『黄泉がえり』のすすめ

本・映画

今回は自分の思い出の作品でもある「黄泉がえり」をお勧めしたいと思います。

この映画を見た1年後に友人を失ってしまったのでこの映画を思い出して「あ~蘇ってくれれば」と涙したことも・・・。

あらすじ

熊本県阿蘇地方で数十年前に死んだ息子が蘇るという現象が起こった。それを受け現地の調査のため厚生労働省の職員の川田平太は自分の生まれ故郷でもある現地に赴いた。しかし、その一件だけではなく続々と死んだはずの人たちが蘇り元居た場所にふいに現れるという現象が立て続けに起こりました。

「想いが人を蘇らせるかもしれない」と仮定したときに平太の幼馴染の葵は亡くなった婚約者の俊介が蘇るのではないかと探しましたが、見つかりませんでした。なぜ、どのようにして人が蘇るのか。平太は更なる調査をすすめ・・・。

タイトルの意味

タイトルの「黄泉がえり」は人が蘇るという意味と、「黄泉」の国から帰ってくるという意味がかけられています。

キャスト

この映画のメインのキャストは草彅剛さんと竹内結子さん。

他にも、田中邦衛さんや、哀川翔さん、柴咲コウさんに、若かりし日の市原隼人さん、長澤まさみさんも出演しています。

個人的感想と見どころ

ここからは盛大にネタバレがあるためまだ見てない人は読まないでください。

何故葵は道路でたたずんでいた?

葵は友人の車に乗り海岸沿い移動していたはずでした。しかし、次の瞬間夜になり道路上でたたずんでいる姿に切り替わりました。

ただの場面転換としては不自然なのが、葵が目を隠すようにして立ちすくみ、道路上にいることを認知していなかったような反応を示すこと。

場面転換でかわったならそんな描写はいらないはず。これがあとあとになって重要なシーンとなるとは正直思っていませんでした。

机があんなになっているのに

作中にいじめにあって自殺をした山田克典(市原隼人)の机がでてきますが、まぁ立派に落書きをされていました。

いや、こんなん調査も何もいじめってすぐわかるじゃん!

そしていじめっ子との対面。さすがにいじめっ子のメンタルにもきたようで。後悔しているような描写がありますが、後悔先に立たず。世のいじめっ子にもいじめた子が本当に死ぬ可能性があることをわかってほしいと思いました。

そんな巨大な穴気づかないことある?

林業の人なのか、山の中で気を調べている人が突然驚いた顔をした次の瞬間、直系20~30mくらいはあろうかという大穴を発見します。

でもあんな大きな穴、隕石でもぶつからないとできなそうですが、今まで誰も気づかなかったの??

落っこちてくる時に絶対気づくじゃん!

残される側も残していく側も

蘇った人はやはり消えていく運命であり、それは突然ではなくあらかじめいつかがわかっているという状態。

また残されてしまう側が悲しむのは当たり前のことですが、残して再度死んでいく側の悲しみ・悔しさが描かれているのが印象的。特に哀川翔さん演じる修平。妻の玲子が救命率の低い手術を受けた後の描写で何度も修平自身の足を殴って悔しさを見せるシーンが印象的でした。

二回も家族を残して死ぬのってどんな気持ちなんだろう。

RUIの空白の2年は

冒頭で車中のラジオにて2年間活動をしていなかったRUI(柴咲コウ)が活動を再開。話の流れからはRUIが蘇ったのかと思わせますが、実はその恋人でキーボード奏者のSAKUが蘇った人でした。

やたらSAKUをアップするなーと途中では思ったのですが、まさか・・・。

会えずに消えてしまった・・・

最後に葵が平太に会うために走り出したら消えてしまいました。「あっ」と思ったけど、その後に会えた二人。

そういえば「境界線がすぐ近くにある」って言ってたもんな。境界線をわざと出させて自分の元に戻らせるという技。確かにこれなら探す手間もない!

「走れ、葵!!」と言っていた平太に対して「お前も走れよ!」と思いましたが、走る必要がなかったってことかと腑に落ちました。

さいごに

今回は『黄泉がえり』のおすすめを書かせていただきました。

ぜひ皆さんにも一度見ていただきたいなと思います。

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