今回は車の費用について概算になってしまいますが計算をしていきたいと思います。
住む地域によっては車を購入しない場合も多いかと思いますが、地方都市で生活している前提で計算をしていきたいと思います。
今回の計算について
食費でも用いた条件で計算をしたいと思います。
- 23歳の独立後から独身で駆け抜けた85歳までの計算。
- 23歳の独立後から30歳で結婚し、一人の子供を授かり、22歳まで育てた後は夫婦で85歳まで生活で計算。
独立とともに車を購入したとします。しかし、80歳で免許返納をしたとします。ただし、最後79歳では買い替えずに10年間乗ったとします。
また、今回メインで参考にさせていただいたのはjama(日本自動車工業会)のニュースリリースからです。
乗り換えのタイミング
車の保有期間については平均7.2年で、10年を超す割合が2割強とのこと。ちなみに新車の平均保有期間は7.7年でした。(中古車は6.2年ほどのようです。)
以上から、今回の計算では新車を購入し、8年目で乗り換えをしたという前提で計算を行います。そのため、一台あたりの車検回数は3回になります。
車の価格について
jamaによれば購入価格の平均は264万円ですが、車の価格はピンキリなため、高級車が入ると価格が吊り上がってしまいます。
また、車の型は軽乗用車が4割占めるようなので、基本的には軽自動車での計算とさせていただきます。こどもが1人であれば軽自動車でも問題はありません。
電気自動車などもありますが、今回の計算ではHondaのN-BOXを基準にし、新車価格180万円、燃費は20㎞/Lとします。
売却時の値段はほぼつかないとして0円とします。
車を購入する際にも諸費用がかかります。軽で車両が0.9t。自動車税は約1万円、自動車重量税は約8000円程度と考えて、他法定費用や手続き代行費用を含めて約10万円とします。
結果、新車を買う時にかかる費用は約190万円として計算。
ガソリン代について
また、ガソリンは年々かわるものですが、ここでは計算のしやすいように現在の全国のレギュラーガソリン平均価格である175円で計算を行います。
走行距離
毎日の通勤や通学など、平日の日常使いだと年間走行距離は1万~1万5000㎞とのことです。
勿論どのような使い方をするかで変わるでしょう。ちなみに私は半年で1万㎞以上ですが。
今回は平均の中でも間をとり12000㎞で計算をします。
諸費用
タイヤ
タイヤの価格に関しては1本約2万円、4本で8万円になります。
タイヤの使用期限としては、25000㎞程度を走るとタイヤの溝的には交換の時期に。今回の試算では2年で交換となります。
この時に1台の車を8年間乗るので3回タイヤを変える必要があります。仮にスタットレスが必要な地域だとしてもタイヤの購入回数はかわりません。
車検
車検は新車購入の場合は3年後、その後は2年に一回の検査がかかります。目安としては約8万円程度。勿論車の種類にも変わります。
しかし、ここにエンジンオイルの追加や各種部品の劣化による交換などが入ってくるので平均10万円くらいを想定しておけばよいでしょう。
駐車場
駐車場は自宅があればそこからはかかりません。
また、賃貸であっても地方の場合は最初から1台分は家賃に計上されていることもあります。そうでない場合は近くで借りなくてはいけません。
地域によって変わりますが、月額1~2万円程度かかります。ここでは中間で1万5千円で計算を行います。
保険
保険は必ず入らなければいけない自賠責保険と任意保険があります。
自賠責保険は年額1万5千円程度、そこに任意保険をつけると6万円~12万円ほどかかります。今回は自賠責保険だけでなく任意保険も加入したとして合計で9万円とします。年齢によってかわりますが、へいきんとしての金額とします。
実際にかかる費用
23歳から85歳まで独身で駆け抜けた85歳までの計算
80歳までの間に新車を購入するタイミングは次の通りです。
23歳、31歳、39歳、47歳、55歳、63歳、71歳
の7回になります。つまり一生涯で購入する車両代金は
190万円×7回=1330万円
燃料費は年間12000㎞を走りますが、燃費は20㎞/Lで、ガソリン代が175円/Lなので年間は
175円×12000㎞/20㎞/L=10万5千円
タイヤは1台で3回変えるので一回8万円として24万円。
車検は1台で3回受けるので1回10万円で30万円。ただし、最後のときだけ4回受けるので40万円になります。
駐車場代は月額1万5千円なので年額18万円。
保険は年額9万円。
すべての合計は
1330万円+(10万5千円+18万円+9万円)×58年+24万円×7回+(30万円×6回+40万円)
=1330万円+2175万円+168万円+220万円
=3893万円
23歳の独立後から30歳で結婚し、一人の子供を授かり、22歳まで育てた後は夫婦で85歳まで生活で計算。
やはり80歳に免許返納をすること、子供に車を与えずで考えると同じ結果になりそうですが、ここでパートナーも車を持つとすると計算が変わってきます。
軽自動車を購入するとしても、結婚後から数えて6回は車を新調するためその費用、さらにはガソリン代や保険代も必要になります。
一軒家を購入となると駐車場代はかかりませんが、マンション暮らしであればお金がもう一台分かかるでしょう。
相手の分と考えると結婚後51年間で計算していきます。車は一台少ない6台。
190万円×6回+(10万5千円+18万円+9万円)×51年+24万円×6回+(30万円×5回+40万円)
=1140万円+1912.5万円+144万円+190万円
=3386.5万円
夫婦二人で合わせると
3893万円+3386.5万円=7279.5万円
結論
一人暮らしであれば3893万円程度のお金がかかる。
結婚して相手の分の車代も考えると7279.5万円程度のお金がかかる。
さいごに
今回も概算で行いました。
駐車場代がもっと安かったり、自宅で駐車場代がかからないとなると、50年間で900万円も駐車場代がうくので相当変わります。
一方で軽自動車ではなく普通乗用車となると価格や各種税金が上がり、燃費は下がっていくのでより必要なお金が増えてきます。
あくまでも概算だと思って参考にしていただければと思います。
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