今回は2025年8月8日に公開されたジュラシックシリーズの最新作である『ジュラシックワールド/復活の大地』を見てきてよかったのでおすすめをしたいと思い記事にしてみました。
よかったはよかったのですが、突っ込みたいところもあったのでそれも後半で書きたいと思います。
あらすじ
前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』から5年。世界中に放たれた恐竜たちは、気候や環境の変化に耐えられずその数を減らしており、赤道直下の限られた地域にだけ生息することができていた。秘密工作の専門家ゾーラは、製薬会社の代表クレブスから、人類を救う心臓の新薬を開発するために陸・海・空の3大恐竜のDNAを採取するという任務の依頼を受けた。
二人は恐竜の専門家である古生物学者ヘンリー・ルーミス博士を同行させて赤道直下へ。そしてそこでチームとして集められたのは、ゾーラが最も信頼する仲間である傭兵ダンカンとその仲間。チーム一行は、かつてジュラシック・パークの極秘研究が行われていた“禁断の島”へと向かっていた。その途中でターゲットの1匹である海の巨大恐竜・モササウルスに襲われたデルガド一家を救出。一般人の彼らを乗せて向かうのはターゲットのモササウルスへ。そして・・・。
タイトルの意味
『ジュラシックワールド/復活の大地』。
これは過去の6作品のうちの後半3作品と同じ「ジュラシックワールド」の名前を冠しています。
では「復活の大地」は何を指しているのか。
この世界では「ジュラシックワールド/炎の王国」後に恐竜が全世界に広がっていった世界線のお話です。しかし、恐竜が支配していた時代と今の世界の気候はだいぶ異なり、再度の絶滅の危機にたたされていました。
しかし、一部の赤道直下の島々であればその気候が恐竜たちにとって生存可能なものでした。
今回のお話はそんな島に心臓の新薬を作るべくして主人公たちが乗り込むお話になっています。そこでは周囲の海洋も含めて様々な恐竜が巣くっており、まさに恐竜の復活のための島「復活の大地」になっていました。
ジュラシックパーク シリーズ
今作はジュラシックパークのシリーズ7作目、ジュラシックワールドシリーズでは4作目となります。
ジュラシック・パーク
シリーズ通算1作目は1993年に映画化された『ジュラシック・パーク』。当時のさシリーズ通算1作目は1993年に映画化された『ジュラシックパーク』。当時の最高興行収入記録を塗り替えた作品で、2013年に公開20周年を迎えて3Dで再公開されたものになります。
内容としては、インジェン社のハモンド氏が建設したジュラシック・パーク開園前のテストとして招かれたアラン博士やマルコム博士ら。順調に視察をしていたところで、トラブルに巻き込まれてしまいます。停電により高圧電線が機能不全になり肉食獣たちが脱出。犠牲をだしつつ肉食獣から逃げて島を脱出を目指すお話になっています。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
通算2作目は1997年公開の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』。こちらは小説版と大幅な変更があり原作ファンからの強い批判もありあまりヒットをしなかったようです。ただ、小説企画と同時進行であったため小説版の著者からも「自由に作って」といわれていたようなので仕方ないと言えば仕方ない・・・。
内容としては1作目にでてきたイアン・マルコム博士らが恐竜の生態調査を行うためにイスラ・ソルナ島へ。しかしそこにはハモンド氏の甥のルドローが雇った恐竜ハンター団が。ルドローはアメリカ本土にジュラシック・パークを再建しようとし・・・。
ジュラシック・パークⅢ
通算3作目は2001年に公開された『ジュラシック・パークⅢ』。この作品からは映画独自ストーリーとして展開され、監督がスティーヴン・スピルバーグからジョー・ジョンストンに交代となりました。
内容としては前作の舞台イスラ・ソルナ島は恐竜の自然管理保護区域に指定。1作目で出てきたアラン博士が発掘を行っていると、そこに「カービー・エンタープライズ」の社長夫婦が現れる。二人は結婚記念日に恐竜を上空から見たいためにソルナ島上空をアラン博士にツアーガイドをしてほしいと依頼。島への上陸をしないことと多額の報酬の条件を提示され、助手のビリーとともにツアーガイドの仕事へと赴くが・・・。
ジュラシック・ワールド
通算4作目は2015年に公開された『ジュラシック・ワールド』になり、ここから「ジュラシックワールド シリーズ」がはじまります。
舞台は1作目のイスラ・ヌブラル島のジュラシック・パークの悲劇から22年後となります。そのパークを新たにジュラシック・ワールドとして成功させ観光施設としているところから始まります。パークの責任者のクレアは甥二人を島に招待。しかし、そこでトラブルが発生。遺伝子操作におり生み出されたハイブリッド恐竜であるインドミナス・レックスが檻から脱出してしまう。ラプトルの調教師であるオーウェンの力を借りラプトルのブルーたちとともにインドミナス・レックスを追い詰めようとするが・・・。
ジュラシック・ワールド/炎の王国
シリーズ5作目、ワールドシリーズ2作目は2018年に公開された『ジュラシック・ワールド/炎の王国』になります。
舞台は前作と同じイスラ・ヌブラル島から始まります。パーク崩壊後も恐竜たちが生存していたその島は火山噴火が起こり再度絶滅の危機にさらされてしまいます。恐竜保護のためにハモンドのビジネスパートナーであったロックウッド財団とともにヌブラル島へ向かうクレアとオーウェン。そこでかつてオーウェンが訓練していたブルーを探すことになるが、ロックウッド財団の本当の目的は保護ではなく恐竜を高値で売りさばくことが目的であった。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
シリーズ6作目、ワールドシリーズ3作目は2022年公開の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』。
前作でアメリカ本土に連れてこられた恐竜たちが人間の世界に解き放たれて4年後の世界。恐竜と人間の混在する新たな世界の中、インジェン社のライバル企業であるバイオシン社によりイタリアの山脈に恐竜の保護施設が作られていた。オーウェンとクレアは前作で出会った少女メイジーとひっそりと暮らしていたが、密猟者によりメイジーとブルーの子供がさらわれてしまう。一方でアメリカでは巨大なイナゴによる作物被害が続出。アラン博士らの調査で原因がバイオシン社にあると考え、マルコム博士の伝手で恐竜保護施設に向かい・・・。
個人的感想と見どころ
ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。
チャラ男いいやつじゃん!
