マイホーム⑳ ベランダ・バルコニーは必要か不要か

今回は一回お部屋から離れてベランダやバルコニーをつけることのメリットやデメリットを記載したいと思います。

  • ベランダとバルコニーってそもそも何が違うの?
  • ベランダやバルコニーってどれくらいの大きさがいいの?
  • ないと困らないの?

といった疑問に答えられるような内容にしたいと思います。

そもそもベランダとバルコニーの違いは

そもそもベランダとバルコニーの違いが判らないという方もいるのではないでしょうか。

自分もそうだったし。

ベランダは隣のように屋根があるものを指します。

一方で、バルコニーとは屋根がないものを指します。

屋根の有無でベランダとバルコニーが区別され、特に広さは関係がありません。

幅としてはいずれも多くの場合70㎝程度のものになります。

ちなみに下に居室スペースがあるバルコニーを「ルーフバルコニー」と言います。

普通のバルコニーやベランダと違い、広いスペースをとることができます。

ベランダ・バルコニーをつけるメリット

ベランダやバルコニーをつけることであり得るメリットは次の3点です。

  1. 洗濯物・布団を干せる
  2. 室外機をおく場所になる
  3. 観葉植物をおき目を楽しませる

洗濯物・布団を干せる

ベランダやバルコニーがあると洗濯物を干すことができます。風通しが良いことが多く、周囲に自宅より高い建物がなければ日当たりもいいので洗濯物を干すにはうってつけです。

室外機をおく場所になる

2階の部屋にクーラーを設置すると室外機は2階におくことになります。ベランダなどがないと、長い配管を使い1階におくか、壁に打ち付けて設置する必要があるため外壁の損傷につながってしまいます。

観葉植物をおき目を楽しませる

洗濯物を干す以外にも小さ目な観葉植物を置くことで緑を楽しむことができます。

ベランダ・バルコニーをつけるデメリット

逆にデメリットは何があるでしょうか。あり得るものとしては次の3つが上がります。

  1. 建築費用がかさむ
  2. 定期メンテナンスが必要
  3. 防犯上の不安

建築費用がかさむ

ベランダなどを作るためにはまず外壁工事や防水工事が必要になってきます。

ベランダなどでは水がたまることが予想されるため、防水工事は必須となります。そのコストが高くなってしまうという点があります。

定期メンテナンスが必要

毎日ではないですが、定期的にベランダやバルコニーを掃除しないと木の葉などゴミがたまってしまいます。

また、防水工事も定期的に塗り替えや修繕が必要となってきます。

防犯上の不安

ベランダやバルコニーの中は外の道からは見えづらくなっているため空き巣にとっては隠れやすいスポットにもなってしまいかねません。

実際はどうなのか。

以上のメリット・デメリットは考えられるものであって実際に住んでみてどうなのか。

まず、メリットについてですが、洗濯物や布団は必ずしも外で干す必要がないという点が挙げられます。

最近では室内干しや乾燥機まで全自動というご家庭も多いでしょう。

我が家も実際9割以上が室内干しでたまに休みの日に外で干すくらいです。

他に挙げたものも、別に緑を置くこともなければ、一条工務店で建てたのでエアコンが必要ないので室外機を置くスペースはいりませんでした。(正確にはエアコンが1台備え付けでありましたが、一回も使用をしていません。)

デメリットでいえば、防水工事などは必要かと思いますが、この2年間バルコニーの掃除をしたことはありません。理由は庭がないことや隣に面する道に街路樹がなく、近隣でも背の高い木がないため葉っぱが迷い込んでくることがないからだと思います。ほこりや砂は雨で流されていってしまいますし。

また、防犯上という点でも、近くに足場になるようなものはなく、侵入がしづらいのと防犯ガラスにしているため恐らく平気と思いたいところ。

結論いえばメリットはメリットじゃなくなるし、デメリットもデメリットにならない可能性もあります。

メリット・デメリットではなく必要な人・不要な人は

最終的にはメリット・デメリットを知ったうえで本当に必要なのか、不要なのかを考えることが重要です。

では絶対的に必要な人や不要な人はどんなひとなのでしょうか。

必要な人

絶対お日様の光にあてて洗濯物を干したい!室内は嫌!という方は作りましょう。

また、上で出てきたメリット以外の点で考えてみます。

無くて困るのは外観がのっぺりしてしまうこと。凹凸がなくなるので蛋白な印象にはなります。

そのため、家の外観にこだわりたいという場合であればコストやメンテナンスなどを考慮したうえでベランダを作ることをお勧めします。

また、庭だと周囲の目があるからバルコニーで水遊びなどをさせたいという場合もありだとは思います。ただし、その場合はバルコニーをルーフバルコニーとして高めの壁で覆ってしまう方がいいと思います。

ちなみに我が家ではこのようなルーフバルコニーになりました。

広さは15畳程度で、名称が「ルーフガーデン」となっていました。

ここでプール遊びやBBQをやる予定でしたが2年経った今まだ開催はされていません。

不要な人

外で洗濯物を干すことに抵抗のある方、例えば花粉やPM2.5などが気になる人は作る必要がまずないと思います。

また、十分な庭が取れればそこでBBQをしたり、子供が遊んだするスペースも生まれるためそれで十分だとは思います。

もしつけるなら大きさは

前述した通りベランダやバルコニーの奥行は70㎝程度となります。人が一人通れる程度です。

どうしても外干しがしたいなどで作る際には一番大きいものを軸に考えましょう。

外で干す最大のものとしては敷布団やマットレスカバーになります。

マットレスカバーであればある程度コンパクトに干すことができますが、ベッドではなく布団派であれば敷布団を干すスペースを考える必要があります。布団一枚の横幅を1mとすると3人家族であれば3m+αで3.5mほどベランダの手すりがあれば一度に干せそうです。

ルーフバルコニーにしてBBQをしたい人は椅子などの配置を考えれば10畳以上は必要になると思います。

これは、以前に書いたダイニングの記事にはりつけたダイニングテーブルの大きさや椅子を引いたときのスペースから計算したものなので参考程度にしてください。(隣にリンクを貼っておきます。)

椅子を引いた状態でテーブルから75㎝ずつ1.5m、テーブルの奥行を90㎝として2.4mなので約90㎝マス3つ分。

テーブルのお誕生日席に両側座るとして1.5m、テーブルの横幅1.8m、BBQコンロと人の間を1.5m、コンロ奥行を0.6m、反対の壁までを1mとるとすると6.4mで約90㎝マス7個分。

長方形にして考えると3×7マス=21マスで約10.5畳となります。

それだけあれば6人程度でBBQは可能と思われますが、果たして本当にやるかどうか。

さいごに

今回はベランダ・バルコニーについて一般的な話と思いのたけを書いてみました。

すこしでも参考になれば幸いです。

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