今回はDisney映画の『クルエラ』をご紹介させていただきます。
今回これを選んだのはハロウィンの季節でヴィランの時期だから!
基本的にはネタバレを含まないようにしますが、個人的感想ではネタバレを含んでいるのでまだ見ていない方は見ないでください。
現在Disney+でみられるのでよかったら!
あらすじ
エステラ・ミラーは髪色が半分が黒、もう半分が白という髪をもつ子供であった。優しい母と二人で暮らしていましたが、物事に白黒をつけたい性分であり母に「クルエラにはならないように」と言われて育ちます。しかし、学校に通い始めると、その見た目をからかわれ喧嘩になることも多々ありました。教師たちからは目をつけられ、ついに退学となってしまいます。母親はエステラを連れてロンドンのに引っ越すことにしますが、途中大きな屋敷で車を止めました。そこはフォン・ヘルマン男爵の邸宅であり、その夫人が主催するパーティーの最中でした。エステラは母親から車をでないように言われていましたが、ファッションの好奇心からパーティー会場に潜入してしまいます。しかし、見つかってしまいダルメシアン3頭に襲われてしまいます。命からがら外へと脱出できましたが、ダルメシアンもまた外まで追いかけてきます。そして、次の瞬間、ダルメシアンたちはエステラではなく母親を襲い、崖から落ちてしまいます。
孤児となったエステラはロンドンに向かい、そこで同じ孤児のジャスパーとほーレスに出会い、目立たないように髪を赤く染めなおし泥棒として生きていくことに。そして・・・。
タイトルの意味
タイトルの「クルエラ」は本名ではなかったというのにまず驚きました。
本名はエステラ。
エステラの母親が残酷・残忍な性格がでてきたときのエステラに対してクルエラという名前を付けたのです。
クルエラは「Cruella」と書きますが、英語で「cruel」が残忍・冷酷・残虐という意味があります。
今回のタイトルの「クルエラ」は勿論101匹わんちゃんの悪役のクルエラですが、その名前になったそこまでの過程を描いている作品となります。
キャスト
今作の主人公エステラ(クルエラ)ともう一人の主要キャラであるバロネスを演じるのはどちらもエマさんになります。
それぞれのエマさんのご紹介です。
エステラ(クルエラ)役:エマ・ストーン
以前このブログで取り上げた「ラ・ラ・ランド」にも主演女優として紹介をさせていただきました。
過去にゴールデン・グローブ賞の主演女優賞や助演女優賞に計7回もノミネートされ、うち2回主演女優賞を受賞。さらにアカデミー賞主演女優賞を3度ノミネートされうち2回は主演女優賞を受賞しています。
受賞作はいづれも「ラ・ラ・ランド」と「哀れなるものたち」という作品です。
今回の「クルエラ」ではゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートをされました。
バロネス役:エマ・トンプソン
こちらも負けず劣らずのすごい方。
過去にアカデミー賞で主演女優賞に3回ノミネートされうち一回受賞、助演女優賞に1回ノミネート、さらに脚色賞を一回受賞しています。ゴールデングローブ賞では6回ノミネートされ一回受賞、助演女優賞は2回ノミネート、そして脚本賞を一回受賞しています。
脚本賞はいずれも「いつか晴れた日に」という1995年の作品になります。
他に有名な作品としては「ハリーポッター」シリーズや、実写版の「美女と野獣」などにも出演されている方です。
個人的感想と見どころ
ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。
エステラ?クルエラ?
クルエラの過去の話なのに主人公がエステラ?と思ったらクルエラの名前も出てきて最初はパニック。
「残酷なクルエラになりますよ」という母親の発言や、「クルエラがエステラの代わりに出てきたらどうするの」という発言も。
二重人格なのか??とも思いましたが実際はそうではありませんでした。「悪い人格」ではなく自分の中の「悪い部分」のことを言っていただけ。
ただ、中盤からはこの「クルエラ」と「エステラ」が使い分けられ物語が進んでいきます。
劇中に出てくる様々な衣装
クルエラは「101」でもファッションデザイナーとして出てきます。
その前日譚でもある今作でも勿論クルエラことエステラはファッションデザイナーを夢見ていました。
そんなキャラの話なので様々なデザインのドレスがでてきます。
その中であえて勝手にベスト3を作るとすると次のドレスになります。
第三位 ゴミ収集車からこんにちは
クルエラがショーの妨害して終盤のシーン。
一台音ゴミ収集車が現れ荷台からごみを出します。それも大量のドレス。どうやらバロネスの過去のドレスのようですが、人が一人埋もれるほど。
そしてクルエラが中から現れるのですが、収集車につかまり乗ったかと思ったらすべてのドレスが引きずられ始めます。そう、全てを使って一着のドレス。
作るのも大変そうですが、重さも相当なものでしょう。
というかこんなドレス引きずっている人を捕まえられない警察って。っていうかすぐに終えたでしょうよ。
第二位 炎に包まれるドレス
クルエラとして初めてバロネスの前に現れたときのドレスです。
ドレスコードで白と黒という制約の中で、真っ白なドレスで颯爽と現れますがド派手にグラスを割って注目を集めた後にボーイから火をもらいドレスに落とします。
すると一瞬で炎に包まれ、赤色のドレスに変わります。
すごい演出としか言えないですが、、、あれ、熱くないのかな?CG?
