今回は子供部屋についての記事となります。以前に下の記事で子供部屋の数について記載しましたが、今回は子供部屋の大きさや使用用途について考えていきたいと思います。
家を建てたときの自分の考えだけでなく一般的なことも記載をしていきます。
- 大きさはどれくらいがいいのか
- 必要なものは何なのか
- 子供にはなるべく部屋にこもらないでほしい
という疑問や希望に対してお役に立てればと思います。
子供のライフスタイルに合わせる?
よくあるものとして、「子供のライフスタイルに合わせて考えましょう」とありますが、本当にそんなことが必要でしょうか??
例えば、今6歳の子がいるとして、「一人で寝ないし、勉強はリビングでさせるし、部屋は3畳や4.5畳でいいよね」と考えるとします。
一方で13歳の中学生の子供がいれば「一人で寝るし、勉強はしっかりしてもらいたいから自分の部屋でできるように、プライベートの時間も必要だろうしある程度の部屋の広さが必要だよね。6畳かな?」と考えたとします。
一見するとそれっぽく思えますが、6歳の子供がいるご家庭は7年後に改築や新しく家を買い替えるわけではありません。
6歳の子は永遠に6歳ではなく成長して中学生、高校生になるので、初めから高校生や大学生を想定して、ご家庭にあった考え方で部屋の大きさを決めてください。
子供部屋におくものは?
子供部屋に置くものとしては次のようなものがあります。
- ベッド/布団
- 勉強机
- 収納(クローゼットやタンス等)
これが最低限必要なものになります。
子供がうんと小さいときは勉強机は不要ですが、小学校高学年や中学生ぐらいになると勉強机を設置して自分の部屋で勉強をする子もふえてきます。
中には自分の部屋だと勉強ができないという場合はリビングなどで勉強ができるスペースを作るのも手ではあります。
また、場合によっては
- テレビ
- 本棚
- トレーニング機材(ダンベルなど)
を置きたがる子もいるかもしれませんが、これらは必須ではありません。
子供部屋の大きさは?
ものの大きさ
上記を踏まえたうえで子供部屋の大きさについて考えていきます。
まずベッド、机、収納の一般的な大きさは次の通りになります。
- シングルベッド:210㎝×100㎝
- 学習机 :120㎝×50㎝
- 収納(タンス):90㎝×60㎝
これをギュッと詰め込んだとして2畳分になりますが、本当にギュッとしただけでそこで生活をするという前提ではありません。
一般的な大きさ
一般的に選ばれる子供部屋の大きさは都市生活調査データによると5~6畳です。
これはあくまでも選ぶ人が多いということであり絶対この大きさにしなければいけないというわけではありません。
あとから分割してお部屋を分けるのであればむしろ10畳以上欲しいところです。
それぞれの大きさで考える
3畳
3畳の部屋を考える場合、まず基本的な3種類の家具を置くとあまりは1畳程度となります。
ただし、学習机も常に椅子をしまっている状態ではないので椅子の出し入れを考えたり、部屋の扉の開閉部分を考えると余分なスペースはなく、床に物はおけない状態になります。
工夫をするならばベッドと机が一体となっているタイプを選ぶのも手です。その場合1畳程度余裕を持つことができますが、家具の背が高いものばかりになるため窓をどうするかという問題も出てきます。
また、余分なものはおいておけないので、よほど収納をうまくしない限りは荷物の一部は他の部屋に置く必要が出てくるかもしれません。
4.5畳
3畳のときよりも1.5畳大きくなります。
決して余裕がたくさんあるわけではありませんが、小さめの本棚や趣味のものを置いておくスペースは多少とることができます。
狭目ではありますが、決して苦にはならない広さです。
6畳
さらに1.5畳大きくしたものになります。
一般的に都内などでの大学生の一人暮らしのお部屋の大きさです。
ベッド・机・収納だけであればかなりの余裕が生まれます。
趣味や部活の道具などを置くにも十分な大きさになります。
余裕があればさらに棚を増やしたり、コンパクトなTVを置くこともできます。
また、トレーニング用にヨガマットを引くのにも十分なおおきさになります。
また、ちょっとしたおしゃれなインテリアを置くこともできるので選択の幅は広がります。
友達を連れてきたとしても2人3人程度であれば手狭ですが遊ぶことは可能そう。
8畳
さらに2畳広くしたものになります。
ここまでくると大学生の一人暮らしや新人社会人の一人暮らしにも使われる大きさになってきます。
ベッド・机・収納だけではかえって広くなりすぎるため他の家具を置きたくなる大きさです。
ある程度の大き目のテレビや家庭用ゲーム機、机も大きくしてデスクトップ型のパソコンを置いたり、家具も様々なものを置くことが可能です。
この広さであればリビングで家族と過ごすよりも快適な空間を作り上げることができるでしょう。
友人も4・5人なら入れるくらいの広さはあるため、恰好のたまり場になる可能性もあります。
子供がすごす場所をどこにしたいか
部屋の大きさにより、その部屋の快適性はかわります。
8畳の部屋にするなら基本は子供部屋で過ごすことが増えてしまうことは想像に難しくないため、家族団らんでリビングで過ごしたいと考える場合には不向きになります。この場合は子供部屋の大きさは小さいほうがいいでしょう。
逆にあまりないとは思いますが、リビングよりそれぞれの部屋で過ごしてくれと思う場合は3畳では不向きになります。
また、友達を連れてきた場合はリビングではなく自分の部屋で遊んでほしいと思うなら3畳や4.5畳よりは6畳や8畳の方が向きます。
不要になった時は?
子供は成長とともに家をでていくものです。
子供が出ていったあと子供部屋をどうするか、または子供部屋を作ったはいいが余ってしまった場合はどうすればいいか。
ちなみに子供が大学から一人暮らしをするとしたとしても、すぐに子供部屋が不要になるわけではありません。
帰省した時にも使うので、本当に不要となるのは社会人になったときでしょう。
その時はベッドや机などいらないものは処分しつつ、取っておくべきものは整理してしまっておく必要があります。(可能なら必要なものは全て持って行ってもらうのがいいですが。)
複数の子供部屋が使われ無くなれば、一つの部屋にまとめてしまい、開いた部屋を夫婦の趣味部屋や書斎にしてしまうという方法があるため、全くの無駄にはなりません。
子供が大きくなり結婚し子供をつれて帰省してくればその部屋に布団をひけば宿泊もできます。
再利用しようと思えばいくらでも使えてしまうので、あまり「子供が出ていけば無駄になる」と考えるのは短絡的かなと思います。
さいごに
あくまでも考え方ですので参考までに。
コメント