マイホーム⑬ 洗面所の考え方。どんな役割を持たせるか、それぞれのポイントは?

生活・家

これまでのマイホームシリーズはこちらから。

今回は洗面所についてです。

玄関を通った後は手を洗うと思います。今は玄関に手洗い用のブースを置く家庭もありますが、多くは洗面所で手を洗うと思います。

そんな洗面所は手を洗うだけにとどまりません。

今回は次のポイントについて話をまとめていきたいと思います。

  • 手洗い以外の他の役割って?
  • 洗面所はどれくらいの広さが良いのか
  • 洗面台の大きさや高さは?

洗面所の役割

洗面所の役割には何があるでしょうか。

  1. 手洗い
  2. 歯磨きやメイクなど
  3. 脱衣スペース
  4. ランドリースペース
  5. 収納スペース

ざっとあげると上記のような役割があると思います。

どの機能を取り入れるか、何人で使うかによって次の「どれくらいのスペースを必要とするかが決まってきます。

手洗い

洗面所なので基本的に手洗いは必須になると思います。

最近では玄関に手洗いスペースを設置する家も増えてはいますが、それは基本的に家に帰ってきてから使う場所になります。

家の中で手を汚して洗いたいとなったときはやはり洗面所で洗うことが多くなると思います。

いや、トイレのあとはトイレで洗うし、何かあればキッチンの流しで洗えばいいんじゃない?

と思う方もいるかもしれませんが、服にケチャップやソースがかかったり、子供の服が汚れていて手洗いを追加したいという場合もあるはずです。

歯磨きやメイクなど

洗面所で行うものとして歯磨きがあります。

また、朝の時間であれば女性はメイクをします。

自分の部屋がなければ鏡を必要とするため洗面所ですることが多いと思います。

夜になればドライヤーで髪を乾かすために使用することもあります。

手を洗う以外にも日常のあらゆるシーンで洗面所が使用されることを頭に入れておく必要があります。

脱衣スペース

お風呂に入る際に、脱衣所が別になっている家庭もありますが、多くは洗面所が脱衣所も兼ねるケースがあると思います。

脱衣所がある方が理想的かもしれませんが、脱衣所を作るために別に1~2畳を用意するとなると色々難しくなります。

まず、その広さを取らなければいけないこと、そしてレイアウトの問題があります。

これをクリアできない限りは洗面所が脱衣所の役割をすることになると思います。

ランドリスペース

これも多くのご家庭が併用することになると思います。そうすると洗濯機をおく分のスペースが追加されます。

中には2階で洗濯物を干すから2階に洗濯機を置くつもりという方もいるでしょう。

我が家も2階に置いています。

洗って水を吸って重くなった洗濯物を上に運ぶよりも洗う前の洗濯物を運ぶ方が軽くて済みます。

ただ、問題は洗濯機の買い替えの時に困ってしまうという点でしょうか。

階段で洗濯機の大きさが規制されてしまうので大きな洗濯機は運べないでしょう。

洗濯機の他にも、そのまま浴室乾燥を用いて乾燥をさせる家庭もあるかもしれません。

収納スペース

手を洗うだけのスペースであれば置くものは少なく済みます。

置くものはハンドソープとその詰め替え、ハンドタオルくらいでしょう。

しかし、そこに歯磨きやメイクが入ってくればその道具が。

脱衣所を兼任するのであれば、替えのタオルや下着類はおいておきたいですし、寝間着などを用意する場合もあります。

ランドリースペースとしても使うならば各種洗剤や洗濯ネット、場合によってはハンガーなども増えます。

これらを収納しておくスペースをいかにして作るかが重要になってきます。

洗面所の広さの目安は

一般的に1坪(約2畳)が一般的な大きさになりますが、用途の種類により1~3畳程度に収まります。

本当に洗面としての手洗いや歯磨き程度で考えるのであれば1畳あれば十分ですが、ランドリー機能を伴わせるなら1畳では物をおくだけでほぼ終わってしまいます。狭い通路くらいは残せるかもしれませんが。

そのためどの機能を盛り込むかで必要な広さが変わってきます。

一般的に1畳が多いとしましたが、洗濯機を置くならば2畳は必要だと思います。

洗濯機がある分洗面台はその分小さいものになります。洗濯機+洗面台で横幅180㎝以内にしないといけないからです。正確には壁の厚さもあるのでもう少し横幅が狭くなります。