第一位 黄金にきらめくドレス
作中でてきた中でもかなり煌びやかなドレスでした。
最初エステラの仲間が運んできた木箱から何が出てくるのか、何かとるのかと思ったら黄金に輝く石のようなものが無数に並んでいました。
そしてそれをドレスに一つ一つ丁寧に縫い付けていくところをみて、金をドレスに装飾した黄金のドレスを作ったのかと思いました。
しかし、そんないいものではありませんでした。
作り上げたあとにわざとばれるように仲間を忍ばせて何がしたいのかと思ったら・・・。わざとドレスを金庫にしまわせたかったのかと。
その理由は金に見えたものは蛹でそこから羽化した蝶を一斉に会場に放ちたかったのです。
羽化までの時間を逆算した見事なドレス。頭がいいというか発想力がすごい。
というか、よくよく考えたら本物の金だったらドレスに「縫い付ける」ことはできないか・・・。
ちなみに調べたらオオゴマダラという蝶の蛹が金色になるようです。
バロネスの側近のジョン
彼はバロネスの側近としてでてきますが、ジョンはエステラがバロネスの子供だということを知っていた今となっては唯一の人です。
よくよく思い返せばエステラの幼少期のあの事件のお屋敷でも登場をしていました。その時にエステラを捕まえ、帽子をとった時に怪訝な顔をしていました。最初はエステラの奇抜な髪色に対しての嫌悪や驚きかと思いましたが、そうではなかったようです。
エステラがバロネスの子供と知っていたということを考えるとあの髪色をみてバロネスの子だとすぐにわかったのでしょう。そのあと初めて成人したエステラが現れた時にもバロネスと目くばせをしていました。
ただ、まさかバロネスを裏切ってエステラ側につくとは思わなかったですが、彼は元々バロネスではなく故フォン・ヘルマン男爵に仕えていたのかも。
101匹わんちゃんにつながる作品
クルエラが何故ダルメシアンの毛皮でコートを作りたいかの理由は垣間見ることができませんでしたが、今回の作品の中でダルメシアンをモチーフにしたドレスはでてきました。
そこから本物のダルメシアンのコートを作りたいと思ったのか。
そことはまた異なり、101匹わんちゃんに出てくるキャラが他にも出てきていました。
それが弁護士のロジャーと、学校での友達(?)のアニータです。彼らは最後にダルメシアンを渡されています。そしてその子犬たちの名前がポンゴとパーディタでした。結果二人は散歩中に知り合い結婚にいたり、ポンゴとパーディタも結婚。そしてたくさんの子犬が産まれることに。
ダルメシアンコートのために繁殖させるのを期待して??
とある人物の死
因縁のある館での最終局面。
犬笛まで奪ってあの構図。これは犬笛を使ってバロネスを落っことすんだろうと思ったが、立ち位置が変。
そうしたら今度は招待客を次々に外へ連れ出す仲間たち。ここで「あー」と。こりゃバロネスをはめようとしているのかと。
そしてエステラは死んだことになり今後はクルエラとして生きていくことに。
崖から落とされてどう助かったのかと思ったら、まさかのスカートがパラグライダーに!?
計画通りと言えどすごいもん作るな、というか崖の途中で激突したら死ぬやん。
実際には死人を出さない、復讐で人を殺めないというところが安心。これでバロネスを殺してしまったらディズニー映画としてどうかというところ。
さいごに
今回は「クルエラ」をおすすめさせていただきました。
Disney+でも見れますが、下記から購入もできるので興味があれば。
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