勉強の効率化

勉強

さて、FPの勉強を行い3級をとりあえず合格したいと思っている今日この頃。

今年分の教材がまだ1か月半ほど発売までかかるため、ただ指をくわえて待っているのはもったいないと思い調べてみました。

勉強はどれくらいの長さを行うのが効率がいいのか。

小学校では45分、中高では50分、大学では90分。

これが今まで行われてきた授業の時間です。見てもらうとわかるようにわかるように大分時間に開きがありますよね。

集中可能な時間は年を重ねれば重ねるほど長くなるようですが、実際どれくらいの時間がよいのでしょうか。

ただ、だらだらと行うのでよければ何時間でもできてしまいますが、それでは効率は悪そうです。

これは人によってかわります。基本的には30~90分の範囲がベストです。

90分以上は集中は切れます。切れないと思っている人は思っているだけで本当は切れていると思われます。

何回か繰り返していくうえで自分の最適な時間を把握し、限界の時間より早めのタイミングで1回10分程度の休憩をはさむことが望ましいです。

ただ、その日の体調や精神面でこの集中は左右されるため無理していつも通りの時間を勉強する必要はないです。

いつ勉強をしても同じ?

次に気になるのは勉強をどのタイミングでするか。

朝起きたら行った方がいいのか?一回の集中が短いなら隙間時間がいいのか?寝る前の方がいいのか?

これは勉強の内容にも変わってきます。

朝の勉強

朝は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ集中力が高まる時間帯とされています。

ゴールデンタイムは起床後3時間以内をさします。

前日の様々な記憶が睡眠をとることで整理され、朝はクリアな状態となります。

思考力や集中力が必要なものを勉強することが効率的です。

例えば、仕組みを理解して覚えていくタイプのものが向いています。

学校の科目でいえば理数系の科目や英語の長文問題などです。

昼~夕方の勉強

お昼過ぎは眠気が襲ってくる時間帯です。これは食後の血糖上昇によるもの。

血糖が上昇すると脳の覚醒を促すホルモンの分泌が抑制され眠気を感じます。

また、血糖が急上昇することで血糖値を下げるインスリンが大量に分泌され血糖値が下がります。そうすると脳への栄養が行かずに眠気を催すようになります。

ただ、交感神経やホルモン分泌は午後の方がポジティブであり脳が働きやすい時間でもあります。

その結果、仕事がはかどったり、発想力が高まりよりクリエイティブな仕事ができるようになるようです。

夜の勉強

朝から一日活動してきた脳は、様々な情報が未整理な状態で蓄積しています。

この未整理な状態を睡眠によって整理されていくことになります。

そのため、寝る前の夜の時間帯は情報過多でありクリエイティブな思考には向いていません。

しかし、寝ることで整理される記憶を夜の勉強で詰め込んでいくのには有効かと思われます。

そのため記憶系のタイプの勉強が向いています。単語に対する単純な意味の丸覚えなどがあたります。

学校の科目でいえば、英単語や古語の暗記、社会系科目の暗記がこれに当たります。

勉強の方法/やり方

勉強の時間やいつ行えば効率よくできるかは前述のとおりです。

では、次はその内容にあたる方法/やり方についてです。

人によっては音読することで頭に入る人もいれば、書かないと覚えることができない人、問題を出し合うことで覚えていくのが得意な人など様々です。

大まかに下記のようなタイプの方がいるので自分がどれに当てはまりそうかを考えてみてください。

  • 視覚タイプ:写真や画像、イラスト、空間認識を行うことで効果的な学習につながる人。
  • 聴覚タイプ:リスニングなど聞くことで記憶につながるタイプで音声教材を用いることで効果的に学習につながる人。
  • 運動感覚タイプ:体、手、触覚を用いて刺激を受けることで記憶につながるタイプで、文字起こし(ノートの作成)をすることで効果的に学習につながる人。
  • 言語学習タイプ:声に出すことで記憶につながるタイプで、音読をすることで効果的に学習につながる人。
  • 倫理タイプ:推論を行うことで記憶につながるタイプ。理屈を理解したいため仕組みからアプローチをすることで効果的に学習につながる。
  • 単独学習タイプ:一人で勉強することではかどる人。
  • 集団学習タイプ:外の人とグループで勉強するほうがはかどる人。

