『グレイテスト・ショーマン』のすすめ

本・映画

今回は2017年のアメリカのドラマミュージカル映画の『グレイテスト・ショーマン』をご紹介です。

実はこの映画、19世紀に活躍した興行師のP・T・バーナムという実在の人物を描くミュージカル映画になっています。

さすがに史実とは異なるところもいくつかあるようですが、大筋は実際にあったもの。

新聞記者の人や作中の多くの団員は実在しているようでWikipediaでも確認ができます。

是非時間のあるときに見ていただきたい作品として紹介します。

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あらすじ

洋服の仕立て屋の息子として貧しくも夢想家のバーナムは仕立て先の令嬢のチャリティーと出会う。

花嫁学校に行かされることになったチャリティーとバーナムは文通を通して仲を深め結婚し2人の娘に恵まれる。

しかし、仕事が長続きはせず貿易会社に就職しても貿易船の沈没による倒産で解雇になってしまう。

バーナムは沈没した船の登録証を持ち出し、それを担保に銀行から資金を狩りて世界中の奇妙なものを展示した「バーナム博物館」をオープンさせる。しかし、客足は芳しくなかった。

娘の「生きているものもいないと」「何か奇抜なもの」という言葉でユニークな人を集めてのショーを行うことを考える。

しかし見世物小屋のようなショーを行うバーナム達に、市民の中には「街の恥さらし」と激しい抗議活動をするものが現れる。蒸溜社会からも成り上がりのペテン師としてしか扱われなかった。

そんな中、欧州随一のオペラ歌手と仕事をする機会を得たバーナムはサーカスのキャストたちを疎んじるようになり・・・。

タイトルの意味

「グレイテスト・ショーマン」の単純な和訳としては偉大なる興行師という意味になります。

そのままでも映画の意味としてはあっていますが、このタイトルはバーナムが上演した「地上最大のショウ」からとられているのだとか。

地上最大のショウの英語名は「The Greatest Show on Earth」といいます。

冒頭でも歌詞で出てきます。

キャスト

バーナム役:ヒュー・ジャックマン

以前の記事でも紹介をしましたが、主な出演作には『X-MEN』シリーズ、『ヴァン・ヘルシング』『レ・ミゼラブル』などがあります。

受賞歴としては、『ザ・ボーイ・フロム・オズ』でトニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞、『レ・ミゼラブル』でゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞・アカデミー賞主演男優賞にノミネート、今作『グレイテスト・ショーマン』ではゴールデングローブ賞映画部門主演男優賞にノミネートされています。

チャリティ役:ミシェル・ウィリアムズ

14歳の時に『名犬ラッシー』で映画にデビューをしています。

代表作品としては『オズ はじまりの戦い』や『マリリン7日間の恋』、『ヴェノム』シリーズなどがあります。

受賞歴としては、アカデミー主演女優賞と助演女優賞にそれぞれ2回ノミネート、ゴールデングローブ賞主演女優賞に2回ノミネートされうち一回は受賞、助演女優賞にも一度ノミネートされています。

ジェニー・リンド役:レベッカ・ファーガソン

代表作には『ミッション:インポッシブル』シリーズや『DUNE』シリーズ、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』などに出ています。

個人的感想と見どころ

ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。

冒頭から始まる様々な曲

この作品ではいくつものミュージカル音楽が流れます。

一番最初から魅せてくれます。『レ・ミゼラブル』が好きな自分としてはとてもわくわくとした気持ちになりましたが、よくよく見たらジャン・ヴァルジャン役のヒュー・ジャックマンさん!

その後も各場面で歌にパフォーマンスと続きます。ただ歌が流れるよりもわくわく感があるのが好き。

特に「The Other Side 」というバーナムがフィリップを誘う場面の曲の演出がいいですね!

主な曲は下記のようなものがあります。

  • The Greatest Show (OP曲)
  • A Million Dreams  (バーナムとチャリティの出会いから妊娠まで)
  • Come Alive      (批判の中ショーを開催する場面)
  • The Other Side     (バーナムがフィリップを演出家として誘う場面)
  • This Is Me       (バーナムにパーティーへの参加を拒否された場面)
  • Rewrite The Stars   (アンとフィリップが気持ちを確かめつつもすれ違う場面)
  • Tightrope         (バーナムが家族を置いて全米ツアーに向う場面)
  • From Now On    (団員に励まされバーナムが再起する場面)

機転が利く発想力

主人公バーナムは様々な苦難を乗り越えていきます。

会社が突然倒産したり、バーナム博物館が開店休業状態だったり、折角のショーを酷評されたりなどなど。

しかし、その都度素晴らしいアイディアを出してそれを乗り越えていきます。

酷評の記事が掲載されている新聞を持ってきたら半額にするなど、大抵の人はかんがえもしないでしょう。(実際のバーナムさんがやっていたのかはわからないですが。)

どんな困難が立ちはだかってもそれをチャンスにする考え方を見習いたい。

フィリップの告白シーン

『Rewrite The Stars』が流れながらのこのシーン。

フィリップの両親から蔑まれたアンに対して、「運命を変えよう」と告白をします。その返答とそれでも好きなんだというやりとり。

すごいのは歌でのやりとりではなく、ロープアクション(?)です。

元々アンは空中ブランコなどをやる団員という設定。そのため空中でのアクションを行うのに違和感はないのですが、その技がすごい!

空中で回り続けるだけでなく、腰に縄を巻き付け手を放して回転して降りてくるあの技、さらにはフィリップが回転してくるアンに対して空中ジャンプで抱き着くところなど。

命綱はしていたのかもしれませんが、それでも怖いですよね・・・。

結果降られてしまうのですが・・・。

自身への危険を顧みない行動

バーナムが公演ツアーを切り上げて帰ってきた夜に劇場は火事になってしまいます。

みんな逃げ出せたかと思ったらアンがいないことにフィリップが気づいてしまいます。騒然とする中フィリップは一人燃え盛る劇場に突入していきます。

しかし、次の瞬間アンは別の場所からみんなの元へ現れます。

つまりフィリップは誰もいない建物に飛び込んでいったということに。それに気づいたバーナムもまたフィリップを呼び戻しに炎の中へ。

自分が焼け死ぬ可能性もあったのにも関わらずです。

ふられはしたのに愛する者のために行けるというところがすごい。

自分のことよりヒトのことを心配し命を投げ出せるなんてすごいこと。でも真似はしない方がいいですよ。

もう一つの家族

バーナムはリンドとのことで家族を失ってしまいます。

仕事もどん底、家族との関係も最悪、お金さえ無くなってしまったバーナムですが、それを救ったのはもう一つの家族。サーカスのメンバーでした。

一人やけ酒をしているバーナムのもとにサーカスメンバーが駆けつけます。

バーナムは給料の件できたのかとおもっていましたが、団員はもう一度みんなでやりたい、サーカスこそが彼らの家であり団員は家族であるということをバーナムに訴えます。

それを聞いたバーナムは再度奮起することをその場で約束します。

このシーンはそれが素晴らしいだけでなく一糸乱れぬダンスパートも見ものです。

さいごに

今回は『グレイテスト・ショーマン』のおすすめをかかせていただきました。

ミュージカル映画はやはり踊りなどでも見せてくれて楽しいですね!インド映画でも見てみようかな・・・。

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