『うえきの法則』のすすめ

本・映画

今回は2001年から2004年に週刊少年サンデーでれんさいされていた『うえきの法則』のおすすめをさせていただきます。

もう20年も前のマンガですが、当時だいすきだったので今回はこれを紹介することに。

ちなみに、12月4日発売の週刊少年サンデーに読み切りで「うえきの法則 エキシビジョン」が掲載されるとのこと。

あらすじ

主人公の植木耕助は神候補から能力を1つもらった正義感の強い中学生。

もらった能力は「ごみを木に変える能力」。

しかし、ただ単に能力をもらったわけではなかった。

神の座を巡る神候補が、選んだ中学生を戦わせる代理戦争に巻き込まれていくことに。

最後まで勝ち残った中学生には、自分の好きな才能を何でも手に入れられる『空白の才』を手に入れることができ、その担当神候補は神になることができるというものであった。

相手を倒せばその都度才が手に入るが、関係のない人を能力で傷つければ才が減ってしまうというペナルティーもある中、植木は持ち前の正義感から悪者に絡まれている人を見ると何も考えずに能力を使い才を減らしてしまい・・・。

作者は?

作者は福地翼先生。

代表作には『うえきの法則』以外にも『サイケまたしても』など7作があるようです。

ちなみに、『うえきの法則』の続編として『うえきの法則+』が連載されますが、連載開始から約半年して、1年以上の休載となってしまいました。その後復帰はしたものの、数カ月で連載が終了に。

登場人物

植木耕助

中学一年生。並々ならぬ正義感をもち、「ごみを木に換える能力」を得る。

当初は女の子に非常にモテていたが、「女子に好かれる才」が消えてしまい、すれ違うだけで嫌われてしまうように。

小林先生

通称コバセン。植木の正義感に心惹かれ能力を与えることになった。

神候補の一人であるが、神になることには全く興味がない。

中学生同士のバトルに加担すると地獄行きになってしまうが、植木のピンチに死なせまいと手助けをしてしまう。

森あい

植木のクラスメイトであり、植木の能力の秘密を知ってしまう。

能力者以外に能力を使うことで才が無くなっていくのを阻止しようとするが・・・。

特に能力はなくツッコミ役であったが・・・。

佐野清一郎

中学三年生。「手拭いを鉄に変える能力」をもつ能力者。

空白の才で「発掘の才」を手に入れて自分だけの温泉を掘ることを夢見ている。

ロベルト・ハイドン

中学二年生。最強の能力者とうたわれるがそれには秘密が。

個人的感想

ここからはネタバレもあるため注意してください。

全体的に

バトル物だけどギャグ要素も強いので読んでいて楽しい作品。

キャラも立っている人が多く読んでいて飽きもこないという感じです。

早々にコバセンが地獄落ちしたのはちょっと意外でしたが、その後の展開でテンコを人間界に送るなどそれなりの役割があったのかと。

植木の正義感

正義感といっていいのか。単純に悪い人を許せないだけで何も考えていない気も。

そんなところが主人公っぽいのかもしれません。

ただ、それゆえに数多くの才を失ってしまっていて勿体ない。

自分を犠牲にするタイプなので最後本当に消えるのかと思ったら・・・。

その能力って強いの??

中にはその能力って強いのか?と思わされる能力も。

その代表が「電気を砂糖に変える能力」。作中ではたしかに植木を苦しめてたけど・・・砂糖ってそんな飛距離出せるかな・・・。離れてしまえば届かなくない?って思ってしまう・・。

「声を似顔絵に変える能力」もうまく使っているけど、はっきり言ってなんで勝ち残ってるんだという・・。

そして、「相手をメガネ好きに変える能力」!発想がすごい!

読んでいると「そんな能力!?」っていうのが多々あって面白い(笑)

能力が結局わからない敵

バトル物でドキドキするのは相手がどんな能力を持っているか。

しかし、ギャグ要素もあるものだと序盤では瞬殺されてしまって能力がわからない敵がいたりすることもあります。

しかし、この作品のすごいのが終盤で何の能力もわからない敵が出てくること!

三次選考まで勝ちあげってきて、かつIQ179の天界人というなんかすごそうなキャラのキルノートン!しかし、メガネ好きにされただけで能力が全くわからずに終了。そして4次選考では共闘により能力がわかるかと思ったら1コマで瞬殺・・・。なんか、最後で活躍するのかと思ったのに・・・。

神器

天界人たちは特殊な能力のほかに特有の神器を使えるのが特徴ですが、その命名が独特!

一つ星神器は「鉄」と書いて「くろがね」。これは全然読めるし、大砲の神器なので名前通り。

二つ星神器は「威風堂々」と書いて「フード」。これも漢字4文字の真ん中2文字を読んでいるのかなということでまぁ納得。盾の能力なので攻撃されてもびくともしない感がでている気も。

三ツ星神器は「快刀乱麻」で「ランマ」。まぁ漢字の最後二つをよんで、能力も刀なのでいいかと。

しかしここから、四つ星神器は「唯我独尊」で「マッシュ」。どう読んだら?そして噛み潰し系の攻撃・・・。

五つ星神器は「百鬼夜行」で「ピック」。なんかそう読めるのか?攻撃は突き技。どっちかというと「マッシュ」の方が顔書かれてるし怪物感があるが・・・。

といった感じで、「なんでそう読む?」的な技が多い(笑)

どうやって決めているのかなぁとちょっと気になります。

ちなみに最後の技、十ツ星神器は「魔王」で「まおう」。読み方は普通で、能力も敵が出してきたものは禍々しく破壊力も抜群。まさに名前にふさわしい技!でも植木の魔王は・・・。

さいごに

今回は『植木の法則』についてのおすすめ記事を書かせていただきました。

気になった方は是非読んでみてください!

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