勉強のためのSMARTな目標設定

勉強

今回は目標の設定について触れさせていただきます。

今まで効率の話や眠気のコントロールなどについてふれてきましたが、そもそもの話、目的に向かってどのように目標を設定していくかをきちんと行えないと漠然となりすぎてうまくいきません。

目標の設定の仕方、「SMART」についてみていきましょう。

SMARTの法則

SMARTの法則は1981年に発表された論文にあったジョージ・T・ドランさんの発表した方法です。

  • Specific   :具体的
  • Measurable  :測定可能
  • Assignable  :割り当てられた
  • Realistic   :現実的
  • Time-related :期限のある

の略です。現在使用されるときはそれぞれの頭文字に他の単語があてがわれていますが、次のような場合が多いです。

  • Specific   :具体的
  • Measurable  :測定可能
  • Achievable  :達成可能
  • Relevant   :関連性のある
  • Time-bound :期限のある

Specific

まずは漠然とした目標ではなく、具体的に目標を立てましょう。

Measurable

その目標に具体的な数字をあてはめ、計測可能な状態にします。

Achievable

物理的に無理であったり、精神的に無理なものを目標に設定することはやめましょう。

Relevant

立てた目標設定は達成したい目的に対してちゃんと機能するかを考えましょう。

Time-bound

立てた目標をいつまでに終わらせるのかを考えましょう。

大きな目標と小さな目標

次に重要なこととしては目標に段階性を持たせることです。

例えば国公立の大学受験を考えてみましょう。

現在高校3年生の4月の時点での目標が国公立のA大学に入学することだとしましょう。

立てるべき大きな目標としては

「共通テストで8割をとって、A大学に現役で合格する」

となります。学力が充分に達成可能な状態であればSMARTにのっとった目標となります。

Sに関しては具体的な大学名をあげており、

Mに関してはまず共通テストで8割をとるという具体的な数字を用いています。

Aに関しては一応学力的には達成困難ではない前提で、

Rに関しては大学に入るという目的があり、それに関連しての目標になっています。

Tに関しては「現役で」つまり「今年度で」という意味と同義になるのでこれrもクリアです。

しかし、これを4月に目標だてたとしては試験までの9~10カ月の勉強が漠然としすぎてしまいます。

そこで必要になるのが小目標・中目標です。

大目標は決まっているので、そこに関連するようによりスケールを落として目標を立てます。

例えば、「A大学合格のために、まず夏の模擬試験で7割を目指す」

こういった目標を立てると、最初の目標に比べて関係のある目標でより小さく明確なものになりました。

さらにこれを小さくするなら「模擬試験で7割とるために、今月は数学の問題集を半分解いていく」というようにより身近な目標設定をします。

最初の目標に比べて、何をすればいいのかがより具体的に見えてくるはずです。

自分の場合

でも書きましたが、自分のダイエットの目標は「来年までに体重を80㎏に減らす」ということです。

そこに「来月までに90㎏を切る」という目標をたてました。

そして、それに向けて「今日からやること」について「(来月90㎏を切るために)週3回2~4㎞走ることでランニングを習慣化する」というより小さい目標を立てました。

このようにして、大きなメインの目標を立て、さらにそこに向かうための目標を作っていくのです。

作った目標は見えるところに貼る

立てた目標というのは時に忘れてしまうことがあります。

特に中目標の期限は危険です。

一番の大きな目標はそもそもこちらが設定する必要もなく期日が決まっていることが多いため問題ありません。

一方で一番小さな目標は1日だったり1週間単位でたてることが多いので期日を忘れることはありません。

しかし、中間の目標に関してはいつまでやるかを失念してしまうことも・・・。

そのため、いつも目に付くところに貼りだすことが効果的です。

貼らなかったとしてもスマホのカレンダー機能やリマインド機能で管理するのも一つの手です。

また、この貼りだしには忘却を防ぐだけでなく、目に見える目標として自分の気持ちを前向きに高める役割も担ってくれます。

つまりモチベーションの維持に役立ちます。

中目標は適宜見直してみる

中目標に関しては一定期間で見直しをすることが必要となります。

例えば、小目標がなかなかこなせず、進捗状況に影響をあたえているようであれば、その上の中目標は再設定をする必要がでてきます。

恥ずかしながら自分もダイエットに関して進捗がうまくいかずに修正をさせていただきました。

一度立てた目標を直すのは(特に下方修正)気が引けてしまいますが、達成可能なものをつくるのがSMARTの大原則のため、一定期間でみなおすことは大変重要です。

さいごに

今回はSMARTについて、目標の立て方について説明を行いました。

皆さんも目標をたててより人生を歩んでいきましょう。

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