マイホーム⑨ いよいよ契約そしてその後の流れ

生活・家

ハウスメーカー選びを終えたらいよいよ契約となります。

ここでの注意点やどんなことを行うかを大まかに説明していきます。

契約前の注意点

ハウスメーカー選びは終わり、1つに決めたとしてもまだまだやることは多くあります。むしろやっとスタート地点に立ったというところでしょう。

そのスタート地点に立つ際に必要なのが「契約」。ここから本当の家づくりが始まっていきます。

そんな契約で注意しなければならないこと、確認したほうがいいことがいくつかあるのでご紹介です。

今契約するといつできるの?

重要な確認事項の一つが「いつ移り住めるのか」ということ。

ハウスメーカーによって工期の長さはまちまちなのでハウスメーカー選びの時点である程度聞いてはいると思いますが、今一度確認をしましょう。

「3月には引き渡しされて4月から新しい生活が始まる」と思っていたのに受け渡しが5月の予定となっていては大変です。その間仮の住まいを探さなくてはいけないかもしれません。

本記事の最後の「契約後の大まかな流れ」でうちの契約時の予定表を添付しておいたので参考にしてください。

ただ、事細かに日付がかかれていてもそれ通りになるとは限りません(というかならなかったです)。引っ越しを完了したい日付ギリギリにならないように、1か月前には受け渡しをしてもらえるような日程調整が必要です。

もし工事が遅延した場合は

右の写真のような「建築工事請負契約書」にも明記されていますが、履行遅滞として損害金の請求が可能となります。

ただ、双方で合意の上で引き渡しが伸びる場合は適応にはなりません。

これもハウスメーカーにより多少金額は変わると思うので、もしも万が一のことがあった場合はどうなるのかの確認を行いましょう。

また、逆にこれにはこちらが支払いの延滞をした場合に日数分の代理管理費の請求などもかいてあるのでよく読んでから契約しましょう。

見積り金額はどれくらい?

この時点で正確な見積もりは不可能ですが、大まかな見積もりなら出してもらえるはずです。

そもそもハウスメーカー選びの時点でその時点での理想の家を図面化してもらっていればおおよその値段が提示されているはずなのでそれを参考にしましょう。

しかし、その金額には外溝費用やカーテンなどの見積もり、他の記事でも書いた歩道の引き下げ費用や縁石の撤去費用、もしかしたら上下水道の引き込みの費用や地盤調査費用など諸経費が入っていない可能性があります。

家本体の金額だけでなく、他の諸経費も含めての総合金額で見積りを出してもらいましょう。金額によってはそもそも現実的でなくなってしまっている可能性もあります。

また、前述したように現時点で正確な見積もりは無理です。壁紙や電気の配置一つでも金額が変わってしまうからです。間取りに関しても本決定でないようであれば大きく変わる可能性もあります。1割~2割は上がることを覚悟しましょう。

金融機関でローンが組めなかった場合はどうなるの?

金融機関でローンが組めない場合、多額の費用がかかる家を一括で払える人はそうそういないでしょう。

その場合はどうなってしまうのか?と不安になると思います。

そこで確認が必要なのは「ローン特約」が明記されているかです。

ローン特約は、金融機関へのローンの借り入れ申請が全額または一部承認がされなかった場合に不動産売買契約自体を解除することができる契約です。

この場合、手付金や仲介手数料を返金してもらうことができます。

キャンセル時の違約金は

もし何らかの都合で建築をキャンセルすることになった場合はどうなるのか。

あまり考えたいことではないですが、例えば永続的になりそうな転勤や不幸が起こった場合などが想定されます。

キャンセルとなれば、契約した翌日であっても違約金を支払う義務がでてきてしまいます。

着工前と着工後では金額もまた変わるため、念のために確認をしておくことをお勧めします。

契約時にお金は必要か?

契約時には手付金・契約金としてお金が必要になります。

私の場合は100万円がかかりました。ここから今後の打ち合わせ代金が差し引かれ、残額は初回の支払いに補填される形になります。

また、契約時に必要なのはお金以外にも印鑑や収入印紙が必要となってきます。詳しくは担当者に確認しましょう。

今後のお金はどのように支払っていくのか?

建物本体の金額はこの時点ではわからないですが、支払いの期日がいつなのかは確認をしておきましょう。

基本的にはローンが通っているのでそんなに心配する必要はありません。

支払いに関しては契約時以外にいうと、着手金、上棟金、最終金として3分割されるのが一般的です。次項に添付した画像を参照してください。

保証範囲とアフターメンテナンス

注文住宅建築の場合、施工側は最低10年の瑕疵担保責任が生じます。

この保証がどの範囲まで有効なのか、それに該当しない箇所については何年の保証が付くのかを確認しておきましょう。

契約後の大まかな流れ

上記内容をきちんと確認し契約したのちは下のようなスケジュールに沿って進んでいきます。

上記が一条工務店で契約した際の大まかな流れとなります。

家の大きさによっては多少期間の前後が必要になります。

御覧の通り、契約してから引き渡しの予定日までが1年近くもあきます。

今回自分が2世帯住宅で大き目のおうちということもあり時間がかかっている点もありますが、「うちは3か月で造れます」というハウスメーカーは着工してからの時間であり契約してからではないことを頭に入れておいてください。結局打ち合わせに半年などかかればトータルすれば9カ月かかるのと一緒です。

さいごに

今回は契約時の注意点やその後の流れについて実際のスケジュール表を用いて説明してみました。

だれかのお役に立てれば幸いです。

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