ランニングを始めると、
「少しずつ走れるようになってきた」
「体力がついてきた気がする」
と成長を感じることがあります。
しかしその一方で、
「膝が痛い」
「すねが張る」
「足首に違和感がある」
といったトラブルを経験する人も少なくありません。
実際、ランニング初心者が挫折する原因の一つがケガです。
特に始めたばかりの時期は、心肺機能よりも筋肉や関節の適応が遅れるため、自分では大丈夫だと思っていても身体には負担が蓄積しています。
この記事では、ランニング初心者が最初に痛めやすい場所と、その原因について解説していきます。
初心者はなぜケガをしやすいのか
ランニング初心者がケガをしやすい理由は、身体がまだ「走ること」に慣れていないからです。
走ると心肺機能だけでなく、筋肉や腱、関節にも大きな負担がかかります。しかし、これらはすぐに強くなるものではありません。
ランニングを始めると比較的早い段階で、
- 息が上がりにくくなる
- 長く走れるようになる
といった変化を感じることがあります。
すると、
「もっと走れそう」
「距離を伸ばしてみよう」
「少し速く走ってみよう」
と思うようになります。
ところが、心肺機能が成長したからといって、脚や関節まで同じように強くなっているとは限りません。心肺機能と脚の成長速度の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
心肺機能に対して、膝や脚の成長が追い付かないと、
「息は平気なのに膝が痛い」
「体力はあるのにすねが痛い」
という状態が起こりやすいのです。
特にランニングは、歩くよりも大きな衝撃を何度も繰り返し受ける運動です。
初心者のうちは無理に距離やスピードを増やさず、身体を少しずつ慣らしていくことがケガ予防につながります。では実際に初心者はどこを痛めやすいのでしょうか。
一番多いのは膝の痛み
ランニング初心者が最初に痛めやすい場所として、最もよく挙げられるのが膝です。実際に、
「走っていたら膝の外側が痛くなった」
「走り終わった後に膝が違和感を感じる」
といった経験をする人は少なくありません。

膝は走るたびに体重を支えながら衝撃を受け続けるため、負担が集中しやすい部位です。
特に初心者の場合、
- 急に走る距離を増やした
- 急にスピードを上げた
- 疲れてフォームが崩れた
といったことがきっかけで痛みが出ることがあります。
また、体力がついてくると「もっと走れそう」と感じるようになりますが、膝まわりの筋肉や腱は心肺機能ほど早く成長しません。
そのため、私自身もランニングを始めた頃、体力より先に膝に違和感が出ることがありました。
初心者のうちは、
- 少し物足りないくらいで終える
- 距離を急に増やさない
- 痛みが出たら無理をしない
ことが大切です。
膝の痛みを我慢して走り続けると長引くこともあるため、「違和感の段階で休む」くらいの意識を持っておくと安心でしょう。
次に多いのが「すね」の痛み

