今回は前回の洗面所からの続きでお風呂についての記事となります。
家を建てたときの自分の考えだけでなく一般的なことも記載をしていきます。
ただし、おしゃれなものを紹介するページではないためあしからず。
あくまでもお風呂場の考え方になります。
- お風呂にも種類があるの?
- お風呂の大きさって?
- 窓はあった方がいいのか?
という疑問などが解決できればなと思います。
今までのマイホームシリーズはこちらから。
お風呂の種類について
お風呂には種類が3つあります。
「ユニットバス」「ハーフユニットバス」「造作風呂」です。
ユニットバス
浴槽や壁、床、天井などすべてのパーツを工場で組み立てた規格品のお風呂のことを指します。
作業時間や人件費が削られ、比較的コストを抑えられることがメリットになります。
戸建てやマンションを問わず、広く用いられているお風呂です。
防水性、断熱性に優れており、品質安定しているようです。
種類も多く、リフォームはしやすくなっています。
しかし、標準が四角形なので、それ以外の特殊な形のものは配置できません。
ハーフユニットバス
浴槽、壁下部、床までが1つのユニットになっており、壁の上部や天井は自由にデザインができるバスルームです。
床から浴槽は抗お嬢生産による品質が保たれており、メンテナンスもしやすくなっています。
壁の上部は素材やデザインを選べるため自由度が高い一方で、その分コストは上がってしまいます。
また、ユニットバス部分のバリエーションは少なくなってしまいます。
造作風呂
浴槽や床、壁、天井のすべての部分をオーダーメイドでつくるオリジナルのお風呂のことです。
自分も作ろうと一瞬思った寝湯や露天風呂なども作れます。また、浴槽もヒノキや大理石なども選ぶことができます。
ただし、もちろん材料費が高くなるだけではなく、ユニットバスと異なり手作りのため人件費の上昇や工期が長くなってしまいます。
また、完成イメージが正しく伝えられないと思っていた品質や仕上がりにならない可能性もあるため、綿密な打ち合わせが必要となります。
大きさを選ぶ
お風呂の大きさは一般的には1坪風呂(約2畳)ですが、0.75坪、1.25坪といった大きさがあります。
もちろん造作風呂を選べばそれ以上の大きさにもできますが、ユニットタイプではそれ以上の大きさはなかなかないと思われます。
次の写真は1坪風呂と1.25坪風呂になります。
どちらも工事中で段ボールがおいてありますが、お気になさらず。
どうしても全体像がうつらなかったのですがなんとなくご理解いただければ。
1坪風呂は普通のサイズとなり、大人の人が普通に入るには何ら問題ない大きさです。
ただ、小さい子供や、介護を必要とする方がいる場合は1.25坪の方がよいかと思われます。
やはり1坪だと子供と入ると体を洗うためのスペースが狭くなってしまいます。
考えるべきポイント
お風呂で考えるべきポイントは他にもいくつかあります。
ここからはそれぞれを細かく考えていきます。
全体の色
浴室の色は全体的な雰囲気を決めるために最も重要なものになりますが、よく考えないと大変なことになってしまいます。
我が家は基本ホワイトにしています。清潔感があるだけでなく、水垢や石鹸のよごれが目立ちにくいからという理由もあります。
かなり気合をいれて掃除をしないと水垢はどうしても残ってしまいます。
黒色などは高級感が得られますが、一方で水垢が目立ってしまうというデメリットもあります。
もしそれでも黒色などの濃い色にされる場合はこまめな掃除や、汚れにくい素材を採用するという選択肢もあります。
バスタブの形
バスタブの形に関して、四角いものや丸いもの、中央がやや壁が厚いものなどさまざまな形がありますが、今回はそれではなく浴槽が2段になっているタイプについてです。
一般的にバスタブは底がフラットになっています。
しかし、商品の中には片側が浅くなり2段になっているお風呂もあります。
我が家ではその二段タイプを採用しました。
これも家を建てた時点で2歳の子供がいたという理由があります。
普通の浴槽では小さい子供は底に座ると溺れてしまいます。
しかし、2段になっていることで浅いところに座れるようになるため小さい子供が座っても水が顔に届きません。つまり溺れる心配が減ります。
また、半身浴が好きな方にもおすすめです。浅いほうに座れば半身浴に、深いほうにすわれば普通の入浴と変わりません。
