「知育」で子供の「できる」を増やす

雑記

今日は「知育」についての解説の記事となります。

「知育」は「知能」を「育てる」ための教育のことで、三育の一つとなります。

  • 三育ってなに?
  • 知育を詳しく知りたい
  • 知育をするための具体的な方法は?

といった疑問に対してお答えできれば幸いです。

三育って?

冒頭で「知育」は三育の一つといいましたが、では残りの2つはなんでしょうか?

そもそも「三育」という言葉はイギリスの社会学の専門家であるハーバート・スペンサーが提唱したものです。

「知育」のほかには、道徳心を育てるための教育である「徳育」、身体と運動能力を育てるための教育である「体育」があります。

知育とは?

主に思考力や考察力、判断力といった力を伸ばすことを目的とした教育になります。

ただ勉強をして学力を高めるのではなく、子供自身が自ら物事を考えることを率先するような「質」を重視した教育になります。

知育で伸びる能力には理解力や判断力、思考力、考察力といったものがありますが、それ以外にも次のような効果が期待できるそうです。

  • 非認知能力の向上
  • 人格の形成
  • 頭の回転性の向上
  • 社会人基礎力の向上

非認知能力の向上

知能検査や学力試験など数値化できる「認知能力」に対して、それ以外の能力を幅広く指します。

例えば、協調性や社交性、共感力といった人と関わる能力や自制心、自立心、自己肯定感といった自分に関する力などが当てはまります。

人格の形成

五感の刺激を受けると前頭葉の働きが活発になります。結果として状況判断や行動、美しいなどの感情が働きます。

人が育つために必要な心の基礎を作り、様々な経験を重ねていくことで豊かな人格が形成されていきます。

頭の回転性の向上

学力や知識を身に着けるだけではなく、知育に取り組むことでその場その場の状況に合わせて頭の回転の速さや柔軟性が上がります。

社会人基礎力の向上

学校での集団生活や社会で生きる上で必要な能力である社会人基礎力も、知育に取り組み考える力や判断力を養うことで身に着けることに繋がります。

具体的には、協調性をもってチームで働く力や、主体性を持ち前に踏み出す力、課題を発見し考える力などがあります。

5つの知育方法

知育玩具

子供の興味を引くことで手に取りやすく、遊び感覚で楽しく知育ができます。

普通のおもちゃとの違いは、子供の知能を高めることを狙っているかどうかです。例えば積み木であれば、「どのように組み合わせて重ねていけば積み上げられるか」「しまう時はどうすればきれいに箱に入れられるか」など考えながら遊ぶことになります。おままごとであれば他の子と一緒に遊ぶ協調性や、相手への思いやりなどもはぐくむことができます。


知育教材

絵本やワーク等の教材を使いながら遊びと普段の生活を結び付けて論理的な思考力や必要な知識を身に着ける知育になります。

例えば「こどもちゃれんじ」ではただの絵本ではなくシールを貼って本を完成させたり、付録でついてくる知育玩具と連動して楽しく遊びながら知育ができます。

知育アプリ

子供はYouTubeなどの動画を見る機会が意外と多いもの。結構それを気に入ってしまいますし、親も楽だからついついスマホやタブレットを渡してしまうということもあると思います。

そんなスマホやタブレットで利用できる知育系のアプリも年齢に応じて展開されています。外出先でもちょっとした隙間で一緒に遊ぶことができる点が便利です。

暮らしの知育

普段の暮らしの中でも知育に結びつく活動はあります。

例えば一緒に料理をすることや植物を育てるのもその一環になります。もっと遊びによせるならばオリジナルの物語を作るお話づくりも想像力など考える力を育てることに繋がります。

旅行などで色々なものを見せて感じさせることも知育につながると思っています。

知育教室

家で行う以外にも知育教室に通うというのも一つです。

子供の年齢や発達の様子に応じて適切な知育を受けることができます。

5つのポイント

子供の興味をひく

知育は大人から子供へ押し付けるものではありません。

子供が自主的にやりたいと思う物の方が楽しく学ぶことができます。

そのため子供の興味を引くもので遊ばせることが重要になります。

ただし、子供は色々なことに興味が引かれてしまうので大人からすると「飽きっぽい」と思うかもしれません。ただ、色々と興味の対象があるのは決してわるいことではありません。

そのため色々なおもちゃで遊んでもらうことが知育には重要ですが、すべてを購入するのは経済的にも・・・という時はレンタルという手もあるので一度考えてみてください。

子供のやり方を否定しない

子供は様々なものに興味を持ち、色々と遊ぶのがすきですが、大人からすると「それはそうやって使うんじゃないよ」とつい正しいやり方を教えてしまうもの。

しかし、必ずしもその行動が正しいものではないかもしれません。というのも、失敗を繰り返してこどもの頭で色々考えるという工程こそが思考力や観察力、考察力を育てるためには必要だからです。

むしろその工程が一番重要なのかもしれません。失敗しそうと思っても、あえて手を出さない方が知育としては正解です。

見守る

子供のやり方を否定しないために手を出さないから放っておいてよいというわけではありません。

うまくできたときにはしっかりと褒めることが重要になります。褒められれば子供は嬉しくなるもの。そうするとまた次の課題に対してのモチベーションが上がり、自主的にどんどん学んでくれます。

また、あまりにも困難な状態になると子供はやる気をなくしてしまいイライラしたりすることもあります。その時に、一緒に考えて寄り添うことも重要になります。どこが引っかかってしまうのかを子供と一緒に考え解消することができれば、引き続き何度もその課題に対して取り組んでくれます。

五感を活用できるものを

五感すべてを同時に満たす遊びはほとんどないと思います。

しかし、様々な遊びを取り入れることでバランスよく五感を刺激し鍛えることはできます。

読み聞かせや音読で視覚や聴覚が、積み木遊びで触覚が、一緒に料理をすることで嗅覚や味覚を刺激することができます。

一つのことを極めるのもいいことかもしれませんが、知育に関してはバランスよく刺激し育てることが大切です。

他の子と比べない

幼稚園や保育園で他の子どもと比べてしまうことはないでしょうか。

「お友達の方が色々できていて、自分の子は遅れているのでは?」と思ってしまうと子供に強制的になにかをさせたくなってしまいます。

しかし、人間はロボットではありません。それぞれの個性があり、理解してできるようになるのにかかる時間や興味の矛先は人それぞれです。

人と比較せずにある程度はその子の自主性を尊重することも大切です。

さいごに

今回は知育についてのお話をさせていただきました。

知育を通して子供の成長を見守ることは大切なこと。色々と興味を持たせられるように一緒に遊んだり色々なところに連れて行ってみましょう。


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