今回のおすすめの映画は「1分間タイムマシン」という作品になります。
これは2014年にアメリカとイギリスにより作られたSF短編映画となります。
あらすじ
主人公のジェームスはベンチに座っている女性・レジーナを口説こうとします。彼は不思議な箱を抱えて。会話を失敗してはボタンを押し「1分前」に戻り会話の受け答えを変えていきます。果たして会話は成功するのか、無事に口説くことができるのか、そしてその先には・・・。
タイトルの意味
そのままの意味で、1分間だけ時間を巻き戻せるタイムマシンを持っているところからこのタイトルになっているのだと思われます。
この映画の特徴
今回の映画はなんと6分(正確には5分50秒の尺で本編は5分25秒)のショートムービーとなっております。
ショートを超えてベリーショートという感じです。
そして出てくる役者さんはブライアン・ディーツェンさんとエリン・ヘイズさんのたったの2名!
アメリカとイギリスの合作とありましたが、大学生で撮れるスケール感ですかね。
でも、しっかり色々な映画祭の賞を取られています。確認できたので10の映画祭で映画賞や脚本賞を受賞しています。
現在はAmazonプライムで無料視聴が可能となっております!
個人的感想
ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。
えっ、そんなこと書いて平気?
ジェームスが持っている箱に注目。それはタイムマシンなわけですが、最初の段階でレジーナに「それ何?それ1分間タイムマシンじゃないの?」と聞かれます。
なんでわかったのか?
その理由は明確。かいてあるんだもの。
みんなに狙われないのかな?めっちゃ便利な代物なのに。
でも、簡単な作りすぎて誰も信じないかもしれないけど・・・。
テンポよくやり直す
6分の映画で1分間巻き戻ったら3回、4回くらいしか使わないのかと思ったらサクサク利用していきます。
あるときは1秒で3回も使用しています。
簡単に1分前に戻れるという設定なので確かに使いやすさはありそうですよね。
回数が合わない気が・・・
作中で「何回使用したか」というところで「16回?」とありましたが、15回しか使っていないような気がするんですよね。
6分ない映画なので何回も見直したんですが・・・。
16回目ありました?
巻き戻す前の世界
作中では「自分のコピーを作っただけ」「本当の体は過去の宇宙空間で死んでいるのよ」と衝撃的な理論が!
そして次々とその末路が描かれているわけですが・・・。
突然目の前で人が息絶えたらそりゃびっくりしますよね。
あんまり深く考えたことのない「巻き戻す前の世界のその後」ですが、そういう考え方もできるのかと思わされました。
案外似た者同士の二人
終盤でレジーナも「1分間タイムマシン」を使うわけですが、その中での彼女の一言を聞き、「二人って似た者同士やな」と思わされました。
その問題の発言がこちら
「これは多次元の殺人マシンのようなものじゃないってこと」
この発言は、「殺人マシン」という自分(レジーナ)の発言で意気消沈しナンパどころではなくなったジェームスを無かったことにするために、レジーナが1分間タイムマシンのボタンを押した後にでてくるものです。そしてジェームスに笑顔で「は?」と返され「最悪・・・!」と言って再度ボタンを押します。
似たようなものにジェームスの発言で
「えっと、1分間タイムマシンではないよ」
というものがあります。こちらは最初にタイムマシンであることを指摘されたためにやり直して近づいた際になぜか自らバラシにかかるような発言で、直後に「最悪・・・!」といい再度ボタンを押しています。
なんか似た者同士だなとほっこりしました(笑)
さいごに
短編映画でしたが、とても面白い作品でした。
これを機に短編映画をもっとみてみようかなと思います。
誰か一人でも見てもらえて「面白い」と思ってもらえれば幸いです。
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