今回は三大栄養素のうちの脂質について右の本をメインで参考にしながら記事を書かせていただいています。
気になる方はお買い求めを。
今回の記事は
- 脂質ってとった方がいいの
といった内容で記載をしていきたいと思います。
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脂質とは
タンパク質、糖質と並び身体を構成する重要な成分になります。
タンパク質や糖質と異なり水分に溶けません。代わりに有機溶媒と呼ばれるエーテルやクロロホルム、ベンゼンに溶けやすいものを総称して脂質と呼びます。
脂肪酸
脂肪酸とは?
脂質を分解すると「脂肪酸」と「グリセリン」になります。
脂肪酸の構造としては炭素・水素・酸素からなりますが、糖質のような環状構造ではなく、右のように鎖のように長く伸びているのが特徴です。
脂肪酸の種類
大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」になります。
不飽和脂肪酸はさらに一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類され、さらに多価不飽和脂肪酸はn-6系脂肪酸とn-3脂肪酸に分類されます。
脂肪酸の種類 | はたらき | 含まれる製品 |
---|---|---|
飽和脂肪酸 | エネルギー源として利用 コレステロールも上昇 | 牛乳、バター、魚介類 |
一価不価和脂肪酸 | エネルギーとして利用 コレステロールを上昇させない | オリーブ油、アーモンド |
多価不飽和脂肪酸(n-6系) | コレステロールを低下させる 成長発育に必須 血圧を低下させる | ごま油、大豆油 |
多価不飽和脂肪酸(n-3系) | 中性脂肪を低下させる 血圧を低下させる 脳の発育に必要 | アマニ油、大豆油、クルミ 魚介類 |
飽和脂肪酸は動物の脂肪に多く含まれるため動物性脂肪と呼ばれます。
脂質の働き
食事から摂取する脂質のうち98%程度は分解されて中性脂肪になり、エネルギー源とつかわれます。
しかし、余った脂質は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されます。
このため「脂質=悪」というイメージがあるかもしれませんが細胞膜やホルモンの材料になるなどの非常に重要な役割を持っています。
不飽和脂肪酸が欠乏すると成長や免疫反応に異常が出てきます。
他にも様々な働きがあり羅列すると
- エネルギーの貯蔵 :運搬や貯蔵が容易で、エネルギーに変換しやすい
- 生体内器官の保護 :皮下脂肪・内臓脂肪で衝撃から臓器を保護
- 保温効果 :皮下脂肪により体内から発生した熱を外に逃がしにくくします
- ビタミン類の消化、吸収、運搬:脂溶性ビタミンの消化などに役立ちます
- 生体膜の構成成分 :細胞の膜を構成しているのは脂質の二十膜になります
- 生理活性物質の原料 :ホルモンのような働きをする脂肪を作ります
- ステロイド化合物の供給源 :コレステロールから性ホルモンや副腎皮質ホルモンが作られます
詳細については省きます。
脂肪の上手な取り方
脂質はなくてはならない存在。といっても摂りすぎはやはり肥満につながります。
一日にとる総エネルギーの20~25%を脂質にするのがよいとされています。
しかし食事の欧米化により脂質の摂取は約30%と言われています。
特に動物性脂肪が増えていますが、肉類ではなく魚介類から摂る方が望ましいです。
一価不飽和脂肪酸のオレイン酸は動脈硬化の予防にいいとされており、調理油に関してもオレイン酸を含むオリーブ油への変更などで対応するのがよいです。
さいごに
今回は脂質について記載をさせていただきました。
より詳しく学びたい方は下記の本で見てみてください。
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