自分は深い側に座り、フットレストのように浅い側を使っています。
さらに、言えば節水にも役立ちます。
一回当たり約23Lほどの節水になるため、毎日お風呂を沸かしなおすと年間30回分以上の節水になるようようです。
窓
窓は採光や換気をするためには必需品です。
ただ、本当に必要かどうかはよく考えてください。
うちは窓は採用しませんでした。その理由は下記のようになります。
- 明るい時間には入らないので採光は不要と考えた。
- 換気をすると虫が入るだけでなく気密性も損なわれるため開けることはないと判断した。
- サッシ部分の掃除が大変そうでありカビの温床になりそうであった。
- 余計な凹凸は掃除を大変にする。
- 外の風景をみながら入浴することはないと判断した。
窓を作るメリットは先ほど挙げた換気や採光ですが、そもそも夜にお風呂に入ることが多いはずなので外は暗いです。
日中の太陽光でお風呂の中を除菌!と考えるなら、夜は外から丸見えになる可能性を考慮しましょう。曇りガラスでは十分な光は入りません。
また、窓の外に箱庭を作れば周りの人から見られずに、落ち着く風景をみて楽しめるというのもありますが、お手入れをしっかりやれる人でないと、雑草が生い茂り、返ってみたくもない風景になりかねません。
手すり
手すりは高齢者が使うイメージがあるかもしれませんが、それ以外の人でも必要になる場面はあります。
例えば、小さな子供がいるご家庭では、手すりにつかまって浴槽内を移動することで転ばないように対策がたてます。
また、お風呂掃除を浴槽内に入って行う方の場合は手すりがあると立ち上がりも楽になります。
あとあとからつけるとリフォーム代が余分にかかってしまうので、初めからつけておくのでもよいかと思います。
鏡
お風呂場で必要ないという方もいるかと思います。
その場合はわざわざつけなくてもいいと思います。
つける事でのメリットとしては髭剃りや除毛時に役立つことのほかに、小さい子がいる場合は鏡越しでの確認ができたるので便利です。
一つ注意が必要なのは、その鏡がしっかりと曇り止めがされているかどうかです。
お風呂場で使う物なので平気だとは思いますが必ず確認をしましょう。また、撥水性がしっかりしているかもポイントです。
棚
棚はシャンプーやボディソープを置くだけでなく掃除用の洗剤をおいておくのにも便利になっています。
ただし、必要以上にあるのは見た目も良くないですし、掃除の観点からも不便になるので注意が必要です。
我が家は鏡の下側に返しがついておりそこにひっかけることができるステンレスのラックを採用しています。
網目状になっており水もたまらないのと、可動式であるため好きな場所に移動させられるのがポイントでした。
浴室暖房
天井の換気扇に暖房や乾燥機能をプラスすることもできます。
冬場は部屋の温度と浴室の温度差が生むヒートショック現象が起こります。
これは暖かいリビングから、寒い脱衣所で衣服をぬぎ、寒い浴室に移動して暖かい湯船につかることで血管の拡張→収縮→拡張がおこり急激な血圧変化をおこすことでおこります。
それを防ぐためには浴室や脱衣所も暖かくしておくことが必要となります。
高齢者がいるご家庭では必要になってくると思いますが、対策としては事前にお風呂場を他の方法で温めておくという手があります。
例えば蓋をせずに湯を張れば熱気がこもり暖かくなります。
また、一条工務店で建てる場合は脱衣所や浴室にも床暖房が張り巡らされているので別に浴室暖房をつける必要がありません。
ハウスメーカーごとにここは確認することをお勧めします。
照明
照明は一般的な白色灯の他にも、おしゃれに間接灯をいれるというのもあります。
が、個人的にはそんなに家庭用でおしゃれなお風呂がいるかは疑問です。
まず、子供が小さいご家庭では不要と思われます。
どうしてもリラックスできる空間にしたいのでライトを控えめなときも欲しいという方では採用の余地があるかと思いますが、頻度が高くなければおしゃれなランタンなどを持ち込んで気分を変えるのでもいいのではないかと思います。
さいごに
今回は浴室についての記事を自分の家の例も含めてかかせていただきました。
なんとなく考え方についてヒントとなれば幸いです。
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