今回は家の中の雰囲気にも関わる壁紙についてです。
家の中で一番触れるのが床であれば、視界に一番入るのは壁。
壁紙の色や模様でその部屋の雰囲気が決まるといっても過言ではありません。
では、どんなものを選ぶのがいいでしょうか?
- 壁紙に役割があるの?
- 壁紙の種類ってなにがあるの?
- 部屋を大きく見せることもできる?
- どんな感じで選べばいいの?
といった疑問におこたえできるような記事になれば幸いです。
壁紙の役割とは?
壁紙の役割には主に3つあります。
部屋の雰囲気を作る
壁紙は部屋の雰囲気づくりには欠かせないものになります。
落ち着いた雰囲気を出したいのに黄色味のある明るすぎる色合いであれば、落ち着いた雰囲気は作れません。


上の二枚は同じ部屋のつくりですが、色が変わると雰囲気が変わって見えます。(本来は朝と夜の違いで画像が作られたのかもしれませんが。)
明るい白色系を選べば清潔感が得られますし、暗めの色合いを選べば落ち着いた雰囲気を作ることも可能です。
空間を清潔に
壁紙には種類によって様々な効果があります。
よく聞くものとしては「消臭」や「抗菌」といった効果ではないでしょうか?
しかし、他にもマイナスイオンを発生させるものやアレルギー源が舞うのを防ぐ効果などもあるものがあるようです。
下地の壁を守る
壁紙には他に、壁自体を守るという役目があります。
壁紙によって湿気の調節をするものもあり、カビの繁殖を抑えることが期待できます。
壁自体がかびてしまうと直すのは大変ですが、壁紙であれば交換するだけでOKです。
壁紙の種類と特徴
壁紙の素材としてはいくつか種類があります。それぞれで特徴も変わるため紹介をさせていただきます。
ビニールクロス
コストが安価で一般的な壁紙となります。木目調や織物調など種類が豊富にあります。
ビニールなので汚れが落ちやすく掃除がしやすいというメリットがあります。
また、消臭機能やマイナスイオン、抗菌・防カビなどの機能が多くあります。
珪藻土
自然の素材である珪藻土は風合いを楽しむことができます。
和室との相性がよく、消臭や調湿機能があります。また、不燃性の素材なので防火性も高いものとなります。
木質系
薄めにカットした木材を使用し、紙などのシートに裏打ちしたものになります。
主に天然木やコルクなどが使用されます。
掃除がしやすく、表面が木材なので経年変化を楽しむこともできます。
和紙・紙
和紙は独特な風合いがあり、和の落ち着きある空間にしたいときにはよいと思います。和紙は調湿効果があるだけでなく、消音効果も期待できるようです。
紙の壁紙は欧米で広く使われており、バリエーションが豊富です。
織物・布
木綿や麻などでできたもので丈夫な素材であり、経年変化を楽しめるのが特徴的です。また、高級感を出すことが可能であり、落ち着きある重厚感を出したい部屋に使うのが良いと思います。
特徴としては断熱や放湿性能を持ち結露が発生しにくい点や、遮音性が挙げられます。
壁紙の性能はこんなに種類がある
前述したように、壁紙には様々な「効果」があります。ざっとしたのような種類の効果があるため、部屋に合わせて必要な効果があるものを選ぶのもポイントです。
- 抗菌
- 抗ウイルス
- 抗アレルギー
- 防カビ
- 消臭
- 調湿
- 防火性
- 断熱
- 消音
- マイナスイオンの発生
各部屋に向く壁紙の性能は??
様々な性能があるとどの効果を付与するかだけでも迷ってしまいます。
残念ながらすべての性能を一つにまとめたような壁紙はありません。
では各部屋でどのような性能を付与するのがいいでしょうか??
リビング
リビングはみんなで生活をする場であり快適に過ごしたいものです。
夏の湿気のコントロールという点では調湿効果のある壁紙や断熱性能のある壁紙がお勧めです。
また、ペットが普段いるようであれば消臭効果や消音効果のあるものを貼ると快適になるかもしれません。
キッチン
火の回りであれば耐火性のあるもの、水周りには防カビの効果があるものなどがお勧めです。ただ、本当の水周りやコンロ周りは壁紙よりもキッチンパネルやタイルなどの方がよいです。
洗面所
湿気が多い洗面所は防カビ機能や調湿機能のある壁紙がおすすめですが、写真のように洗面台に設置しているサイドは壁紙よりもパネルの方がお勧めです。
やはり多少の水しぶきは飛んでしまうのでサッとふけるようなものが良いと思います。
また、壁紙ではなくパネルであればタオル掛けなどの吸盤タイプを貼りつかせることが

トイレ
トイレに使う壁紙として抑えたいのが消臭効果です。
また、柄物や色のついたものを使う方がおシャレにできます。
白色のものだと尿の飛び跳ね等があると放置してしまうと黄ばんできてしまうので注意です。
寝室
寝室は基本的には寝るための部屋。そのためごちゃごちゃと派手なものよりも落ち着いたものがよいです。
また、色が入る場合も赤などの色では視覚的に興奮してしまうため、白や淡い黄色、アイボリーなどの方がいいでしょう。
壁紙によってはマイナスイオンを発生させるものもあるのでリラックス効果として検討してみてもいいかもしれません。
子供部屋
アレルギーがある粉などでは抗アレルギーの壁紙がお勧めです。
また、消音効果などがあると部屋で遊んでいても音が響きにくくはなるかもしれません。
部屋の一部の壁紙を変化させるアクセントクロス
壁の一面だけをクロスを変えることで部屋の雰囲気を変えることが可能です。
一面だけ木目調やレンガ状の模様にしてみたり、色をガラッと変えてみることで空間に特徴を持たせることができます。

ただ、やりすぎてしまっては統一感のない印象を与えてしまうため、全体の調和も意識する必要があります。
自分で壁紙を変えてみる
壁紙が汚れたり破損した場合に、新しい壁紙に変えると思われます。
ただ、決して安いものではないためちょっとやそっとでは買えないと思います。
しかし、業者に頼むのではなく、自分で変えればそのコストは抑えることができます。
気分を変えたいときや、古くなった壁紙を自分で交換してみることも一つの手ではあります。
壁紙の張替えについてはまた別の記事で記載したいと思います。
さいごに
今回は壁紙についてその種類や効果などをまとめてみました。
少しでも役にたてば幸いです。
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