『ふつうの軽音部』のすすめ~次にくるマンガ大賞2024ノミネート作品~

本・映画

今回も今自分が読んでいるマンガの中で「次にくるマンガ大賞2024」にwebマンガ部門でノミネートされた作品をご紹介です。

今回は『ふつうの軽音部』について紹介をしたいと思います。

こちらのマンガはジャンプ+にて日曜日に連載中の作品となります。初回無料で読めるものになるので、少しでも気になる方はぜひ見てみてください!

あらすじはネタバレしないように書いています。登場人物の紹介からはネタバレが含まれているためネタバレされたくない人はスキップして本誌を読んでください。

また、「次にくるマンガ大賞2024」は7月8日に投票を締め切ってしまったのであしからず・・・。(7月11日までと勘違いしていました。)

あらすじ

大阪在住の女子高校生鳩野ちひろは高校入学をきっかけに軽音楽部に入ることを志す。高校入学前日に軽音部に入るためにエレキギターを買うためにとある楽器屋に行くと見知らぬイケメンの鷹見頂希に出会う。彼は同じ高校の軽音部に入る同級生であった。元々陰キャである主人公は中学の友達もいない学校で積極的に周りに声をかけられないでいたが、同じクラスで軽音部希望の内田桃とひょんなことから仲良くなった。一緒に新入生歓迎会に参加し、改めて軽音部に入ることを誓ったちひろ。初めての部活見学の日にバンドを組むことになり、部内で唯一仲の良い桃と組もうとするが、桃は中学の友達とバンドを組む約束をしていたため振られてしまう。取り残されたちひろは同じクラスの子の紹介でバンドを組んでいくが・・・。

作者は?

『ふつうの軽音部』の作者は原作と原画に分かれています。

原作はクワハリ先生、作画は出内テツオ先生になります。

クワハリ先生は当初作画も行っており、1作目は自身のXで公開していた。一通り書き終えたのちに「よりお話に起伏を作れるフィクションを作ってみたい」という思いで作られたのが『ふつうの軽音部』でした。

ジャンプルーキーで連載を始め、その後ジャンプ+での連載会議にチャレンジのオファーがきたが、当時フルタイムで働いていたことや、自身の作画のペースやスキル的に難しいと返答。それに対して作画担当がつき、原作に専念できるという条件がでたため挑戦することになったという経緯があります。

引用:ジャンプルーキー! 普通の軽音部4話

作画担当としてついた出内テツオ先生はそれまで『野球場でいただきます』などのマンガを執筆されています。

ちなみに二つ並べた画像ですが、ジャンプルーキーがクワハリ先生作画、ジャンプ+の方が出内テツオ先生が作画した同じシーンですが・・・だいぶ違いますね!

引用:ジャンプ+ 普通の軽音部4話

登場人物の紹介

鳩野 ちひろ(はとの ちひろ)

この漫画の主人公。高校1年生。高校進学を機にギターを購入して軽音部に入部。自他ともに認める陰キャであるが努力家で行動力もある。厘らと「ラチッタデッラ」を結成するがすぐに解散し、夏休みの武者修行を経てガールズバンドの「はーとぶれいく」を結成する。

内田 桃(うちだ もも)

ちひろの最初にできた友達。同高校の1年。コミュニケーション能力が高く、ちひろに対しても初回から「はとっち」とあだ名をつけて呼ぶ。ちひろ曰く「一軍女子」。中学からの友達と「sound sleep」を結成するが解散。厘により「はーとぶれいく」に導かれる。

幸山 厘(こうやま りん)

同高校の1年。ちひろと「ラチッタデッラ」を結成するが、あることをきっかけにちひろを神として崇め、様々な策略を経て「はーとぶれいく」を結成させる。見た目おっとりした策士。ちひろからは「長身・ショートヘア・おっとり系・ベーシストのはね満はあろうかという女子」との印象を当初は受けていた。

鷹見 項希(たかみ こうき)

同高校の1年。ちひろがギターを購入する際にたまたま出会った。その後同じ軽音部に入るが特にちひろとは何もなく過ごす。演奏技術も高くイケメン。それゆえにもてるため男女関係の一方的トラブルが複数回あり。

藤井 彩目(ふじい あやめ)

同高校の1年。鷹見と同じ「protocol.」のメンバーであったが脱退。幼少期のトラウマがあり人を見下した態度をとることがある。

新田 たまき(にった たまき)

同高校の3年。軽音部の副部長で新入生歓迎会でのライブでボーカルとして参加。ちひろからの尊敬を受け、ちひろのことにも気をかけているよう。笑いのツボが独特でありちひろも軽くひく。

矢賀 緑(やが みどり)

同高校の1年でちひろのクラスメート。軽音楽部に「陰の者」として一緒にいてほしいと誘われるが、軽音部への恨みを感じるほどの力説で拒否。しかし、同じ中学出身の厘をちひろに紹介するなど優しさをもつ。

個人的感想

ほんとうに普通

第一話で入学前の楽器屋であったイケメンの男の子が、実は同じ高校の同じ軽音楽部に入るとなれば、マンガ的にはその後恋愛に発展していきそうなのが王道。

しかしこの漫画はそんなことにはならない!もう第一話で該当シーンのナレーションで「3年間いい感じにはならなかった」と断言するという始末。

まぁ、美男美女にあったからって特に何も始まらないのはふつうの高校生の日常だなと思いました。

主人公に突出した能力はなし

そして、だいたいこういうマンガは演奏がうまかったりするものだがそこは高校から始めただけありうまくない設定。校内ライブには1年生のバンドが3組しか出れないためオーディションがあったが普通に落選。そしてバンドメンバーのやる気が低下という、現実世界でよくありそうな展開。

厘にボーカルとしての才能を見いられていましたが今後どうなるのか。

厘の策略がすごい

「はーとぶれいく」を結成するにあたっての一番の立役者ですが、そのメンバーの集め方が結構えぐいくらいの策略を行いました。

まずは桃を孤立させてバンドに取り入れるために大道さんが先輩とつきあっていることを話してみたり、彩目がふられてバンドから脱退させるための策略として彩目が彼氏の前で思いっきり自分を馬鹿にするように仕向ける態度をとってみたりとなかなかです。というか第27話の厘は本当に厘なのかと疑うほど悪い顔をしております。

引用:ジャンプ+「ふつうの軽音部」第27話

さらには今後文化祭ライブに出るための「プランY」があったりとまだまだ策略が見れそうです。

さいごに

今回は『ふつうの軽音部』について紹介をさせていただきました。

投票は終わってしまいましたがよかったら一読してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました