今回はいつものマンガのおすすめではなく、絵本のお勧めになります。
この作品を知ったきっかけはLINEで流れてきた一つのニュースでした。
今回の記事では
- なんでこの本を読もうと思ったのか
- どんな本なの?
といった内容でかかせていただこうと思います。
この本を読もうと思ったきっかけ
8月30日に一通のLINEニュースをみたことでこの本をしりました。
何気なく読んだ記事で、3人の癌患者によってつくられた絵本としてこの『どこだ?パパ びょういんって どんなところ?』という本が紹介されていました。
この3人の癌患者はみなさんこどもがいるお父さん。
「キャンサーペアレンツ」という患者家族の支援団体の中の絵本プロジェクトで知り合った3人が、2021年から「お父さんえほんプロジェクト」を立ち上げました。
途中お二人の方がお亡くなりになりながら2026年8月30日に発刊、9月1日に発売となりました。
この絵本は「病院や病気について学べる絵本」「こどもに病気をどう伝えるか」「こどもたちが病院にネガティブな印象をもたないように」という思いで作られたとのことでした。
一医療者として、ガンの治療をするものとしてどういったことが書かれているのか気になってこの本を買うことに決めました。
あらすじ
主人公は男の子。彼はがんになったパパのことを心配し、自分にできることはないかと思い、パパにつきそってママといっしょに病院にいってみることに。病院では採血や画像検査、診察といった病院の中を色々と探検していきます。その中で病院ではどんなことが行われているかを学んでいきます。
タイトルの意味
検査のためパパが先に行ってしまい、パパの通院に付き添って病院を訪れた子どもとママが、病院の中でパパを探すのがこの絵本の前半のお話。
この「どこだ?」は、子どもがパパの行方を尋ねる様子を表しています 。
そして前半後半併せて、病院とはどういうところでどんなことをしているのかが子供でも分かるように描かれている作品となっています。そこがタイトルの後半の部分となって表されています。
著者紹介
こちらの作品は「パムちょい!」という方の作品になります。
名前の由来は3人の癌と闘うお父さんのニックネームからつけらています。
胃癌のパジ、肺がんのハムだぁ!、すい臓がんのちょいさん。3人あわせてパムちょい!という名前になったようです。
制作途中でちょいさんが、そして次にパジさんがお亡くなりになり、その意思を継いでできたのがこの作品となります。

個人的感想とみどころ
子供がなじみやすいように工夫されている
こちらはあくまでも子供向けの作品となっています。
そのためにさまざまな工夫がされています。
例えば、基本的にはひらがなで読みやすいように工夫がされていたり、登場する家族は人間ですが、それ以外に動物のキャラクターを用いていたりします。
そうすることで子供でもなじみやすくなっていました。
その他にも様々な工夫がされています。

タイトル通りのゲーム要素
タイトルの「どこだ?パパ」の通り、こちらの絵本ではいなくなったパパを探す遊び要素があります。
いうなればウォーリーを探せの要素ですね。
子供たちがただ本を読むだけでなく、遊べる絵本としても作って親しみやすくしているのがよくわかります。
パパを探すだけではなく、最後のページには下記のように探すキャラクターが書かれています。
これらのキャラクターを探すために2回目、3回目と呼んでもらう工夫がされている一冊です。

病院の紹介もしっかり
病院の各部屋の名前や役割についても、子供でもわかるようにかみ砕いて書かれているのがこの本書になります。
特に個人的にすごいなと思ったのは、「売店」の説明。
確かに、普通のコンビニなどとは違い、杖やウィッグなどが販売されている場合もあります。
これは本当にがん患者の人でないとそこまで目がいかないだろうなと思わされました。
ただ、少し「ここはどうだろう」と思うこともありますが・・・。
なんと巻末のQRコードを読み込むと
「どこだ?パパ」の音楽配信のコードとなっていました。
朗読というわけではなく、ひたすら音楽がながれます。
がん患者を題材にした絵本といってもその内容が悲しいものではないように、この音楽もどちらかというと明るい印象のある曲となっています。
こちらの音楽を担当しているのは『ゴリラ祭ーズ』というポップバンドになります。
2017年に高校の吹奏楽部内で結成されたバンドで滋賀県発のスリーピースバンドとなります。3rdアルバムが昨年末にだされたようですよ。
個人的には全国の幼稚園や小学校に
小さい子供でもなじみ深くなるように様々な工夫がされているこちらの絵本。
「病院」というものがどんなところなのか、についてかかれており、「病院=怖い」というイメージを払拭してくれるような内容になっています。
個人的には病院へ通院しているご両親がいるお子さんなどに広く読んでもらいたい、なんなら医療職に興味を持ってもらいたいと思います。
病院関連だけではなく、小学校などでもこの本を扱ってくれないかなと思ったり。



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