子供の教育費の平均は?文部科学省のデータから計算する費用

生まれてすぐに保育園に預けるというのも稀ではなくなっている昨今、0歳から22歳の4年生大学を卒業するまでにかかる教育費はどの程度かかるのでしょう。

今回は幼稚園から高校までのデータは文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」を引用しています。大学のデータは日本学生支援機構の「令和4年度学生生活調査結果」から引用しています。元データや調査の概要が気になる方はリンクから飛んでみてください。(日本学生支援機構のPDFは直接リンクが張れなかったため、その一個手前のリンクになります。リンク先下部の【全体版】から確認ください。)

いきなり結論

まずはいきなりの結論からになります。それぞれのデータを引用させていただきます。

幼稚園から高校の学校別学習費総額の推移がこちらになります。

続いて大学での学費です。生活費もついているので一緒に掲載します。

それぞれ年間の学費となるため、これをすべて足すと次のようになります。(大学は4年生のものとしています。)

全て公立の場合:816万484円

全て私立の場合:2363万3212円

これはあくまで平均であり多少前後はすると思います。おおよそ800万から2400万円が学習費だけで飛んでいきます。

子供にかかる費用となるとさらにここに毎日の食費や衣類代、習い事などがはいっていきますが今回はあくまでも学習費だけに限っています。

幼稚園の学校教育費

公立幼稚園と私立幼稚園を比較すると、学校教育費は2倍の量になっています。

しかし、公立幼稚園では「入学金」「授業料」「学校納付金等」を併せても全体の25%の額にも満たないところを、私立幼稚園では約45%と割合が高くなっています。なんならその3つで公立分の学校教育費と同等になっています。

また、学校外活動費については体験活動や芸術文化活動、スポーツやレクリエーション活動などの費用が含まれています。

小学校の学校教育費

小学校では公立は授業料がかからないため項目が存在しませんが、私立では53万円程度で大半の割合を占めています。

公立で多くの割合を占めているのが「図書・学用品・実習材」で36.8%で、私立は5.2%になっています。しかし、それでも私立の方が使用されるお金は倍以上になっているのがわかります。

中学校の学校教育費

中学校でも私立の教育費の大半は授業料になっています。その額は1年分で公立中学校の3年間の学校教育費に匹敵するほどです。

学校外活動費では公立の方が私立と同等のお金がかかっていることがわかります。特に補助学習費が公立のほうがかかっています。これは家庭教師や塾代などが含まれています。

高校の学校教育費

高等学校からは公立も授業料が入ってきますが、年間でみると私立との差は約5倍ほどあります。

また、遠方の高校に通う子もでてくるため通学関係費も上昇しています。

公立と私立の費用をみるとその差は2.4倍もあることが表から読み取ることができます。

学校外活動費では、いずれも補助学習費が割合トップですが、公立17.1万円、私立24.7万円となっています。

大学の学校教育費

授業料に若干疑問がありますが、日本学生支援機構がだしたデータになります。

国立大学や公立大学ではおよそ年額60万円ほど、私立ではおよそ130万円ほどの費用が掛かります。

そのため4年間で考えると240万円と520万円ほどの学費がかかります。

今回は学費だけの金額ですが、大学生になると一人暮らしになる人も多くいるためそこまでを含めると国立でおよそ150万円/年、私立で200万円/年ほどかかるため、4年間でいうと600万円と800万円ほどかかることになります。

おわりに

全て公立の場合:816万484円

全て私立の場合:2363万3212円

これが令和3年・4年度の学費になります。

今後のお金の計画の時に役立てていただければ幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました