今回はDisney+で公開されている映画「穴 HOLES」についてのご紹介です。
2003年に作られたアメリカの映画です。
あらすじ
主人公スタンリー・イエルナッツ4世は道を歩いていると空から靴がおちてきて追われる身に。それはある有名選手のもので寄付したものでした。それが盗まれたとして警察に捕まり刑務所か矯正施設での生活かの選択に迫られます。
矯正施設での生活を選んだスタンリーはグリーンレイクの施設で穴を掘ることに。そこでは一日一人一個の穴を掘るという課題がありました。穴を掘ることで人格形成に役立つとし1年中穴を掘ることに従事します。
ひたすら穴を掘ることで一日を終えますが、一つだけ作業を免除してもらえる方法が。それは「何かいいもの」を掘り当てること。なぜ、掘り当てれば休みがもらえるのか。
タイトルの意味
今回のタイトルはそのまま「穴」。
これは単純に矯正施設での作業で行っている穴掘りから来ているものでいいと思われます。
他にもなにかかかっているのか・・・。
キャスト
スタンリー(4世)役:シャイア・ラブーフ
友人の芝居を見たことから演技に興味をもち様々なオーディションに挑戦。2000年代初頭からディズニーチャンネルで司会を担当するようになります。
その後様々なヒット作に出演をしています。
代表作としては「トランスフォーマー」でシリーズ3部作にわたって主演を務めています。
他にも「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」や「アイ,ロボット」、「ランナウェイ」、「フューリー」などに出演をしています。
所長役:シガニー・ウィーバー
スタンフォード大学で英語を、イェール大学で演技を学びました。
1977年に映画デビューをし、その後数々の映画に出演をされています。
過去にゴールデングローブ賞の主演女優賞と助演女優賞をそれぞれ1回受賞されています。
代表作としては「エイリアン」シリーズや「アバター」シリーズがあります。
他にも「ゴーストバスターズ」などにも出演をしています。
個人的感想と見どころ
ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。
異様な光景の冒頭
冒頭での穴の数々。異様な光景でなんだこれと思ったがまさにそれが今回の話の肝になります。
1日1個の穴を掘るという矯正方法。
頭がくるってしまいそうです。
冒頭のロバの横に立つ男
スタンリーが矯正施設に連れていかれる際に車の中からロバを引き連れている男性を見つけます。
そしてすぐに消えてしまう男性。
ホラー!?と思ったらちゃんと後から出てきました。
過去回想のサム。
彼は町の権力者の怒りを買い湖の上で殺されてしまいます。
その無念さなのか??
ってかあのタイミングで登場させた理由は何なのか??呪いがあるということか?
というかキスされたから処刑ってなんやねん。
ニックネーム
矯正施設では様々な人がいます。
いか、レントゲン、ゲロ袋、わきの下、マグネット、ジグザグ、ゼロなどなど。
なぜそれぞれがあだ名で呼び合うのか?団結心??
それともゼロの本名を隠したかったのか。そう、あとあとわかるゼロの本名はゼロ―二。呪いをかけた人と同じ名前。それを序盤で知られたくなかったから隠すためなのか?
施設職員のペンダンスキーは他のものは本名で呼ぶのにゼロだけあだ名でした。これは意図的。
オドアはスタンリーに本名で呼ばれたらめっちゃ怒っていましたが、なんで?わきの下なんて絶対いやじゃん・・・。
呪い
呪いは1世のときからはじまります。
1世は宝くじが当たったけど盗賊に襲われ、2世は・・・?3世は発明がうまくいかないという呪いの効果。
発明は呪いなのかというぎもんがありますが、呪いが解けたらちゃんと発明が成功していたのでやはり呪いなのか?
そして4世は不当な罪で送られます。
マダムゼロ―二によってもたらされた呪いですが、しっかり終盤で呪いが解かれます。
まさかのゼロ―二の曾孫をイエルナッツ4世こと呪いをかけられた曾々孫が親指の山に連れて行って水を飲ませて呪いを解くとは。
先祖の恋
一人の女性・アイラに対して一目ぼれし、占い師のマダムゼロ―二に相談しに行ったのが呪いの始まりとなります。
その娘に恋をしなければ・・・。
忠告もむなしく結婚を申し込みに行くわけですが、結婚のために太った豚をプレゼントすることに。
そんな豚を用意できないため再びマダムゼロ―二のところへ。
そして子豚と魔法の唄を教わり、毎日山へ水を飲ませに行って豚を見事に太らせるという努力をしたのに。
アイラは「思い浮かべた数字を当てたほうと結婚する」という不思議な条件を。
それにぶちぎれたご先祖様。
マダム・ゼロ―二を山に連れていくことなくアメリカへ行き、代々ののろいがかかることに。
あんな努力したのに何も得ずに呪いだけ受けるなんてほんと最悪。
玉ねぎと桃の交換
過去回想でサムが玉ねぎをあげて桃をもらうシーンがありました。
何気なくみていたシーンでしたが、その後もことあるごとに玉ねぎあげたり、家の補修のお礼で桃のジャムをあげたり。
まさかの伏線!!
それがイエルナッツ3世の発明品、靴の消臭剤になるとは!?
というか玉ねぎの匂いが残りそうだが本当に効果あるのか??
親指の岩はおそらくサムの本拠地
作中で何度も出てくるサムが持ってくる玉ねぎ。
そして親指岩の上に自生している玉ねぎ。
おなじものですが、なんでこんな上に??と思いましたが、もともとは湖のあった場所。
そう考えると山ではなく元々は島だったのかも?
と考えると結構深い湖だったのでしょうか?
ちなみにサムが殺されたときは湖がまだあり、その後13年してケイト・バーロウが死ぬときは既に干上がっています。というかイエルナッツ1世がケイト・バーロウに襲われたときにはすでに干上がっています。
どれくらいの年月かわかりませんがそんな深い湖が10年程度で干上がってしまうのか??なくはないか。
サムも呪いをかけられる魔法使い?
湖が干上がったり雨が降らなくなったのは何故なのか?
やはりこれは殺されたサムの呪い??
では最後に雨が降ったのはなぜか??
雨がふったということは呪いが解ける何かがあったということに。
これは所長が逮捕された直後に起こっています。
所長はサムを殺した男の孫にあたるので、男の代わりに罰を受けたという判定で呪いが解けたのでしょうか?
最後のシーン
最初に出てきた野球選手がまさかのもう一度登場するとは。
そしてその出演がイエルナッツ3世の発明した消臭スプレーであること、そしてその商品名が「スプルーシュ」。
そう、ゼロが脱走後にひっくり返ったサムのボートの中にあった瓶詰に勝手につけた名前と一緒!
つまり商品名はゼロがつけたということなのか??
ゼロもイエルナッツ4世もこの選手に関係しているから最後出てきたとして、まさか商品名までゼロの影響を受けているとは。
さいごに
今回は「穴 HOLES」の記事をかかせていただきました。
色んな過去回想がしっかり全て回収されていてよかったのと、こまごまとした伏線が本編には関係ないところで回収されていたりと楽しい作品でした。
最後にはナレーションで4世の声で「あとの穴は自分で埋めてね」というセリフがありますが、こういった細かいつながりを探してねということだったのでしょうか。
この作品はDisney+で視聴ができます。もし加入されていなければAmazonから購入もできるので良ければ。小説版もありました。
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