールームに設置されることが多いです。
それぞれのメリット・デメリット
外干し
外干しにすることで洗濯物は太陽光での除菌ができるほかに、風の力で早く洗濯物が乾くというメリットがあります。
一方で雨の日には外で干すことができなかったり、花粉症の人には花粉が舞う時期はきついのもデメリットになります。また、ごくたまに虫がついていることもあって・・・。
室内干し
室内干しの場合は気候に左右されず花粉などもつかないというメリットがあります。
しかし、室内で干すと洗濯物の匂いが気になることもあるのでしっかり対策を立てなくてはなりません。
また、廊下に干すと通行の邪魔になるというデメリットもあります。
乾燥機
天候に左右されず、生乾きの匂いもつきにくいのがメリットですが、もちろんデメリットもあります。
デメリットとしては、電気代の高騰や乾燥時の騒音があります。また、一度に大量の洗濯物を入れると乾燥に時間がかかってしまうということ。コインランドリーほどの大きさがあれば乾くのは早いかもしれませんが、家庭用ではそれほどの量を入れると数時間かかってしまうことも。
室内干しでの匂い対策は?
匂いの原因は生乾き。
また、乾く時間が長引くことで雑菌が繁殖してしまいます。
そのため、雑菌の繁殖を防ぎ、早く乾かすということがポイントとなります。
空気の循環を作る
濡れたものを乾かすと周囲の空気は湿ってしまいます。それが滞るといつまでたっても衣類は乾燥が進みません。
空気の流れを作るために窓を2箇所以上開けたり、換気口の近くで洗濯物を干すことで早く乾くことができます。
また、洗濯物を干した下に扇風機を置くことで空気の循環をさせるという手もあります。
湿度を下げる
空気の入れ替えと同様に全体の湿度を下げるという手もあります。
これはエアコンや除湿器を利用し除湿をかけることで解決をしますが、その分電気代はかかってしまいます。
干し方の工夫
早く乾かすという点でいうと風が通り抜けやすいように洗濯物同士の間隔をあけて干すということが重要になります。
どうしても室内で干す場合ははなるべく邪魔にならないように省スペースで洗濯物を干そうとすると詰まってしまいますが、かえって時間がかかり邪魔になる時間が増えてしまいます。
また、ズボン類はそのまま干すのではなく広げるようにして干したり、フード付きの衣類の場合は逆さにしたり、それ専用のハンガーを用いることで布が重ならずに早く乾くことができます。
洗濯物の素材を考える
そもそも洗濯物の素材を考慮し早く乾かすという手もあります。
速乾性の高い生地であればもちろん乾かす時間は短縮ができます。
部屋干し用洗剤を使用する
衣料用洗剤にはそもそも部屋干し用として雑菌の繁殖を防ぐようにする成分を含んだ洗剤があります。
部屋干しを多用する人はそもそも洗剤自体を室内干し用にしましょう。
お風呂の残り湯を使用しない
そもそも節水のためにお風呂のお湯を再利用して洗濯物をするという人もいるかと思います。
しかし、沸かしたてのお風呂ならともかく、多くの人が入った後に時間がたったお湯はすでに雑菌が沸いている可能性があります。
つまりそのお水で洗うと衣類に雑菌が付着し悪臭のもとになる可能性があります。
我が家の場合
我が家の場合は外干しもしつつ基本は部屋干しとなっています。
特に春先などの花粉が飛ぶ時期や雨の日は外では干しません。
また、うちは2階に洗濯機を設置したため2階の廊下を使用して干すことにしました。
画像でいうと「物干金物」と書かれた部分が天井から吊り下げることができるバーを取り付けられる場所になります。真ん中にある「デシカント換気-2」というところにスライドドアがありますが、そこから下が我が家の陣地に、上が2世帯住宅なので親の陣地になります。
『室内干し』の項であげた写真は親の方になりますが、広いスペースとして洗濯物が密集しないようにしています。
また、自分の方では廊下自体を他の廊下と比べて広くしているのがわかるでしょうか。約1.5倍の幅になっています。
比較しやすいように室内干し用の廊下と普通の廊下を写真にしてみました。
廊下幅を広げたことでまず2列の物干し竿がおけるようになりました。
また、向かって右側を干していても、自分のウォークインクローゼットへの道は確保できるので通行の邪魔にもなりませんし、そもそもが普段は行き止まりになるところを選んでいるので大きく邪魔になることもありません。(ちなみに廊下に置いてある物干竿は外干しする時用のものになります。)
そして干したものは自分の物はウォークインクローゼット内に1歩でしまうことができ便利です。
十分な量を干せることで、間隔が詰まることなく干すことが可能になっており、換気システムで除湿設定にしているため室内干しによる匂いもそこまで感じません。
さいごに
今回は洗濯物を干す場所として様々な場所を書かせていただきました。
ほぼ毎日する洗濯物干なのでよく考えて間取りを組むことをお勧めします。
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