自分がこのタイプだと思っていても、よりよいタイプが見つかる場合があります。

一通り試してみる事をお勧めします。

効率よく勉強に集中する方法

さて、次にみるのは集中する方法です。

いくら「適正な長さ」で「適正な時間帯」で「適正な方法」であったとしても集中ができなければ意味がありません。

1.勉強する環境を整える

まず一番大事なのが勉強する環境です。いないとは思いますが、机がプリント類で覆われている上でテキストを広げたり、パソコンを広げたりすることはないですよね。

勉強するスペースに漫画やゲームがあれば気が分散します。スマホがあるとついなんとなく手にとってしまうことはないでしょうか。

人間は情報収集の8割が視覚のため、視界に様々な余分なものがあると意識がそちらに移ってしまうため、勉強スペースはなるべくものを置かないようにしましょう。

また、その他の環境として、部屋の温度を適温にすることも重要です。

2.その日・その時間での目標・計画を立てる

漫然と勉強をしても集中はできません。

長期の目標も大事ですが、短気な目標としてその時間で何をどこまでやるのかを決めることが重要です。

人は目標が達成されるとドーパミンを分泌し多幸感を得られます。

その経験が次の時へのモチベーションにつながります。

ここで注意するのが、達成可能な目標にすることです。

「残りの時間が少ないからちょっと無理してこれだけやる」と決めた場合、達成できなければモチベーションの低下につながります。

結果として「続かないしもうやめよう」「間に合わないからもういいや」と勉強そのものを中止にしてしまうことがあります。

3.軽い運動を取り入れる

一回の勉強時間のところでも書いたように人の集中は30分から90分となります。

集中力が切れる前に休憩をとることが必要ですが、この時にただぼーっとするのも悪くはありませんが、体を動かすことが重要となります。

長時間同じ姿勢をとるため、血流の悪化により肩こりや腰痛、冷え性などの症状がでることがあります。

これでは次の時間で効率よく集中して勉強をすることはできません。

首や肩を動かすことで血流の改善になります。また、足もむくみがでているかもしれません。その時は軽く部屋の中を動いてみたり、屈伸運動などを行うことで血行をよくすることが重要です。

また脳への酸素の取り込みという点では、深呼吸をすることでリラックスもでき最適です。

4.糖分やカフェインを適度に摂取する

脳の栄養源は糖分です。勉強で酷使した脳には糖分を与えることが重要となります。

また、カフェインは眠気を解消する効果もあるため摂取することで効率よく勉強ができると思われます。

しかし、勉強の途中でこまめにとることはあまりお勧めをしません。

理由は机の上に余分なものが増えることで視覚情報が増えるということと、何かを食べるということはすでに集中力が切れている可能性もあるからです。

おすすめとしては別の部屋で軽く糖分やカフェインを摂取し、ちょっとしたストレッチを行ったあとに勉強に入ることです。これにより、栄養素を摂取すると同時に軽い運動も行え、机の上には余分なものを置かなくて済むからです。

5.視覚・聴覚を整える

人間の視覚・聴覚を使って集中力を高める方法がいくつかあります。

視覚

勉強に集中できない人は目線が泳いでいるという共通点があるそうです。(なので机はきれいに片づけましょう)

目線を1点に集めることで自らを集中状態にすることが可能となります。

方法としては2種類。

一つは「1点を5秒見つめる」という方法、もう一つは「初めに目にする5文字を1文字1秒ずつピントを合わせる」という方法です。

聴覚

アメリカの心理学者によると、音や光を遮断した五感への刺激がない環境に置かれると、自ら刺激を作り出さないとリラックスができないのだそうです。

これは裏を返せば、適度に音がある環境の方が、無音の場所よりも精神的にリラックスができるということです。

人によって、図書館ではなくカフェの方が集中できるというのはこういう理由かもしれません。

適度に音がある場所であれば、勉強に着手する前に目を閉じてから聞こえてくる音を3つピックアップします。風の音でも足音でもなんでも構いません。3つピックアップしたら目を開きます。

そうすることで音に意識を集中うさせ、高い集中力につながるとのことです。

また、音がない場合「雨の音」を流しながら勉強をするのも一つお勧めです。

この記事を書いている時にやってみましたが、いつもより作業がはかどり、気づくと雨の音が気にならない時間が存在しました。

これは脳が雑音を遮断しようとして、目の前のことに集中をするようになるからではないかといわれているようです。

最後に

今回は効率よく勉強する方法について調べたため記事にしてみました。

皆さんの役にすこしでもたつことができたなら幸いです。

勉強の環境を整え、みんなで新しいことことに取り組んでいきましょう。

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