2階建てのメリット7選とデメリット7選

生活・家

前回平屋のメリットとデメリットをまとめたので、今回は2階建てについてのメリットやデメリットを記載していきます。

平屋のメリット・デメリットについては下の記事を参照して下さい。

二階建てのメリット

二階建てのメリットについては主に以下のようなものがあります。

  • 価格が割りやすになることがある
  • 固定資産税が抑えやすい
  • 防犯性やプライバシーは守られやすい
  • 他の家族の生活音が軽減される
  • 間取りのプランが増える
  • 日照条件がよくなる
  • 二世帯で住むことも可能

では一つずつ見ていきましょう。

価格が割りやすになることがある

2階建てと平屋を比較したときに、延床面積が同じ場合は二階建ての方が安くなる傾向があります。

まず第一に建築に必要になる土地の大きさが変わります。二階建ての場合、平屋と異なり横に大きい必要がありません。

その分土地もコンパクトになるため土地代などの観点から二階建ての方が価格が割安になりやすくなります。

固定資産税が抑えやすい

また、屋根の面積や基礎部分の面積が少なくなるため、若干固定資産税が抑えやすくなります。

防犯性やプライバシーは守られやすい

平屋の場合ではすべての居室が外部の視線と同じ高さですが、二階建てにすることで外部の視線より高い位置に居室を設けることができます。

窓が多いと外部からも見えてしまうため防犯性やプライバシーを保てませんが、二階に窓を多く取り入れれば外から内部が見えてしまうリスクは減らせます。

また、家族内のプライバシーに関しても二階があるため空間を分けやすくなります。これによりプライバシーを確保しやすくなります。

日照条件がよくなる

1階の場合は隣家の建物の影響のため日光が入りづらくなりますが、二階であれば基本的には遮るものがないため日光を取り込みやすくなります。

また、前述したように窓が増えたとしてもプライバシーは守られるため、窓を多く設置することでより部屋の中に光を取り込むことができます。

他の家族の生活音が軽減される

平屋の場合では同じフロアにリビングと個人の部屋が位置します。多くの場合は開放感を増やすため、リビングから各部屋へ続く廊下にはドアが設けられません。

そうするとテレビの音が気になってしまうことがありますが、二階建てであればその生活音も緩和させることができます。

間取りのプランが増える

2フロアあることで各々の部屋の配置のバリエーションが増えます。

これは階段の位置をどこにするかという点から考え始めることが必要になりますが、平屋の場合であれば基本的にはリビングを中心に玄関と反対側に部屋が集められていくことになるためバリエーションは減ってしまいます。

二世帯で住むことも可能

上下を親世代・子世代で分けることで二世帯住むことが可能になります。

この時にキッチンや風呂トイレなどの水回りも各階につくることでよりお互いのプライベートを尊重することも容易ではあります。

二階建てのデメリット

次に二階建てのデメリットは下記のようなものがあります。

  • メンテナンスにお金がかかる
  • 光熱費が高額になりやすい
  • 階段のスペースが必要になる
  • 高齢になると階段がつらくなる
  • 小さな子供には危険な場所が増える
  • 掃除や移動が不便
  • コミュニケーションが取りにくくなる可能性がある

メンテナンスにお金がかかる

平屋と異なり、二階建ての場合は壁が高い分外壁の塗装などは足場を組む必要があります。その分コストがかかるため、平屋に比べてメンテナンス代が高くなります。

光熱費が高額になりやすい

縦に大きい分、熱い空気は上層階に、冷たい空気は下層階に流されます。

そうすると、夏場は2階の部屋が暑く、冬場は1階の部屋が冷たくなりやすい状況になります。

その分冷暖房の設定をいじることで光熱費が高くなりやすいです。

階段のスペースが必要になる

当たり前ですが、二階建てにするには階段をつけなくてはなりません。その際に3畳程度のスペースが階段に必要になってしまいます。

下を収納にしてしまう手もありますが、いずれにしても階段を作れるスペースを用意しなければなりません。

また、どこに設置するかなどで制限が生まれてきてしまうこともあります。

高齢になると階段がつらくなる

また、長年住むと高齢になったときに2階のスペースをうまく使えなくなる可能性があります。

これは膝などを悪くした場合に階段を上ることが困難になるからです。

小さな子供には危険な場所が増える

高齢者ではなくても危険はあります。

特に2歳程度の子供の場合、階段から転げ落ちる可能性も増えてしまいます。

掃除や移動が不便

階段の掃除の問題のほかにも、掃除機を持って1階と2階で行き来することなども不便ではあります。

それぞれの階に掃除機を買うことでこのデメリットを消すこともできますが、費用は掛かります。

コミュニケーションが取りにくくなる可能性がある

プライバシーが守られるメリットの裏返しでもありますが、リビングを通らずに2階に上がれる場合は注意が必要です。

帰宅してからそのまま自分の部屋に直行した場合、コミュニケーションが取れなくなってしまう可能性があります。

さいごに

今回は二階建てについてメリットとデメリットをまとめてみました。

誰か一人にでもお役に立てれば幸いです。

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