横幅の狭い洗面台だと人数が多い場合に朝混雑する可能性もあるためその分広くしなければなりません。

もし、洗面所の隣にウォークインクローゼットを付けたいという希望があり、アイロンがけなどを洗面所で行いたいという希望がある場合はその作業台を置くスペースも考慮する必要があります。

我が家の場合

我が家の場合は次の写真のようにしました。

洗面所は1.25坪(約2.5畳)、それに続くお風呂を1.25坪にしています。

本当であれば2畳の洗面所と1畳の脱衣スペースを置きたいところでしたが、子供のお風呂を考えると広い浴室スペースが欲しく、図面的にそこだけ突出させるのも変であったためこのようになりました。

「DS19-W333R」とは一条工務店の洗面台の種類の番号になります。その次の写真が左半分だけと右側を撮ったものになります。

まだ家を建てている時に撮ったもので、作業の時の洗剤がうつっていますが・・・。

収納左の壁からうす壁まできっちり180㎝を使用しています。

大人が二人立っても十分な横幅があります。

右側の台の部分は広いスペースになっているため女性のメイクスペースとして問題ありません。

我が家では洗濯機は2階にあるため、うす壁と浴室の間のスペースには2段のスリムカートを置き、上にその日の着替えをセットし、下にランドリーバッグを置き脱いだものを入れて脱衣スペースとしています。

子供が成長して脱衣時に気になる場合はこのうす壁につっかえ棒を置きカーテンなどをかけることでセパレートができるようにする予定です。

そうすれば誰かがお風呂を使用していても洗面所を使用することが可能になります。

収納に関しても洗面台の下に6か所の引き出し+小物入れ、鏡面4枚の裏のスペース、鏡面上の引き下ろし棚、そして左の開きドアスペースが2つと収納力が充分になっています。

縦長の開きドアの部分には合計5段の収納ボックスが入っているため家族ごとにそれぞれのタオルや下着を入れるスペースとしています。…

洗面台の大きさや高さは?

さてこの時に、洗面台の大きさが一つ問題になります。狭いとメイクしているひとだけで独占してしまうし、広くすると当たり前ですが敷地面積が大きくなってしまいます。

洗面台の大きさ

これは家族構成や他に洗面台を付けるかによっても変わってはきます。

洗面台をもう一個おく場合

例えば2階にも洗面台を付けたいというのであれば1階の洗面台を広くする必要はないかもしれません。

例えばうちの場合は2階に洗濯機を持っていくときに手洗いを追加したい場合を想定し2階にも洗面台をつけました。

2階でトイレをすましたあとにも使えたり、基本自分の歯ブラシや髭剃りなどを置いておきすみわけができるようになりました。

ただ、当たり前ですが2個目の洗面台を置くというスペースが余分になります。そのためおかない人の方が圧倒的に多いと思います。

家族の人数は?

また、家族の人数によってもかわります。特に女性の人数によっても広くすべきかが変わります。

例えば女性が2人以上いる場合はどうでしょうか。

仮に母親と学生の子供だとしても、通勤と通学のための出発する時間は同じくらいになると思います。

各自が自分の部屋で行えばいいですが、洗面所で髪をとかしたり身だしなみを整えれば時間がかかると思われます。そこにメイクも加わればせまい場所では二人同時に行えず余計に時間がかかってしまいます。

男の子であっても身だしなみや髪型のセットに時間をかけるかもしれません。

子供が多い家庭は余裕があれば(面積的にも資金的にも)広い洗面台がいいと思われます。

洗面台の高さは

洗面台の高さは「身長×0.45」がベストであるという公式があるようです。

前回も紹介した動画に載っていました。

残念ながら2024年の動画なので自分の家づくりには間に合いませんでした。

基本的には身長の低い人を基準としての公式のようなので、夫婦で背の低い人の方で計算するといいかもしれません。

ちなみに160㎝の人であれば72㎝程度の高さになります。

あまり高さが出ると、顔を洗ったり手を洗う時に手先に比べて肘が下がり水が伝ってきてしまう可能性があります。

さいごに

今回は洗面所について自分の家の例も含めて記事をかかせていただきました。

なんとなく考え方についてヒントとなれば幸いです。

動画に関してはこちらの記事に乗せてあります。

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