NISAで行うオルカンの中身の比率

今回はNISAで始めた人も多いであろう株の中でも、全世界株ファンドであるオール・カントリーことオルカンについて解説を行います。

まず、オルカンの復習

オルカンとは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略称であり日本を含む先進国と新興国の株式を主要投資対象としています。

インデックスファンドで、「指数」への連動を目指したファンドになります。

指数としてはMSCI ACWI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル オール・カントリー・ワールド・インデックス)となります。

投資先

オルカンは前回も記載しましたが「全世界」ではありますが全ての国ではなく47カ国に分散投資をしています。

御覧のように47カ国に分散はしていますがアメリカだけで60%を超えています。

次に多いのが日本の5.5%なので開きがありますね。

また、先進国への投資がほとんどであり、新興国は10%程度の割合となります。

続いてが業種別の表となります。

現代を反映して「情報技術」の分野が多いです。全体の20%程度となっています。

上位3業種だけで約5割の比率を占めています。

上位10業種では94.7%という結果になっています。

組み入れられている銘柄は2722銘柄あります。

均等に割れば1社あたり0.036%になりますが、表を見てもらうとわかるように上位7位までのものは割合が1%以上、TOP3になると3%以上の比率になります。

また、7位まではアメリカの企業が独占し、8位にやっと他の国が入ってきます。

上位10銘柄だけで18.9%あります。

ちなみに純資産額が3兆円以上あるため、0.01%の投資だけでも3億円もあるのでかなりの投資額になりますね。

まとめ

前回の記事にも書いたようにオールカントリーではありますが、基本はアメリカが多くなっています。

これはアメリカが

  • 先進国で少ない人口増加国
  • 人口動態のバランスの良さ
  • 政治の安定
  • 金融法制が整備されている
  • イノベーションの起きやすい文化

という特徴があり有力な投資先となっているからです。

また、投資先の銘柄は均等に振り分けられているわけではなく、より有力な企業に多く投資されるように傾斜がかかっています。

投資先は2722銘柄ですべてはだせないですが、上位10銘柄は上記のようになっています。

今回特にかきませんでしたが、各種コストも低くかなりの優良ファンドであり、多くの人に選ばれ「Fund of the Year 2023」で1位になっています。

さいごに

今回はeMAXIS Slim全世界株式、通称オルカンの投資先について表をお借りして説明させていただきました。

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