今回は椅子について、その選び方のポイントをまとめていきたいと思います。
- 椅子のタイプって?
- 椅子を選ぶポイントって?
- 合わない椅子を使い続けると?
少しでも皆さんの椅子選びに貢献できれば幸いです。
椅子の種類は大きくわけて3つ
椅子には様々なものがありますが、大きくわければ3つになります。
- 木製椅子
- 回転いす
- バランスチェア
それぞれの特徴は次の通りです。
木製椅子
安定感のある椅子であり、インテリアにもなじみやすいものになっています。
椅子自体が動かないので小さなお子様でも転倒などのリスクが抑えられるのがポイントです。
ただ、逆に言えば移動には不便。座ってから動かすことは大変なことも。
移動させてから座るとなると肘おきのないタイプがお勧めです。
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回転いす
狭いスペースでも立ったり座ったりしやすく、座った状態でも動かすことができるため物を取る時にも便利なのが特徴です。
ただし、足が床につかない場合では不意に動いてしまうと転倒してしまうリスクがあります。
また、椅子の足が複数になっているのでセットの商品でない場合は、椅子が机にしっかり収納されるのかも確認して購入することが必要です。
肘置きがある場合も机の高さ的に収納できるかも確認しておきましょう。
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バランスチェア
椅子に座った時に正しい姿勢がとれるように、座面や足を置く位置を計算された椅子です。
通常の椅子に比べて上半身と太ももの角度が大きくなっています。
約120度ほどでこの角度は骨盤や骨格への負担が少なくてすむそうです。
しかし、学校で使うような椅子とは形状も違うため、小さな子供のうちは長時間の使用には向いていないかもしれません。
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椅子の理想の高さ
理想の高さについては、前回の机の選び方で出させていただきました。
公式としては
- 適切な座面の高さ=身長×1/4
が理想となります。
120㎝くらいの子であれば30㎝、160㎝の子であれば40㎝程度の座面が必要になります。
成長に合わせて椅子の高さも変わっていくため、長く使うのであれば高さを調整できる椅子の方がよいと思われます。
その他の気を付けるポイント
他にも気を付けるポイントがあります。
- 足裏全体が床についている
- かかとに体重が載っている。
- 座面に比べて大腿部が平行あるいは膝側がわずかに高い
足裏が床についた方がいい理由や、かかとに体重がのる方がいい理由は、足を安定させるためです。
足がぶらぶらとしてしまうと注意力が散漫になってしまいがちなだけでなく、太もも全体が座面に押し付けられるようになってしまうため、血流が悪くなりむくみやすくもなってしまいます。
そのため、座面が高い場合はフットレストがついているものを選ぶか、別で購入することをお勧めします。
目安としては、
- 椅子の奥まで腰かけたときに太ももの裏に指1本分が入るくらいであること
- 膝の裏側と座面先端部分に隙間が生じること
があげられます。
机との高さにも気を付ける
椅子単体だけでなく、セットでつかう机の高さにも注意が必要です。
でも書いたように、差尺についても配慮する必要があります。
- 最適な差尺(座面から天板までの長さ)=身長×1/6
差尺が長すぎると不自然に腕が上がることで肩や腰を痛める事にも。
逆に差尺が短すぎる場合は腕を安定させることができず、眼から天板までの距離も空きすぎるため前のめりになりやすくなり首や肩を痛める可能性があります。
合わない椅子を使い続けると
前述したように首や肩、腰、足に負担がかかるため
- 肩こり
- 腰痛
- 頭痛
- 血行不良による冷えや浮腫み
が起こりやすくなってしまいます。
肩こり
腕の高さが合わないことで、余計な力が入り肩こりを起こしやすくなってしまいます。
また、前のめりになり腕で体重を支えるような姿勢になると、肩にも負担がかかり血行不良により肩こりを誘発してしまいます。
腰痛
前傾姿勢になると肩だけではなく腰にも負担がかかってしまいます。
また、長時間の座位による血行不良などもその一因になってしまいます。
予防としてはランバーサポートのついている椅子を購入するのも一つの手となりますが、別売りのものを使用するのも良いかもしれません。
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頭痛
肩こりが原因で起こる頭痛を「筋緊張性頭痛」と呼びます。
その名の通り筋肉が緊張した状態が続くことで凝り固まってしまい、頭痛を誘発してしまう状態です。
肩や首の緊張をほぐすことで改善はしますが、そもそもが前傾姿勢などで首や肩に負担がかからなければ起こらないため、根本的なところを直す方がよいと考えられます。
血行不良による冷えや浮腫み
前述したように椅子の高さが合わないと足が垂れ下がってしまい、大腿で圧迫されてしまいます。
それによる血行不良が原因となり冷や浮腫みが起こってしまいます。
根本的な解決はフットレストを置くことですが、クッションなどで代替することも可能です。
さいごに
今回は椅子の種類や気を付けるポイントなどについて記載をしました。
とにかく、高さが自分にあっているかが一番のポイントなのでそこを意識して購入を検討してみてください。
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