膝の痛みと並んで、ランニング初心者に多いのが「すね」の痛みです。
走り始めてしばらくすると、
「すねの内側がジンジンする」
「走ると痛いけれど、休むと少し楽になる」
といった症状が出ることがあります。
これは一般的に「シンスプリント」と呼ばれる症状の一つで、初心者ランナーによく見られます。
すねが痛くなる主な原因は、脚の筋肉がまだランニングの負荷に慣れていないことです。
走るたびに足には着地の衝撃が加わりますが、その衝撃を吸収する役割の一部をすね周りの筋肉が担っています。
しかし、ランニングを始めたばかりの頃は筋肉が十分に発達していないため、負担が集中しやすくなります。
特に、
- 急に走る距離を増やした
- 久しぶりに運動を始めた
- 連日ランニングをした
- ペースを急に上げた
といった場合に起こりやすい傾向があります。
また、すねの痛みは最初のうちは軽い違和感程度のことも少なくありません。
そのため、「これくらいなら大丈夫だろう」と走り続けてしまいがちです。
しかし、無理をすると痛みが強くなり、走れない期間が長引くこともあります。
もし走るたびに同じ場所が痛むようであれば、一度休養を取ったり、練習量を見直したりすることも大切です。
ランニングは一日休んだからといって実力が落ちるものではありません。
少し遠回りに感じても、身体の声を聞きながら続ける方が結果的には長く走り続けられるでしょう。
ふくらはぎやアキレス腱も要注意
ランニングに少し慣れてくると、ふくらはぎやアキレス腱に張りや痛みを感じることがあります。
特に、
- ペースを上げた時
- 坂道を走った時
- 急に距離を増やした時
などに起こりやすい症状です。
ふくらはぎやアキレス腱は、走る時に身体を前へ押し出す重要な役割を担っています。
そのため、スピードを上げれば上げるほど負担も大きくなります。
初心者の場合、「最近楽に走れるようになってきたから、少し速く走ってみよう」と思うことがあります。
しかし、心肺機能に余裕があっても、ふくらはぎやアキレス腱はまだ十分に負荷に慣れていないことがあります。
その結果、
- 走り終わった後に強い張りを感じる
- 朝起きるとアキレス腱が痛い
- 走り始めに違和感がある
といった症状が現れることがあります。
最初は筋肉痛との区別がつきにくいこともありますが、毎回同じ場所に痛みや違和感が出る場合は注意が必要です。
無理をして走り続けると、回復に時間がかかるケガにつながることもあります。
ふくらはぎやアキレス腱に違和感を覚えた時は、練習量を減らしたり休養を取ったりしながら、無理のない範囲でランニングを続けるようにしましょう。
足裏や足首の違和感
ランニング初心者は、膝やすねだけでなく、足裏や足首に違和感を覚えることもあります。
足裏や足首は、走るたびに身体全体を支えている場所です。一歩ごとの衝撃を受け止めながらバランスを保っているため、想像以上に大きな負担がかかっています。
特に、
- ランニングを始めたばかりの時期
- 急に距離を増やした時
- 長期間運動をしていなかった人
などは、足裏や足首に疲労が溜まりやすくなります。
また、初心者の場合はフォームがまだ安定していないことも多く、着地の癖によって特定の場所へ負担が集中することもあります。
その結果、
- 足裏が痛む
- 足首に違和感が出る
- 朝起きた時に足裏が張る
といった症状が現れることがあります。
こうした違和感は、最初のうちは軽いことも少なくありません。
しかし、「走れるから大丈夫」と無理を続けてしまうと、痛みが長引く原因になることもあります。
足裏や足首はランニングを支える土台です。
違和感がある時は練習量を調整したり、しっかり休養を取ったりしながら、無理なく続けることを優先しましょう。
痛みが出たら無理をしない
ここまで紹介した部位に共通しているのは、「頑張りすぎ」が原因になりやすいということです。
ランニングを始めたばかりの頃は、「せっかく続けているのだから休みたくない」「少しくらいの痛みなら我慢しよう」と思ってしまうことがあります。
しかし、痛みは身体からのサインです。
筋肉痛のような疲労感であれば問題ないこともありますが、毎回同じ場所が痛んだり、走るたびに悪化したりする場合は注意が必要です。
特に初心者のうちは、
- 走る距離を増やしたばかり
- ペースを上げたばかり
- 運動習慣がなかった
といった理由で身体に負担がかかりやすくなっています。
そんな時に無理をして走り続けると、本来なら数日で済んだ違和感が、数週間から数か月続くケガにつながることもあります。
ランニングは一日休んだからといって、すぐに体力が落ちるものではありません。
むしろ、しっかり回復してから再開した方が結果的に長く続けられます。
大切なのは、「今日走ること」ではなく、「来週も来月も走り続けられること」です。
痛みや違和感がある時は無理をせず、自分の身体の声に耳を傾けながらランニングを楽しみましょう。
さいごに
今回は「最初に壊しやすい場所とその原因」について記事をかいてみました。
ケガを防ぐ一番の方法は、頑張りすぎないことかもしれません。
下のタグから他のランニング記事も参考にしていただければ嬉しいです。


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