学校の修学旅行などである「旅のしおり」。その中には旅での注意事項や持ち物のチェック欄などがあり、日にち毎のページがありました。
部屋の整理をすると残していた旅のしおりがでてきて思わず思い出に耽る方も少なくはないのでしょうか。
思い返せば大人になった後の旅行で「あっ、アレ忘れた」とか、「あらかじめ下調べしたけど時間配分間違えて回れなかった」などの思いをしたことも一度や二度ではないはず。
そしてふと思いました、「チェックシートがあれば忘れ物減らせそう」「スケジューリングすればいけそう」と。
また、小さい子供がいる方は「注意事項」を作ることで旅行前の事前準備ができたり、子供も旅行を待ち遠しく思ってくれること間違いなしです。(多分)
今回はワードプレスを用いた「旅のしおり」の作り方を順をおって解説していきます。
ワードプレスでの作り方
テンプレートを選ぶ
まずはワードプレスを開き、新規作成をクリックして下の写真にある「オンラインテンプレートの検索」から「旅行」とうちます。

そうすると「旅の小冊子」というテンプレートがあるのでそれを選択します。

旅の小冊子をひらくと

上記の様に8ページ分のテンプレートがでてきます。
実際にはA4サイズで4枚分になります。
1枚目には左に裏表紙、右に表紙がきます。
2枚目は左が目次、そして右側が5ページ目に。
3枚目は左が4ページ目、右が1ページ目。
4枚目は左が2ページ目、右が3ページ目。
一見すると順番がおかしく感じるかもしれませんが、1枚目と2枚目は表裏印刷で一枚になり、3枚目と4枚目が一枚になります。それらを重ねてから折ると本のようになります。
旅のしおりのページ数を決める
表紙などこみで8ページで納める場合はこのまま使用していただければ問題ありません。
4ページにする場合は最初の2枚だけ残して他2枚を消してもらい、作成をしてください。4ページにする場合は特に大きな問題はなく、当初の設定どおりで1枚目左を裏表紙、1枚目右を表紙、2枚目左を1ページ目、2枚目右を2ページ目にしていただければ平気です。表紙などない場合は順番に4ページ目、1ページ目、2ページ目、3ページ目としてください。
もし8ページよりも増やす場合は注意が必要です。可能であれば4の倍数にしましょう。そうならない場合は偶数ページの場合は最後の一枚の半面が白紙になるのでそれを内側になるように折り曲げて重ねればうまくいきます。奇数の場合は必要に応じて白紙のページを設定しましょう。
また、下部にページ数を入れる場合は右のイラストを参考にしてください。
見方としては一つの段が一枚の左右になっています。
普通にページ数を入れてしまうと、製本した後にばらばらになってしまいます。なぜなら表裏印刷のため1枚目と2枚目で製本時1枚の表裏になるからです。
もし全部で16ページ以上の場合も、右のように次の一枚の逆側に次のページがくることになるので左右交互でページ数を振っていけば製本時にきちんとページの順番を並べられます。
もし、4の倍数で作らない場合は、最後の枚数目は番号をクロスしない方がうまくいきます。

何ページになるかわからない場合は目次を使って必要なページ数を割り出すといいかもしれません。
目次をつくる
デフォルトは下の左側のようになっています。


文字の部分を各ページの見出しに書き換えると簡単に作れます。見出しとページ数の間の「…」は自動で長さが調整されます。
予定表と紹介ページ
今回は4歳の子どもに作ったので漢字一切ないものになりましたが、こんな感じになります。

表に関してはあらかじめ別で作ったのを挿入するほうが簡単でした。レイアウトに関しては上のタグから「テーブルレイアウト」をえらぶと点線のセルを分割することもできます。
今回の例として使用したページはたまたま左右で連続するページでしたが、場合によっては製本後にばらばらになってしまうので気を付けてください。
今回右のページの部分は、テンプレートのものを利用して作っています。テンプレートの写真や文章を消してそこに書くとそれっぽい感じになるので便利です。
注意事項やもちものチェックリスト
たびのしおりに必要なものは他にも「注意事項」や「持ち物チェックリスト」があると便利です。
今回は子供ようにつくったので注意事項は「おやくそく」として記載しました。
大きな文字で端的に、小さい文字で補足的にかくとこどもも理解しやすいかと思います。
もちものチェックリストはチェックができるようにチェックボックス(「☐」)を。
前日までの準備でそれらを入れたらチェックできるようにすると便利かと思います。

実際にできたものがこちら


表紙の絵はそのまま採用させていただきました。
印刷をかけてページのずれがなければ完成です。
さいごにホチキス止めが必要です。パターンとしては二つ。ひとつは上のしゃしんのように紙の真ん中にホチキスをするか、それとも半分に折った状態でホチキスをするか。
前者の場合のメリットは開きやすいというところ。ただし、専用の大きいホチキス台を使用して真ん中にとめるか、硬いものの角を使って普通のホチキスで止めるかになるので苦労が必要になります。
後者はメリットとしてはホチキスがしやすいですが、反面開きにくくなるというデメリットがあります。ただし、テンプレートで作成した場合、真ん中の部分に余白があるのでよほど深く止めない限りは折れて文字がよめなくなってしまうことはありません。
さいごに
今回はオリジナルの旅のしおりの作成について記事にしてみました。
正直手間にはなりますが、年一程度の遠くへの旅行であればいい思い出にもなるので、オリジナルのものをつくってみてはいかがでしょうか。
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