今回はジャンプ+で連載をしていた『ケモノクニ』についてのご紹介となります。
すでに連載は終了(2026年5月20日)してしまっていますが、ジャンプ+で読むことができるので是非読んでみてください。
ジャンルとしてはダークファンタジーに属する作品で、人間が獣人によって支配されている世界となります。
あらすじ
人間が獣人に支配される世界「ケモノクニ」。そこでは人間は奴隷や食料として扱われ、自由を奪われ生活をしていました。蟲国(ちゅうごく)のとある海上闘技場で海獣兵として生まれ生きてきた主人公・灰茶。そこに新しく海獣兵となるために買われた奴隷・ヒルコがやってくる。彼は肉食用の人の子を育てる牧場の教師であった。灰茶はヒルコと獣人であるシロハコ・クロケルとともに海上闘技場から脱出し外の世界で暮らすことを決意する。そして外の世界に脱出した灰茶たちが出会ったのは・・・。
タイトルの意味
今回の「ケモノクニ」はそのまま獣の国という意味でいいかと思います。
作中に奴隷・食料として生きる人間が、「ヒトの国」を作ろうとする描写もありました。
登場人物
灰茶
このお話の主人公。蟲国の海獣兵として育てられ、闘技場のなかでは最古参の最強兵士に。しかし、ヒルコと出会うことでその後海上闘技場から逃亡。
その後はレンガ楼の支配人である桃刃に拾われ、そこで働くことになります。

出典:「ケモノクニ」第一話
クロケル
イタチザメの獣人。
泳いでいたところ迷子になってしまい闘技場へ迷い込んでしまった。
灰茶やヒルコに助けられなついてしまい、一緒に海上闘技場から脱出することに。
脱出後も灰茶たちとレンガ楼で働くが・・・。

出典:「ケモノクニ」第一話
シロハコ
ウサギの獣人。
うっかり海に落ちてしまったところ、泳いでいたクロケルにつまりそのまま闘技場へ。
クロケル同様に灰茶たちに助けられ行動をともにすることに。頭は回る方。
脱出後も灰茶たちとレンガ楼で掃除係として働き始める。

出典:「ケモノクニ」第一話
個人的感想とみどころ
ここからは多少のネタバレを含んでいるため、見たくない人は回れ右で。
ヒルコという男
この漫画の中核的存在となっていくヒルコ。しかし第一話で即亡くなってしまいます。
しかも、最初はとても悪そうな感じで描かれるので絶対嫌な奴と思わされます。奴隷になる前には後々出てくる「牧場」で人を飼育し出荷する仕事を手伝わされていたという。
しかし、彼の最期は文字通り自己犠牲。
灰茶を助けるために自分の身を顧みず、そして最後は自分の死体を利用させて闘技場からの逃亡を手伝います。

出典:「ケモノクニ」第一話
後々わかることですが、牧場では大量のヒルコが。目の下に刻まれているのは管理番号で、ヒルコの中でも異質的な存在だったよう。ところで、このヒルコは1番ですが、何年生きとるんやろ?
これは私が死ぬまでの物語だ・・・
冒頭は次のシーンで始まります。のっけから死んでしまっているヒルコが描かれているんですね。
そしてページを進めると「これが私」とヒルコに矢印が書かれているのでこいつが主人公なのかとおもってしまいました。扉絵にもいるし。
ところがどっこい第一話で死んでしまう。
しかも主人公はどうやら灰茶らしい。
頭の中が混乱しました。

出典:「ケモノクニ」第一話
しかし、話が進んでいくと、シロハコが語るように灰茶を支えているのはヒルコとのある約束。
「一緒に暮らせる国」、それはご飯が満足に食べられ、みんな仲良くくらし、弱いものも守られ安全な国。
つまり、肉体的には死んでしまったものの、ヒルコとの約束というヒルコの思いは灰茶に託されいまも生き続けているということ。
であってますかね?国を作るまでの物語が見たかった・・・。
動物の習性
この漫画の中には様々な動物たちが描かれます。
それぞれの動物の種類の特徴や行動原理なども盛り込まれて描かれています。例えば次の画像のようにちゃんと解説もしてくれます。
知らん知識も数多くありタメになるマンガでもあるかもしれません。

出典:「ケモノクニ」第六話
バトルシーンも躍動感あり
度々灰茶と獣人のバトルが描かれます。
その際にも単純なその動物のイメージだけではなく、しっかりと行動原理を意識した戦闘シーンが描かれます。
例えば牛の獣人との戦闘では、牛同士の戦い方を戦闘シーンに取り入れていたりも。

出典:「ケモノクニ」第三十二話
完結してしまったのがもったいない
全80話で完結してしまったこの漫画。
まだ、8つの国のうち3つの国のトップしか出てきていません。そしてヒトの国はまだ作られていない状態。
まだまだ続けられる余地はあった筈なのに。
一説では打ち切りになったという話も。
いつも楽しく読ませていただいた分残念で仕方ありません。
全部の地域を出さずとも、蟲国をヒトの国に作り替えるまで、できたらその後に他の地域の反対勢力からの攻撃なども見てみたかった・・・。
さいごに
今回は『ケモノクニ』についての紹介をさせていただきました。
ジャンプ+でしばらくは見られるはずなので、この機会に是非見てみてください。


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