今回は部屋ごとにおすすめのカーテンや、注意すべきポイントについて記載していきます。
- 寝室のカーテンはどうするべき?
- 掃き出し窓はブラインドやスクリーンは不適?
- カーテン選びでの失敗ポイントは何がある?
といった疑問にお答えできれば幸いです。
カーテンの種類や機能の説明は下の記事からご覧ください。
部屋別に考えるカーテンの種類
部屋によってついている窓の大きさも違えば向いて入る向きも異なります。
例えば北側に向いている窓であれば、直接の光は入らずに間接光であるため遮光の強いものは不要でしょう。
お部屋も種別によって欲しい機能はかわるもの。そんな部屋別にみたカーテンのおすすめを紹介します。
リビング
リビングは多くのご家庭で日の光が入りやすい南側に面していると思います。それは太陽の光が日中に多く入ってほしいから。
また、掃き出し窓もあり、家の中全体でも1番窓が多くなる場所であると思います。

日の光を取り入れるためにはカーテンはないほうがいいですが、そういうわけにはいきません。
丸見えにならずに日の光を取り入れるためにはレースカーテンがまず必要です。また、レースカーテン以外にもブラインドであれば日の光を取り入れつつ外から丸見えになることなく過ごすことができます。

しかし、レースカーテンだけでは夜に電気をつけたときに光のせいで外から丸見えになってしまうのでドレープカーテンもつけておくことをお勧めします。
また、リビングは家族がくつろぐスペースのため、派手な色よりも落ち着いた色がお勧めです。特に白系や茶色の系統にすると部屋を広く感じることができます。ただし、他の家具や床がそれにそぐわない色であると落ち着かない空間になってしまうので部屋のベースカラーを白や茶色系統にするか、ベースカラーにあったカーテンにそろえる方が無難です。

リビングは来客時に人を通す部屋にもなるのでごちゃごちゃと色がまとまらない部屋にすることはやめましょう。
機能としてはUVカットの機能があるものを選ぶことをお勧めします。窓が大きい分日の光が入り、紫外線によって家具などが傷みやすくなってしまいます。
ところで、掃き出し窓のような大きい窓にブラインドやロールスクリーンを設置すると重さがでるので上げ下げが大変になってしまうので注意が必要です。そもそも掃き出し窓は外につながり出入りができる窓なので外にでるためには上げ切らないと出ることができません。
ただ、その問題を解決する方法も勿論あります。
例えばブラインドであれば横型ではなく縦型のものにすることで開閉が横になるため重さの問題の解決や掃き出し窓からの出入りする幅だけ横に開ければよくなります。
スクリーンであれば、一条工務店でも使用されている電動のハニカムスクリーン(シェード)を使用することで重さの問題は解決します。
キッチン
キッチンは水周りであることだけではなく火の近くであるということをわすれてはいけません。
キッチンにもカーテンをつける場合には、油跳ねの可能性もあるので防火性にすぐれるものや、湿気によるカビや菌などの繁殖を防ぐために抗菌作用のあるものを選ぶとよいです。
寝室
寝室のメインの役割は夜に眠る場所。
そのため寝室も落ち着いた色合いのカーテンを選ぶのがポイントです。青系統の寒色系や茶色系統(アースカラー)で気持ちをリラックスさせるのがおすすめです。間違っても赤色など気持ちを昂らせる色はやめておきましょう。

機能としては遮光性のもののほかに防音性があるとさらに安眠に繋がります。
遮光性は前回の記事でもふれたように等級があります。朝もゆっくり寝たい人には遮光1級A++をおすすめですが、ある程度の光をいれておきたい人は等級をさげることをお勧めです。
子供部屋
子供部屋にお勧めの機能としては防汚機能になります。汚れが付きにくく落としやすいため、汚れた手で触ったりしても安心です。可能であれば選択可能なカーテンを選んでおくことをお勧めです。
色合いはビタミンカラーと呼ばれる黄色やオレンジや緑のほかに、ピンクやラベンダーカラーもお勧めです。基本的には子供の好きな色にしてあげるのがいいですが、年齢があがると好みも変わってきてしまうので付け替えるつもりでいるといいかもしれません。
書斎
仕事をするスペースである書斎には大事な書類や書籍があると思います。紫外線によってやけてしまうので、機能としてUVカットのものがおすすめ。夜にしか作業をしない場合であれば遮光性の高い生地で日中は太陽光を通さないという手もあります。
色合いは気持ちを落ちつかせ集中力を高める青系カラーがお勧めですが、気持ちを昂らせて作業したい人は赤色系でもいいのかも?
和室
あまり和室にカーテン類のイメージはなく障子などが一般的です。
ただ、小窓などであれば木製のブラインドを使うことで和の要素を取り入れることもできます。
カーテンであれば畳の色にあったモスグリーンや木の色合いとしての茶色系統がおすすめです。畳やけしないようにUVカットの機能も欲しいところ。
カーテン選びの注意点
採寸は正しく
カーテンを選ぶときに大切なのがそのサイズ。
サイズを間違えれば丈が短くなりすぎてしまったり、長すぎると床に引きずってしまい汚れが付きやすくなってしまいます。
短くなってしまえば遮光性や遮熱性、防音性などにすぐれたカーテンであっても用をなしません。
新築の場合は窓の大きさや高さの書いてある間取り図をもってお店に行くとそこから大きさを決めてくれることも。
新築ではなく、カーテンレールがすでにある場合は窓の大きさよりもカーテンレールからの高さが重要になります。
多少の長さの違いはフックなどで調整をしましょう。
部屋に合わせたイメージをしっかり
カーテンはその部屋のイメージを変えてしまうことがあることを理解しておきましょう。
全体を白色で統一した部屋に真っ赤なカーテンを用いれば落ち着いた空間から一変してしまいます。
部屋のベースカラーにあったカーテンの色を選ぶことで統一感のある部屋にすることができます。


派手なものや柄物は飽きることも想定する
人の好みは意外と変わりやすいものです。新築で建てたときは派手な色合いがすきであったとしても、10年もすれば後悔する可能性もあります。
その都度買いなおすのでもよいですが、飽きが来るのがもっと早いスパンであればそれなりの出費となってしまいます。
派手な色や印象的な柄のものを選ぶときは注意し、本当にそれでよいか考え直してみてください。
価格を重視しすぎない
新築であればそれなりの出費が建物自体にあります。カーテンの相場としては1坪あたり1.5万円と言われるため、40坪の家で60万円ほどになります。
なるべく安くコストを抑えたいといいう気持ちにかられるかもしれませんが、安くして機能や見た目を我慢するのはやめましょう。
特に見た目は毎日見るものなので、毎日後悔することにもなりかねません。
機能面でもかえってしっかりしたカーテンにすることで暖房費などを抑えることができるかもしれないので、価格を重視した買い物はやめましょう。
さいごに
今回はカーテンの各部屋の提案と失敗しないための注意点を4つ記載しました。
カーテンは長く持つものです。ずっと使う物だからこそ、納得のいくものを変えるように準備をしましょう。
コメント