ラ・ラ・ランドのすすめ

本・映画

今回は2016年に公開された映画『ラ・ラ・ランド』について記事をかかせていただきます。個人的感想ではネタバレを含んでいるのでまだ見ていない方は見ないでください。ぜひネタバレ前に鑑賞を!

ストーリー

主人公は役者をめざすミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストとして店を持ちたいセブ(ライアン・ゴズリング)の出会いのお話になります。

パートは大きくわけて冬・春・夏・秋・その後の5段構成。

ロサンゼルスを舞台にそれぞれの夢への苦悩と葛藤、そして二人の関係性の変化について描かれていくミュージカル映画となっています。

二人の一番最初の出会いは決していいものではない、というか悪い出会い方。そこから何故二人が惹かれあい、そして最後の結末を迎えていくのか。

おおまかなストーリーはこんな感じです。あまり書くとネタバレになるので自分の感想のところで色々書きたいと思います。

タイトルに込められた意味は?

ラ・ラ・ランド、アルファベットで書くとLa-La Landとかかれますが、Laはロサンゼルスの略語が由来であるとされているようです。実際1980年ごろから使われ始めた言葉で、

  • ロサンゼルスの愛称
  • 現実離れした世界、おとぎの国
  • 現実から遊離した精神状態

などの意味があるようです。つまり現実では起こり得ないことということなんでしょうか?

セブ役のここがすごい!

この映画、作中の演奏シーンは実際にセブの役を演じているライアン・ゴズリングが自分で弾いているとのことです。アクション映画もそうですが、スタントマンなど代役が使われることもしばしばある中、演奏シーンを自分自身でやるとはかなりの練習が必要だったであろうことは想像に難くないです。

このライアン・ゴズリングさん、様々な映画に出演され、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞に5回ノミネートされ、うち1回受賞をされている方。アカデミー主演男優賞にも2回ノミネートされています。多忙そうなのにほんとどのタイミングで練習をしているんでしょうか。様々に出ている作品の中で一番気になるのは『きみに読む物語』。今度見てみようと思います。

ミア役の人はどんな人?

こちらの方もゴールデン・グローブ賞の主演女優賞や助演女優賞に計7回もノミネートされ、うち2回主演女優賞を受賞されています。本作ラ・ラ・ランドでも主演女優賞を受賞されています。ちなみにもう一作は昨年2023年公開の『哀れなるものたち』で、あらすじを読んだらとんでもない作品で逆に興味を持ちました(・_・;)

個人的感想

ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。

冒頭からいきなりの歌って踊ってのミュージカル感がすごかったですね。高速の渋滞中にいきなりみんな出てきて踊りだす。冷静に考えると「あなたたちそんな中で今まで何してたの?」と思わされる開始3分にいる青いトラックの荷台の中の人たち(笑)

その後のパーティーのシーンではゆっくりした展開の中プール再度に近づいたと思ったら二階からプールへダイブする男性には少しびっくりしました。「えっ、いきなりどうした?」と思ったらそれをきっかけに曲のテンポが速くなっていき・・・カメラワークで酔いそうになりました・・・。

肝心の二人の関係は、いい感じに出会うのかと思えばセブが無視するし、付き合うのかと思ったらミアには当時彼氏がいるし。でも喧噪の中でミアはジャズの音楽しか聞こえなくなるほどにセブのことをきにしていたんですね。まぁそのあとの映画館のスクリーン前に 立つのはダメだと思いますが(笑)

その後はようやく付き合ったかと思えば古い友人からの誘いでバンドへの道へ。

「過去にしがみつくな、ジャズは未来の音楽だ」

なんかいい言葉。ジャズに限らず過去にとらわれ続けてはいけないのかもしれないですね。

ただ、これがミアとセブの関係を狂わせる一言だったのかもしれないですね。

その後喧嘩をし、ミアから別れをつげ、セブが迎えに行き、グリフィス天文台で夢を語り合い「ずっと愛している」といったのに・・・。5年後にとんだと思ったらミアは別の人と結婚しているんかい!!まぁ「ずっと愛している」の前のやりとりから復縁はないのかなとは思いましたが。

そして偶然の再開をしあの思い出の一曲。

「あそこでこうしていれば」「友人の誘いを断っていれば」。その先の未来には二人の結婚と子供が・・・。たらればの物語、現実にはなり得なかった夢の中、まさに「ラ・ラ・ランド」。

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