今回は腰痛の方にぜひみてもらいたい内容になります。
普段何気なく座っている椅子。
はたして本当にその座り方はあっているのでしょうか?
- デスクワークで腰が痛い
- 元々腰痛があるから座り方を学びたい
- おすすめの椅子は?
という人のお役に立てれば幸いです。
椅子に座るだけで腰痛は悪化する
New In Vivo Measurements of Pressures in the Intervertebral Disc in Daily Lifeによると、座っている時の腰の負担は立っている時の1.4倍の負担がかかっているとのこと。さらに、前のめりになると立っている時の1.85倍の負荷がかかるようです。
つまり、座っているだけで実は腰に負荷をかけ続けているということになります。
しかし、ご飯を食べるにも事務作業をするにも座った状態が多いはずです。
なので、少しでも腰に負担がかからないような座り方を学んでおく必要があります。
腰痛を悪化させる座り方

腰痛を悪化させる座り方には次のようなものがあります。
猫背姿勢
猫背の姿勢は骨盤を後ろに傾け、背骨全体が丸まってしまいます。そうすると、椎間板という骨と骨の間のクッションに大きな負担を与え、結果的に腰痛を引き起こして今します。
浅く座って背もたれに寄りかかる
浅く座った状態で背もたれにもたれかかるということは、やはり骨盤が後ろに傾いてしまいます。そうすると結果的に猫背になってしまうので腰痛の原因になります。
姿勢を正そうと背中を反らす
猫背でなくなるように過度に背中を反らすと、腰の筋肉の緊張が高くなり背骨の関節に圧力が加わってしまい、返って腰痛の原因になってしまいます。
足を組む
足を組むと背中にねじれが生じます。結果、体重が垂直にかからなくなり、両側の臀部へ均等に圧がかからなくなります。そうすると、それを支えようとして腰の筋肉の緊張が強くなったり、背骨に負担がかかり、腰痛を悪化させます。
床に足がつかない
足が床についていないということは、全体重をおしりで支える必要がでてきます。結果として腰やおしりの周りの筋肉が固くなり、腰痛に繋がります。
顔を前に突き出す
作業に集中すると自然と体が前へ前へと移動します。気づくと顔が前に突き出した状態でいることも珍しくないと思います。しかし、頭を前に出すことで頭の重さを支えるために腰への負担が増します。
腰痛を悪化させないために
では逆に腰痛を悪化させないようにするにはどのようにするのがいいでしょう。
骨盤を立てて座る
骨盤が後ろに倒れないようにすると、背骨のS字カーブが保持され、しっかりと座骨に体重がのるようになります。そうすると腰への負担が減ります。
左右均等に体重をかける
足を組むことで左右不均等に体重がかかってしまいますが、それ以外にも体が傾いても体重が不均等になってしまい腰痛の原因になります。そのため左右に傾かずに背中がねじれないようにすることで腰痛を減らすことができます。
足をしっかりとつけて膝・股関節が直角になるように座る
足をしっかりと床につけることで腰にかかる体重が分散されるため腰への負担を軽減します。ただし、足がついていればいいというわけでもありません。足を伸ばしたり、手前に引いた状態では足に体重がかからないため、結果腰にかかる体重の負担が増えてしまいます。そのため、膝や股関節が90度になるようにすわるのが、一番腰に負担がかかりにくくなります。
足がしっかりつかない場合は足台などを使うことをおすすめします。も
顎を軽く引く
頭の位置を正しい位置にすることで背骨の位置もよくなるため腰への負担が減ります。
30分に一度は立ち上がる
長時間座っているとどうしても筋肉は硬くなってしまいます。そうすると腰回りの筋肉も緊張してしまうため腰痛の原因になります。30分長くても60分に一度は立ち上がってトイレ休憩や飲み物を取りに行くなど体を少しでも動かすことで腰痛の予防になります。
いつも姿勢を気にするのは疲れちゃうという場合は
姿勢を気にして正しい姿勢をキープするほうが疲れてしまう!
そんな風に思う場合は普通の椅子ではなく姿勢サポートのある椅子をつかうことをお勧めします。
例えば右の椅子は背もたれが90度から120度に動かすことができます。ここで120度にすると腰には負担になってしまうので90度のまま使用してもらいたいのですが、寄りかかっても骨盤を立てる姿勢を保つことができます。また、腰の負担を軽減するサポートクッション付なので腰自体も安定します。
また、高さは10㎝程度は調節が可能なので、自分の足の長さにあった高さに調節することができます。

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すでに椅子は持っているので椅子はいらないんだよなぁという方は右のような商品もあります。
科学的に湾曲したサポートを作成し、腰椎の湾曲に対応し、背中をサポートしてくれる商品。
既存の椅子の背もたれの前に置いておき、これによりかかるようにして使うことで腰回りがサポートされる使用になります。
勿論家の椅子だけではなく車に持ち込んでも良いと思います。

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リビングなどで床でも使いたいという方は次の商品がお勧めです。
上の商品と同様に既存の椅子の座面にセットすればそれだけで腰回りをサポートし、背骨のS字カーブを作ることができます。
本体の重さは1㎏程度なので持ち運びは簡単かと思います。
ただし、座りやすいとしても30~60分に一度の運動は忘れないようにしてください。同じ姿勢を取り続けることも腰痛の原因になってしまいます。

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さいごに
今回は腰痛の人、最近腰が気になる人のお役にたってくれれば幸いです。
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