ミネラルの働き I(ヨウ素)

今回もミネラルについての記事になります。

ミネラルとは種々の金属のことをさし、五大栄養素の一つとなっています。

今回はその中でも、ヨウ素についての紹介です。

  • Iってどんな働きをするの?
  • Iが多いと/少ないとどういう症状が出る?
  • Iが多くなる時や少なくなる時って?
  • Iはどんな食べ物に含まれる?

といったいつもの内容でお送りしたいと思います。

他のミネラルについても知りたい場合は記事最後にある「栄養学」のタグからお探しください。

Iとは?

I(ヨウ素)とは元素記号53番のハロゲン元素となります。

体内にはごくわずかしか存在しませんが必須ミネラルの一つになります。

体内のヨウ素の80%程度は甲状腺に存在します。

Iの役割

ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に寄与します。T3(トリヨードサイロニン)、T4(サイロキシン)の材料になります。

その甲状腺ホルモンは、基礎代謝の調節や成長・発達に関係します。

甲状腺ホルモンの受容体は細胞の核内にあり、ホルモンが受容体に結合すると、特定の遺伝子の発現を調節します。その遺伝子からできたタンパク質の作用によって、脂質や糖、タンパク質の代謝が亢進します。結果、成長や神経活動が活発になり、基礎代謝の上昇や脈拍数・心拍出量の増加を起こします。

Iが多いと/少ないとどういう症状が出る?

過剰症

過剰なヨウ素は有機化反応を抑制したり、甲状腺ホルモンの活性型への変換を抑制します。

結果、甲状腺機能低下症をおこすことがあります。特に甲状腺炎などにかかっているごく一部の人でみられることがあります。

欠乏症

甲状腺が多く腫れる甲状腺腫が見られます。

ヨウ素が不足し、甲状腺ホルモンがげんしょうすると、フィードバックで脳下垂体から甲状腺刺激ホルモンが分泌され、甲状腺ホルモンを多く作るように指令がでます。そのため肥大していきます。

甲状腺機能低下により、

  • 倦怠感
  • 浮腫
  • 体温産生低下

などがおこります。

胎児や乳児では、発育障害や知能発達障害を起こします。

どういうときに減ったり増えたり??

増える時

ヨウ素を多く含む海藻類の大量摂取やサプリにより過剰にふえることがあります。

また、昆布だしを過剰に摂取することでも、溶けたヨウ素を摂取することになるので注意が必要です。

減る時

逆にヨウ素を腹部海藻類を食べない地域では、土壌中にヨウ素がすくないため欠乏しやすくなります。

日本の場合は、世界で一番海藻を食べる国であり、欠乏することはほぼありません。

Iの多く含まれている食べ物

ヨウ素は昆布やわかめ、のりなどの海藻類に多く含まれます。

また、それらを餌とする小魚やえびなどもやや多めにあります。

さいごに

ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に欠かせないミネラルです。日本では不足しにくい一方で、昆布やサプリの摂り過ぎによる過剰摂取には注意が必要です。

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