ビタミンの種類 ビタミンB5(パントテン酸)ってどんなもの?作用や欠乏症は?

勉強

ビタミンB群の解説、今回はその中の「B5」についてご紹介です。

ビタミンB5は別名を「パントテン酸」といい、ギリシャ語で「どこにでもあるという意味を持ちます。

  • ビタミンB5って何に役立っているの?
  • 病気にはなにがあるの?
  • どんな食べ物に含まれているの?

といった疑問にお答えできればとおもいます。

他の栄養についてはこちらからご確認ください。

ビタミンB5の作用とは?

ビタミンB5は糖、脂質、アミノ酸の代謝に深く関係するコエンザイムA(CoA)の構成成分になります。

糖代謝ではピルビン酸とCoAからアセチルCoAができ、TCAサイクル(クエン酸回路)に入ります。

脂肪代謝ではβ酸化により脂肪酸の複合体とCoAからアセチルCoAができTCAサイクルに入ります。

これによりエネルギーを生み出すことができるようになります。

引用:Wikipedia

また、コレステロールやアセチルコリン、ステロイドホルモンの合成にも関わってくるビタミンになります。

1日の必要量

成人男性では6㎎

成人女性では5㎎

ビタミンB5に関連する病気

ビタミンB5は水溶性のため、不足によっておこる病気はありますが、過剰症は普通はありません。これは過剰分が尿として排出されてしまうからです。

欠乏症

基本的にはどの食品にもあるとされるビタミンB5なので不足することはなかなかありませんが激しいトレーニングを行い高脂肪食を食べ続けると不足する可能性があるようです。

ビタミンB5が不足すると手足の異常感覚(麻痺や焼けるような足の痛み)、倦怠感、不眠、うつ状態になるとされています。

また、生合成が減少するために起こるコレステロールの低下や成長の停止、脱毛、皮膚炎などが見られます。

過剰症

前述のように過剰分は尿として排出されるため基本的には過剰症はありません。

どんな食べ物に含まれるのか

ビタミンB5は様々な食品中に多く含まれます。

特にビタミンB5が多く含まれている食べ物としてはイラストの通りですが、鮭や納豆、レバーなどがあります。

また、他にもカレイやニジマス、ウナギのかば焼きなどにも多く含まれています。

実際には食品中ではほとんどがCoAとして存在し、消化管内でビタミンB5にまで分解されて体内に吸収をされていきます。

さいごに

今回はビタミンB5についてその役割や各種病気、含まれる食品などを紹介しました。

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