物語初めにでてきて誰もがマイナスの感情をもつとともに真っ先に退場してしまう第一位と思われていたであろうテレサの恋人ザビエル・ドブス。
こんなやつに自分の娘を任せたくないと思ったのは私だけではないであろう。そして、最後には任せてもいいかもと思ったのも。
ファーストインパクトは自分の役割も全うしないダメキャラでした。自分の操縦ターンにだるくて眠いからと彼女の父親に操縦を押し付けるとかやばい奴とおもっていました。そしてモササウルスに襲われたときは「ほらっ、犠牲者第一号は彼だ」と心のなかで思いましたが、意外と生き延びる。
しかし、その後に彼の印象を強烈に変えるエピソードが。そう、モササウルスと共生関係であったスピノサウルスの襲撃での出来事。海に放り出されてしまった彼女を助けるために何の躊躇もなく海に飛び込む彼は間違いなくヒーローでした。人は見かけによらないというか、一つの側面で決めつけをするのはよくないなと思わされるシーンでした。
意外と早く散ってしまったあのキャラ
逆に対象的に終盤までいるであろうと思ったキャラが早々に退場になっての驚きもありました。
そのキャラはゾーラのチームメンバーのニーナ。長くいきているであろうと思った最大の理由は吹き替えが江戸川コナンの声でおなじみの高山みなみさんだったから。
最初登場したときに「あっ、コナンの人だ」と思い、「ってことは長く生きていそう」と思ったら、まさかのドブスとは逆にスピノサウルスにやられてしまった彼女。せっかく陸地にたどり着いたのに・・・。
恐竜というか怪獣??
今作にもいろいろな恐竜が登場をしていました。
しかし、中には恐竜というよりももう怪獣じゃんというものも。
それは遺伝子操作で生み出されたディストータス・レックス。こいつ、ヘリコプター食ってたよね。
いや、もう恐竜の域ではない・・・。手もなんかたくさんあるし顔はエイリアンみたいな感じだし・・・。ちょっと、なんだかなぁという感じも。しかも終盤だったから余計なんかね・・・。ちょっと残念なところだった気がします。
会社役員や製薬系はやはり
今回の首謀者である製薬会社のクレブスさん。彼の発案で三匹の恐竜から遺伝子を抽出して薬を作ろうと画策していましたが、最後はやはり裏切りの形で一人で逃避行。
そして、案の定恐竜の餌食に・・・。これまでの作品でもやはりエンジニアや会社役員などなど黒幕的な人たちは悉く肉食恐竜の胃袋に収まってきましたが、今回もやはり同じだなぁと感心。
ダンカンの最後
ゾーラの傭兵仲間で今回船を出してくれたダンカン。かれはとても頼れるお兄さんという印象。
人命を重んじるタイプでデルガド一家が海で遭難している時もクレブスの意見を無視して救助へ。そして、一番の見せ場はやはり最後のあのシーン。
ディストータス・レックスがデルガド家次女のイザベラにロックオンしたときに、おもむろに発煙筒をつけてディストータス・レックスの気をひき、みんなのために囮になるというシーン。
だれもがどう考えても終わったなと思っていたに違いありません。彼の最期が描かれないまでも結果は目に見ていた・・・そう思っていたのは自分だけではないと思いますが、結果は生存。
どうやって助かったのかが描かれませんでしたが、彼は今後も活躍をしてくれるキャラなのかもしれませんね。
さいごに
今回は『ジュラシックワールド/復活の大地』を見てきたのでそのおすすめになります。
迫力もあるので是非劇場での鑑賞をおすすめしますが、間に合わなかった人は是非DVDでの鑑賞もおすすめです。
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