『スニーカーシンデレラ』のすすめ

今回はDisney+でみることのできる『スニーカーシンデレラ』のおすすめ記事になります。

この映画は2022年のアメリカのミュージカル・コメディー映画になります。

現代版にアレンジしたシンデレラの話であり至る所にその要素が詰め込まれています。勿論ガラスの靴ではないですが、スニーカーが脱げてそれを残してくるシーンや、カボチャを馬車に変えるのではなく・・・。

シンデレラからどう変わっているのか、その違いを探すだけでも「なるほど、そうきたか」と楽しくなります。

また、単にアレンジしただけではありません。靴の持ち主を見つけて幸せに暮らしましたという単純なものではないので是非見てみてください。

あらすじ

主人公のエルは靴屋を経営する母親と過ごすが幼いときに母親を失ってしまう。その後は義父が店を経営し義兄弟とともに暮らしていた。しかし、義父も義兄弟もエルに厳しく非番の日にも仕事を押し付けるような人であった。エルは無類のスニーカー好きであり、非番の日に新作のスニーカーのイベントにスニーカー好きの仲間サミと参加する予定であったが仕事を押し付けられてしまう。店を閉店にして義父には内緒でイベントに参加することにしたエルはそこでキラという女の子と出会う。エルもキラもお互いに惹かれあっていくが、時間を忘れて遊んでいたエルは義父が戻る前に店に帰らなければいけないことを思い出し連絡先も聞かずに慌てて帰路につく。

タイトルの意味

『スニーカーシンデレラ』の意味はそのままスニーカー+シンデレラです。

スニーカーを軸にし、ベースがシンデレラの物語とリンクさせているのでこの名前になっています。

原題は「Sneakerella」となっています。これはシンデレラ(Cinderella)の名前をもじってつけられています。「Cinder」が「燃え殻」「灰」という意味になります。ちなみにシンデレラの和名は「灰かぶり姫」。

つまり、この「灰」の部分を今回の主軸であるSneakerにかえて「Sneakerella」という名前になったようです。

キャスト

エル役:チョーズン・ジェイコブス

元々はミュージシャンとしてスタートし、母親が演劇のクラスに登録したことを切っ掛けで演技をはじめたようです。

彼の名前の由来は、彼の父親が「選ばれた」と聞こえる何かを赤ちゃんが言ったのを聞いたことに由来しているとか。

代表作としては『IT』があります。

キラ役:レクシー・アンダーウッド

2013年(当時10歳)の時に『クリスマス・キャロル』で演劇のデビューとなりました。その2年後にはディズニー・シアトリカル・プロダクションのミュージカル『ライオン・キング』でナラ役に抜擢されています。

ダリウス・キング役:ジョン・サリー

役としては元バスケットボール選手で現スニーカーメーカーのトップというものですが、それを演じたジョン・サリーは本物の元NBAプレーヤーでした。

シカゴ・ブルズやロサンゼルス・レイカーズなどに所属し、NBA史上初の3つのチームで優勝した選手(のちに3名が記録をして現在は4人)となっています。

個人的感想と見どころ

ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。

現代版のシンデレラ

この映画は『シンデレラ』のストーリーを現代風にアレンジしていますが原作との違いを楽しむのもこの映画の醍醐味かもしれません。

そもそもが主人公が男になって、意地悪をする義理の親兄弟は全員男性という設定。シンデレラとは真逆になっています。

屋根裏が自室なのはシンデレラとかわりはないですが、王子様は社長令嬢に代わりその出会いも森ではなく新作スニーカーのイベントで知り合うという設定でした。

スニーカーの持ち主(デザイン主)を探す方法もSNSというところがきちんと現代風。だから2回もあっているのに連絡先する交換してなかったのかと。交換してたらすぐに連絡できるから探す場面を作れなくなってしまいますしね。

それにしてもさすがシンデレラ!義理の兄弟2人は本家シンデレラよりもいやな奴だったんじゃないかと思いますよね!ってかそんなにクイーンズに住むの嫌なら自分らだけ出てけばいいのに。良い大人やろ!

シンデレラで重要な魔法使いはどうなった??

魔法使い役はどうなるのかと思ったらそれはそれでちゃんといました。ただ、現代風アレンジにはそぐわないのではという印象も・・・。ただ、そこまで大きなことをしてこなかったからよかったのかな?

やったことと言えば信号をいじって人知れず助けてあげたり、スプリンクラーを作動させてエルとキラの距離を詰めるのを手助けしたり。

シンデレラで印象的なカボチャの馬車は魔法で出した感を減らすために古い車を一瞬で新しいいい車に変えるのではなく、「布を取ると実は新しい車でした」という演出に。ドレスの調達はまぁ犯罪ですが(笑)

カボチャの馬車は12時で魔法が溶けてカボチャに戻りましたが、そこは現代風アレンジ、まさかレッカーされてどかされてしまうとは思いませんでした。

歌がいい

スニーカーシンデレラには13曲使われているようです。中にはシンデレラの「A Dream Is a Wish Your Herat Makes」のカバーも含まれています。

個人的には主人公エル役のジェイコブスさんの唄声が好きです。何か引き込まれるものがあります。

ちょっと残念だったのはキラがエルを探すためにSNSで拡散した後に多くのデザイナーが押し掛けてきたシーンですかね。ちょっと何かが違う感を感じてしまいましたが皆さんはどうでしょう?

本家の王子役はどうするのかと思ったら

今回男性がシンデレラのポジションになっており、王子ポジションの女性はどうするのかなと思っていました。

蓋を開けると、少し納得。主人公がスニーカー大好きで自分でデザインもできてしまうレベル。そこからしたら業界の大物はまさに手の届かない存在であり覇者というかんじでしょう。しかも名前が「キング」。そしたらその娘はやはり姫。

ちゃんと対をなしている設定に。

また、エルはニューヨーク州の「クイーンズ」に住んでいます。シンデレラは王子と結婚しクイーンになったのにかけての土地の選定なのか、はたまた単純に「キング」に対しての「クイーン」なのかはわかりませんがこれは狙っての設定なんでしょうね。

さいごに

今回はDisney+でみることができる『スニーカーシンデレラ』を紹介させていただきました。

ぜひ皆さんも一度見てみてください。

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